冬霧
金澤 ひろあき
冬霧が濃かった朝。また句がたくさん出た。
冬霧のような馬鹿だと言ってやる
ストーブを相棒にうたた寝の病後
ストーブにひとりごと多くなった病後
死ななかった体の芯まで日向ぼこ
寒かった閉店間際の売れ残り (結局買わなかったけどね)
また医者に呼ばれているよ年の暮れ
ひとりごと鬼ごっこの鬼すねている
目薬をさす沈黙の深いこと
年の暮れ弱い私の居場所なし
金澤 ひろあき
冬霧が濃かった朝。また句がたくさん出た。
冬霧のような馬鹿だと言ってやる
ストーブを相棒にうたた寝の病後
ストーブにひとりごと多くなった病後
死ななかった体の芯まで日向ぼこ
寒かった閉店間際の売れ残り (結局買わなかったけどね)
また医者に呼ばれているよ年の暮れ
ひとりごと鬼ごっこの鬼すねている
目薬をさす沈黙の深いこと
年の暮れ弱い私の居場所なし