京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

冬の終わり

2018-03-19 08:22:04 | 日記
冬の終わり
    金澤 ひろあき
 冬に入ろうかという時期に、手術・入院をした。そして冬の終わりを告げるお水取りを見るに至った。病気はまだ続いているが、軽くはなっている。
 天気も良いので、奈良まで足を伸ばした。春服になっている人もいる。木津川をこえた東大寺あたりで鹿を見た。梅が咲いている。退院後、一番の遠出になる。
 3月14日は、お水取りのおたいまつの最後の日だ。6時20分頃、東大寺の二月堂のあたりから仰ぎ見た。
 時が来ると鐘が鳴る。一本のたいまつが先導して二月堂に上がる。その後、一気に十本のたいまつが上がり、舞台にそろう。一気にやるので、15分ぐらいで終わった。さっと切り上げる最終回という感じだ。自分の目でおたいまつを見ることができたことを喜んだ。
  春風や拳を軽く仁王像      ひろあき
  水取りの最後の下駄の音ぬるむ


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