今朝はジムが休みということで、トレーニングもお休み。
よって、朝から少しゆっくりすることができた。
「運動」の目的は、人それぞれの必要性に応じていろいろだ。
ボディビルでは、究極的な筋肥大を目的としている。
大会での審査基準の一つが筋肉の大きさだからだ。
しかし、この目的には危険がはらんでいる。それは、筋肥大には際限がないからだ。際限のないものを求めたとしても、それを手に入れることはできない。ゴールなどないのだ。
よって、ボディビルダーの大会時のコンディションは、年々異常さを増している(特にアメリカをはじめとする海外では)。
ボディビルダーが求めているのは、常軌を逸した肉体的コンディションである。それは、狂気の沙汰以外の何物でもない。
驚くかもしれないが、人生の全てをボディビルに捧げている人も少なくない。
果たして、これが正常な心理状況かと言えば、まったくそんなことはない(ボディビルをやっていない人からしたら、至極当たり前のことなのだが)。
ボディビルを離れて眺めると、その異常さがよく観えてくる。
必要と欲の境目をよく見極めなければならない。
