予約の合間を縫って、今週末のセミナー(@東京)のための資料作りをやっていた。
今回の内容は約1年前に大阪でも行っているものだが、知識の整理とアップデートのために、調べ物(主に文献検索)をしていた。
真新しい内容はないが、受講者の方はより理解しやすくなっていると思う。
今回のテーマは胸椎、そして肋骨。なかなか動きが複雑なところだ。
胸椎のカップリングモーション(回旋と側屈の連動)が、より分かりにくくさせている。胸椎に関節を持つ肋骨は、さらに複雑な動きをする。
肋骨がずれるとかなり鋭い痛みを伴う。特に体を捻る動作では顕著だ。また呼吸に伴う鋭い痛みが自覚される場合が多い。
鋭い痛みのため、日常生活に支障をきたしているケースも多々ある。
決して多い症状ではないが、年に数人の患者さんがこの症状で来られ、そのほとんどの方は1回の治療で痛みは完全に消失している。
よって、原因(ズレ方)さえわかれば、それほど難しい症状ではないのだ。
しかし、放置しておいてもなかなか痛みは治まらないので、非常に厄介な症状だ。整形外科等による痛み止めや湿布では到底痛みの軽減は期待できない。
それでは、受講者のみなさん、ご期待ください。