グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

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私が集めた『人生を励ます言葉の数々』

2011-04-18 08:57:53 | Weblog
我ながら、集めた『励ます言葉の数々』はなかなか秀逸ものであると感じている。震災に遭われた方のみならず、なにやら不安に陥っている人たちにも、元気と勇気を与える言葉が多いのに、あらためて気がついた。

ここで、一気に掲載しよう。10分で読めるのでぜひ一週間の初めに一読を!



人生を励ます言葉の数々



『アランの幸福論』

「望んでいることはすべて、人を待っている山と同じ。自らよじ登っていかなければならない」

「不安とは、無意味な動揺に他ならない」

「まず自分がほほ笑まなくて、誰がほほ笑むのか」

「幸せを願う気持ちがあれば、あなたはすぐに幸せになれる」

ふさぎこんでいる人に言いたいことはただひとつ。「遠くに目をやろう」

「幸せだから笑うのではない。笑っているから幸せなのだ。」

「幸福であることは他人に対する義務だ」

「運命は不変ではない。指をパチンと鳴らした瞬間にも、新しい世界が生まれているのだ」

「嘆きも悲しみも、鳥と同じ。ひょいと留まっては、飛び去っていく」



『カーネギー自伝』

・ 私は危機に直面したときに、必ず誰かが救いの手を伸ばしてくれることを信じて疑わない。世間には、たくさん親切な、すばらしい人たちがいる。援助に値する人を探し求めているのである。

・ 貧しい人、困った人にしてあげた仔細なこと、親切な言葉などが、思いもよらなかったような大きな報酬をもたらすのだった。



『ゲーテ格言集』

・ 苦しみが残していったものを味わえ!
苦難も過ぎてしまえば、甘い。

・ 勇気を失ったのは―すべてを失ったことだ!
生まれなかったほうがいいだろう。

・ 一人の人を愛する心は、どんな人をも憎むことはできない。

・ 人間だけが不可能なことをなし得る。

・ 絶えず努めて倦まざる者をわれらは、救うことができる。

・ 暑さ寒さに苦しんだものでなければ、人間の価値などわかりようがない。

・ 気持ちよい生活を送ろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、めったなことに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ、人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。



『ツァラツストラ』-ニーチェ

・ <力>への意志はなにであれ、ほしがったり、手に入れることに存するのではなく、むしろ作り出すことに、そして与えることに存する。

・ 肯定とは意志の最高の<力>である。

・ 肯定のみが回帰するのであり、肯定されるものが可能なものだけが回帰し、歓びのみが戻ってくる。

・ 精神とは、自ら生の中に切り入る生である。

・ 地上に育つもので、高い強い意志以上に、喜びを与えてくれるものはない。それは地の最も美しい植物だ。風景全体がこういう一本の木によって生動するのだ。

・ ツァラトゥストラと共にした一日、一つの祭りが、私に地を愛することを教えたのだ。『これが―生だったのか』 わたしは死に向かって言おう。『よし! それならもう一度』と。

・ ―おまえたち、永遠な者たちよ、世界を愛せよ、永遠に、また不断に。痛みに向かっても「去れ、しかし帰って来い」と言え。



西郷隆盛

-道は一つのみ「是か非か」
 心は常に鋼鉄
 貧困は偉人をつくり
 功績は難中に生まれる
 雪をへて梅は白く
 霜をへて楓は紅い
 もし天意を知るならば
 誰が安逸を望もうか

-地は高く、山は深く
 夜は静かに
 人声は聞こえず
 ただ空をみつめるのみ



中江藤樹

-暗くともただ一向にすすみ行け
 心の月のはれやせんも
 志つよく引立向かうべし
 石に立つ矢のためし聞くにも
 上もなくまた外もなき道のために
 身をすつるこそ身を思うなれ



『夜と霧』-V.E.フランクル

・ いちじるしく困難な外的状況こそ人間に内面的に自らを超えて成長する機会を与える。-著者は、多くのアウシュビッツの囚人はこう思わず、現在の存在を真面目に受け取らず、それをある重要でないものに貶め、過去の生活に思いを寄せることによって現在の前でも目を閉じるのがよいと考えるとしている。そしてそれが、多くの囚人のごとく貧しい生存をするか、あるいは少数のまれな人々(囚人)のごとく内的勝利を得るかの違いとなる。

・ 『「苦悩」という情緒はわれわれがそれに関して明晰判明な(別の)表象をつくるや否や消失してしまう』-スピノザ

・ 『なぜ生きるかを知っている者は、ほとんどあらゆる如何に生きるか、に耐えるのだ』-ニーチェ

・ 人生というのは結局、人生の意味の問題に正しく答えること、人生が各人に課する使命を果たすこと、日々の務めを行なうことに対する責任を担うことに他ならないのである。

・ 人間は苦悩に対して、彼がこの苦悩に満ちた運命と共にこの世界でただ1人1回だけ立っているという意識にまで達せねばならない。-何人も彼の代わりに苦悩を苦しみぬくことはできない。

