小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
(リンクはご自由にどうぞ。ただし転載はご遠慮ください。)

心は山に

2009年05月11日 09時30分50秒 | 小千谷(新潟)
「新潟に嫁に来てよかった~
と感じる瞬間があります。
それは春が来て山菜を初めていただくとき。

からっからにのどが乾いたときに一口目のビールがうまいように

・・・ってそんなものに例えてはいけませんね

先日、十二平(じゅうにだいら)出身の方から「うど」と「木の芽」をいただきました。
この春二度目の木の芽うれし
さっとゆがいてマヨネーズとしょうゆで和えものに。

うどは灰汁を抜いてから白いところは自家製みそで。
皮はきんぴらに。
葉っぱは天ぷらにしていただきました。

小千谷市の中でも最も雪深い十二平の山菜は雪のおかげでえぐみも少なく本当に贅沢なごっつぉ~です。

この十二平という集落は旧山古志村と中越地震の震源地川口町にはさまれた山あいの小さな集落でした。
地震で甚大な被害を受け平場に集団移転しましたが、「自分たちの山」をいつまでも愛し誇りに思っているお気持ちがものすごく伝わってくるんですよね。

子供たちも箸を休めるときなし。
ふだんのおかずは子供にわけることはありますが山菜は別!
このときばかりは旦那も私も目がギラギラしてました。
ほかのおかずなんかあとまわし・・・。
山菜ばかりに10本の箸がのびてはひっこみのびてはひっこみ。
ときどき「くー!!」とか「うまー!」と天井をあおぐだけで全員ほとんど無言。
目だけチラチラ?!

ヨネスケが来たらいい映像になりそうな食卓でした(笑)
ごちそうさまでした!


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