スポーツドクターSのざっくばらん

スポーツ障害専門カイロプラクターによる奮戦記。

医学の核となる学問…解剖学

2010-03-05 09:39:43 | カイロプラクティック


ライブドアにVisible human projectというサイトが紹介されていました(⇒こちら)

献体のMRI画像(断層写真)を動画風にアレンジしたものです。





アメリカのカイロプラクティック大学では、最初の1年間はがっちり解剖実習があります。つまり献体を実際に解剖して学びます。筋肉、関節、神経等々、実際にその感触を手で確かめながら解剖していきます。

解剖学は医学の核となる学問ですから、非常に重要です。卒業してから10年以上経過していますが、未だに解剖学の勉強は継続中です。

解剖学に詳しければ詳しいほど、触診を正確に行うことが可能になります。3Dで立体的に解剖学を勉強できれば、さらに理解も深まることでしょう。しかし自分の手を使って献体を解剖していく方法がベストです。

あるカイロプラクティックの大学で解剖学を教えている先生とお話したことがありました。その先生は、「メディカルスクールでは、解剖実習を行わなくなってきている」と言ってました。

何と、メディカルスクールでは、コンピュータを使って解剖学を勉強しているとのことでした。おそらく、上記でご紹介したサイトや教材を使って解剖実習の疑似体験をしているのだと思います。

これには、その先生も嘆いておられました。そして、「カイロプラクティック学校の生徒は、解剖実習に非常に熱心だ。すばらしい」とも仰っていました。

もしかしたら、今年は久しぶりに献体を使って解剖学を学ぶ機会があるかもしれません。

解剖学…カイロプラクターである限り、一生勉強は続きます。

 

 

Dr.S

名古屋・岐阜のスポーツ障害専門カイロプラクティック治療院


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。