・ 『苦悩の極みによって如何に昴められし』-リルケ

・ 待っている仕事、あるいは待っている愛する人間、に対して持っている責任を意識した人間は、彼の生命を放棄することはできないのである。

・ 彼はまさに彼の存在の「なぜ」を知っているのであり-したがってまた「ほとんどいかなる如何に」耐えうるのである。



セネカ

・ われわれは自然を指導者として用いねばならない。

・ 理性は自然を尊重し、自然から助言を求める。

・ 幸福に生きるということは、とりもなおさず自然に従って生きるということである。

・ 最高の善は、心の調和である。

・ 宇宙の定めから耐えねばならないことは、大きな心を持ってこれを甘受しなければならない。



西郷南洲翁遺訓集

第22か条
己に克つに、兼ねて気象をもって(精神を奮い起こして)克ちおれよとなり。


第24か条
道は天地自然のものにして、人は之を行なうものなれば、天を敬するを目的とす。天は人もわれも同一に愛し給うゆえ、我を愛する心を以って人を愛するなり。


第25か条
人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし、人を咎めず、わがまことの足らざるを尋ぬべし。


エマソン

・ 人が神と共に生きていれば、神の声はさらさらと流れる小川のひびき、あるいは、とうもろこしの葉ずれの音のように爽やかなものである。

・ 「耐え忍ぶ人のもとには、聖き神々瞬時にして臨む」-ゾロアスター

・ 精神は強く万物を通して生き働こうと努力している。

・ 愛せよ、さらば愛されん。善人は火のように万物をそれ自身の性質に化する絶対の善を持っている。そのため人は善人になんら危害を加えることもできない。

・ 全能の神の声は、「立ちて永遠に進め!」という。

・ 間違いなく年月の経過はあらゆる事実の根底にある深い治癒力を示す。

・ 「自分以外のもので自分に危害を加えうるものはない」-聖バーナード

・ 人は静かに明日に直面し、このようにして、すでに心の底に未来のすべてを掌握している。

・ 「人は自分がどこに行っているかわからないときほど高められることはない」-オリヴァー・クロ ムウェル
 
・ すべてのものを捨てる者がより多くのものを受けるのである。

・ われわれが自然を見るとき、目にうつる破滅もしくは空しさは、われわれ自身の目にあるものだ。

・ 前進する精神は、行く道を、飾り立て、自分の目にふれる美と、自分を恍惚とさせる歌とを、たずさえて進む。

・ 世界でただ一つのものは、能動的な魂です。

・ 慈愛は絶対的であり現実的である。人の持つ慈愛が大きければ、その生命も大きい。すべてのものは、この慈愛という同一の精神から出ている。

・ 人がよい目的を追求する間は、自然の力に助けられるために強い。

・ つくるものの魂が、われわれの中を流れているのを感じるならば、朝の平安が先ず第一にわれわれの心に宿っていることがわかり、そして、引力と科学とその上にある生命との計り知れない力が最高の形を取って、われわれの中に最初から存在していることがわかるだろう。



エマソン、マズロー、エジソン・・・

・ 人間は何かやっているときが一番満足しているものである。-フランクリン

・ 憂きことのなほこの上に積もれかし、限りある身の力ためさん 山中鹿之助


・ 苦難こそが人を育てる。-稲盛和夫

・ 強い意志を持って、一歩一歩地道な努力を日々継続する人は、いくら長い道のりでも、いつか必ず人生の頂上に立つことができる。-稲盛和夫

・ 利他的、博愛的行為であっても、必ず自己に利益をもたらす。-マズロー

・ もっとも尊敬を集める人物、それはもっとも与えた人なのだ。-マズロー

・ 耐える力を持った人間は、ストレスを切り抜けることでいっそう強化され、鍛えられる。-マズロー

・ 夢はあなたの恐怖を「情熱の炎」に変える火花だ。-J.C.マクスウェル

・ エジソンは苦境にさらされると、逆に闘志を燃やすタイプだった。幼いときから孤独には慣れていた。それをいつも癒していたのは、「仕事をすること」だった。

・ エジソンは仕事にかかっていた。課題の突破口を見つけるために考え抜くという仕事である。

・ “目的を持っても希望なく仕事を進めること”がエジソンたちのモットーだった。

・ “私は67歳だ。しかし新しい出発に遅すぎるということはない。すぐ再建しよう。”-エジソン

・ 時局が困難なときほど、機会はより多い。-胡雪岩

・ 窮地から脱する唯一の手立ては勇気と創意。-ナポレオン

・ 先行き知れぬ人生行路の中にあって、何よりも心強い支えとなるのは、人と人との結びつきではないでしょうか。互いに相手をいたわりあう気持ちこそ、何物にも変えがたい心の財産ではないでしょうか。-エマソン

・ ただ苦しみだけが、おまえを、おまえ以上のものに高めてくれる。-ゲーテ


掲載所感:人間は限りない可能性とどんなことにも耐えうる力を持っているのではないでしょうか。そして、それは、自分の心の中にあるのでしょう。

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1 コメント

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一寸先は闇 (フジムラ)
2011-04-18 09:54:19
尾藤さん
ご無沙汰しています。311他本当に一寸先は闇ですね。
日本経済の今後も心配です。
南関東大地震も起こる確率は3年以内で70%です。
こんな時には覚悟をするのに言葉が必要です。
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