京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句自由連句「名前忘るる」の巻

2018-04-18 08:23:57 | 日記
【フリー句 自由連句】
「名前忘るる」の巻   2018年4月
月山の名前忘るるうまさかな      金澤 ひろあき
名前飛んでも顔は飛ばないイヤな奴   青島 巡紅
細かいこと後回しにして花見      ひろあき
美人さんより花散る一瞬の永遠     巡紅
ひとひらの夢が残っている限り     ひろあき
愛する人の腕に抱かれた人は思い出せる 巡紅
歩みをそろえて渡ったもどれない橋   ひろあき
戻れない橋なら壊して新たな橋     巡紅
定説を書き変えている骨が出る     ひろあき
一本の歯から変わる進化の流れ     巡紅
蝶の羽根暗示している図柄持ち     ひろあき
仮説定説という集団暗示今日も変わる  巡紅
場当たりで海路を南に取っている    ひろあき
ロケットは片道切符の純情で飛び出す  巡紅
過去捨てるつもりで花が散っている   ひろあき
葉桜になるから桜紅葉があるのです   巡紅
太陽を友だちにしている水着      ひろあき
水着の大胆どこ行く下着姿       巡紅
せせらぎの音子守歌夕涼み       ひろあき
朝日に濡れてツユクサから露落ちる   巡紅