雨の京都

今日は天気予報では雨。外れろ、外れろと念じていたがやっぱり雨であった。昼からは、前から京都に行くと決めていたのに～。

雨だからいくら京都でも人出が少ないだろうといいほうに考え、小雨の降る中をお出かけした。初志貫徹じゃ。

養源院とその向かいの三十三間堂に参拝。

養源院は去年の冬に行ったときは、大河ドラマの関係で特別公開が多く、お庭や本堂の奥の間もみせていただけたが、今回は公開されてなくて残念。本堂の周りをゆっくりと回った。参道のカエデが雨に打たれて青々と美しかった。太閤秀吉の桃の古木も健在であった。

三十三間堂は久しぶりだったので、はじめてのような気分であった。千と一体の仏とご本尊様、そして二十八部衆はやっぱり圧巻である。奈良仏師の棟梁、湛慶とその弟子たちが集団で出張？してきてこの多くの仏様を彫り上げたと解説にあった。できあがったのは湛慶82歳の時である。いったいどのくらいの人手と年月がかかったものだろうか？仏師たちは仕事が終わってまた奈良に帰ったのかしら？とにかく大勢の仏師をまとめこんだけの事業を成し遂げた棟梁湛慶には頭が下がる思いがした。

三十三間堂の広いお庭を散策していたら早や閉館の案内が。八重桜が庭に散っていた。桜の時季にまた来よう。

京阪で四条祇園に。ついこの前、このあたりで痛ましい事故があったのかと思うと胸が痛む。実際に歩いてみる。本当に細い道なのに車がびゅんびゅん走ってくるのだ。風情のある通りでそぞろ歩きしたいような道であるのにこんなにびゅんびゅん車が走れるようになってること自体おかしいのではないんか？

なんて考えてるうちに夕ご飯の時間である。いきつけの鳥屋さんに行って（この前行ったときもそういえば雨だった）伏見のおいしい酒と地鶏料理をいただいた。伏見の本店にも久しく行ってない。今度は伏見に行ってみたいなあ。

いい一日でした。