CDでは、聴いていたものの
“生”のフジコ・ヘミングを初めて、
オペラシティコンサートホールに、
聴きに行ってきた。
演目は、
ショパンの
「12のエチュード 作品25」に始まり、
「12のエチュード 作品10第3番 ホ長調『別れの曲』」
「同 作品10 第5番変ト長調『黒鍵』」
バッハのゴルトベルク変奏曲より『アリア』」
そして、カンタータより『主よ、人の望みの喜びよ』」
20分の休憩を挟んで、
後半は、
ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」
リストの『ため息』
そして、彼女を語る上で外すことのできないとされる
リストの『ラ・カンパネラ』
約2時間の不思議なコンサートだった。
“不思議”という形容詞を用いたのは、
決して華美でなく、技をひけらかすわけでもなく、
よく耳にするコンクール優勝歴のある著名なピアニストたちの演奏とも違うし、
しかし、“彼女の独特な世界”を醸し出している。
そして、初めての経験だった。
ピアノのリサイタルのアンコールで、
会場に感動の涙をすする音が、
ここかしこに聞こえたのは・・・。
ん・・・・・・
ピアノの技法や演奏そのもののことはよくわからないけれど、
心の深いところに、何か“響く”演奏をする
ピアニストであることは確かだった。
そして、の周りのお客様の中で、
とりわけアンコール曲、ショパンの『遺作』に人知れず涙していた数人は、
皆、人生を重ねた男性が多かったことも、
とても印象に残るリサイタルだった。
“生”のフジコ・ヘミングを初めて、
オペラシティコンサートホールに、
聴きに行ってきた。
演目は、
ショパンの
「12のエチュード 作品25」に始まり、
「12のエチュード 作品10第3番 ホ長調『別れの曲』」
「同 作品10 第5番変ト長調『黒鍵』」
バッハのゴルトベルク変奏曲より『アリア』」
そして、カンタータより『主よ、人の望みの喜びよ』」
20分の休憩を挟んで、
後半は、
ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」
リストの『ため息』
そして、彼女を語る上で外すことのできないとされる
リストの『ラ・カンパネラ』
約2時間の不思議なコンサートだった。
“不思議”という形容詞を用いたのは、
決して華美でなく、技をひけらかすわけでもなく、
よく耳にするコンクール優勝歴のある著名なピアニストたちの演奏とも違うし、
しかし、“彼女の独特な世界”を醸し出している。
そして、初めての経験だった。
ピアノのリサイタルのアンコールで、
会場に感動の涙をすする音が、
ここかしこに聞こえたのは・・・。
ん・・・・・・
ピアノの技法や演奏そのもののことはよくわからないけれど、
心の深いところに、何か“響く”演奏をする
ピアニストであることは確かだった。
そして、の周りのお客様の中で、
とりわけアンコール曲、ショパンの『遺作』に人知れず涙していた数人は、
皆、人生を重ねた男性が多かったことも、
とても印象に残るリサイタルだった。