アヒルのミューズ~LOHASの森~

アヒルのミューズが棲む
“LOHASの森”から発信するブログ

今は亡き、風となった音霊を持った彼方のひとへ

2012-08-17 | 永遠(とわ)の風の丘


音を聴いていると、
その音を紡いだ人のことが、色々と想われる瞬間がある。
また、あるときは、どうしたらこんな美しい音やメロディが
生まれてくるのだろうか・・・
できることなら、その人の頭の中を覗けるものなら
覗いてみたいという衝動に駆られることがある。
音には、よく言われるように、
その想いが“音霊”(おとだま)となって
単に、音符の並びというモノから比べると、
特別な“いきもの”だと思う。
はるかに“生身の人間”っぽくて、
“心の打ち震えるあらゆる想いを”絞り出すように、
糸を紡ぐように、
音がメロディーとなって、
音楽となって、
糸から布へと広がってゆく。

遠い昔?
宇宙が出来た時の音。
地球ができた時の音。
人がこの世に産まれ出るときの音。
人がこの世から去りゆく時の音。
風の音、水の音、海の音、
その他、いろいろ・・・

かつて、地球の上空を流れる偏西風を
音に、音楽に、それも素敵な音楽に変える魔法のような感性を持っていた
作曲家がいた。
綾乃さんには、初めて、
音と心が共振する不思議な、
そして言葉にはならないほどの感動を与えてくれた
その作曲家が、
まだ若くして昨年8月17日、この世を旅立ったことを
このお盆の少し前に、
偶然知って、悲しみと衝撃を受けたそうだ。
音にたくするこだわりも、
そのちょっと近寄りがたい雰囲気や
子供のように音と向き合う様も、
今はもう遭遇することができないと思うと、
涙がこみ上げると、
ポツリと綾乃さんが言った。
音楽と真摯に向き合っていれば、
ふと、風や星や光になって、
これからも遠くて近いどこかから、
ずっと応援してくれると
そう、
信じていると。

じい。
“ひよこ”は、あれからかれこれ9年経ちますが、
少しは、羽が生えて、
成長できているでしょうか・・・
「まだまだ、じゃな。」
と、真っ青な大きな空から、
いまもつぶやいていますか・・・




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