アヒルのミューズ~LOHASの森~

アヒルのミューズが棲む
“LOHASの森”から発信するブログ

精霊馬と田舎の想い出

2012-08-15 | ミューズのある日のアヒル日記


お盆(旧暦)ですね。
どうされていますか?
ふるさとに帰省中の方もいるんだろうなぁ・・・

東京生まれ育ちの綾乃さんが子供の頃、
お盆というと父方のいなか(故郷)に毎年行っていたことを
話してくれた。
は、ペットショップに生後1週間で連れてこられたので、
ふるさとも両親のこともよくわからない・・・

綾乃さんの“ふるさと”のイメージの原点でもある
父方のいなかでは、
お盆の時期、大きな仏壇の前に、
盆飾りを色々と親戚の子供たちがみんなで手伝ってしたそうだ。
で、裏の畑で採れるナスやキュウリに、
お箸で足を付けた思い出もとても記憶に残っているとか。

でも、実は最近まで、不覚なことに、
何故、ナスとキュウリなのかの理由を知らなかった。
東京の家には、大それた仏間や仏壇はなかったので、
お盆というと迎え火や送り火の習慣が印象に大きく残っているだけだったと綾乃さん。

で、ご存知の方も多いのだとは思うけれど、
あの、ナスとキュウリの正体は、
牛と馬なんだよね。
初めて知ったとき、そうかぁ・・・って妙に納得した

お盆お時期、
先祖の霊に戻ってきてもらう時は、“急いで”戻ってきて欲しいから“馬”に似せた“キュウリ”に乗って来てもらい、
帰るときは“ゆっくり”帰って欲しいから“牛”に揺られてのんびりと・・・ということで、“ナス”に見立てたとは、
なかなかのものだ。
田舎の露地物のきゅうりは、都会で売っているようにまっすぐで綺麗なものばかりでないから、
いろいろな形をしていて、かえってリアルだと思うである。

お盆の終わりに行われる、
京都の五山の山焼き と
長崎の精霊船のおくんち は、
いつか生で見てみたいと思う、ふるさと知らずのであった。

コメント
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