スポーツドクターSのざっくばらん

スポーツ障害専門カイロプラクターによる奮戦記。

腰椎分離症は腰痛の原因なのか?

2013-03-11 18:09:01 | カイロプラクティック

腰椎分離症という症状はご存じでしょうか?

背骨の骨(椎骨)の椎峡部と言われる部位が、解離している状態です。原因は骨折(後天的)や、先天的(生まれた時から)に欠損している場合などがあります。

ちなみに腰椎すべり症は、左右両側の椎峡部が分離して初めて発生するものであって、分離症が即すべり症ということにはなりません。

 

整形外科で腰椎分離症と診断されてくる人が多いです。特に小学生から高校生の若年層にその傾向が強いように感じています。

レントゲン検査により腰椎分離症が確認されていますが、ほとんどのケースにおいて分離症が腰痛の原因となっていません。

整形外科では物理的に確認できる原因を単純に自覚症状と結び付けているだけであって、本当に症状の原因であるかどうかは確証はありません。ですから、椎間板ヘルニアの人が手術をしても、坐骨神経痛が改善しないということが起こるわけです。

そのような場合、整形外科的に確認された部分ではなく、他の原因が潜在しているということになります。

それでは、他の原因というのは何でしょうか?それは、物理的に検知できないもの、つまり感覚的に検知できるものです。

われわれカイロプラクターが行う触診検査によってわかるものが、それに当たります。

具体的には、軟部組織や関節の「硬さ」等です。これを機能的問題と言います。

硬さはレントゲンにもMRIにも写らないものですから、整形外科ではまず発見されないでしょう。しかし、非常に多くの人の痛みの原因であることは確かです。

カイロプラクターは目に見えない原因を手によって探り当て、それを治療しているのです。

 

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