京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

石山寺千日会

2024-08-19 10:59:18 | 俳句
石山寺千日会
          金澤輝
「一つ一つコツコツ努力を重ねなさい」というのが立派に見えますが、「特定の日に来たら功徳一千倍」と言われると、私のようなずぼら人間はつい乗ってしまいます。
 今年8月9日は、石山寺の千日会。この日お詣りすると、千日分の功徳だそうです。
 石山寺は紫式部ゆかりのお寺。今年はNHK大河ドラマ「光君へ」が好評です。そのためか、心なしか人が多いみたいです。
 「源氏物語」の注釈書「河海抄」に、寛弘元年(1004年)、紫式部が石山寺に参籠し、琵琶湖に映る名月を見て着想し書き始めたと。紫式部が執筆した「源氏の間」、その時使ったという硯が残っています。「源氏の間」には、紫式部のお人形が。
 芭蕉も元禄三年(1690年)に、源氏の間を見て一句。
 曙はまだむらさきにほととぎす  芭蕉
 「源氏物語紫式部御影」という刷り物を復刻版で出しています。
 木陰でふと「源氏物語」の一場面を想って
 月の湖光源氏の青海波 輝




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