花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

形に魅せられた花、ネコノヒゲ、ヒガンバナ、カリガネソウ、ヤマウド、他。

2022-09-18 | 野草(花)
花には色々な形がありますが、雄しべに特徴の花中心に
比較的にユニークで好きな花を並べてみました。

ネコノヒゲ(猫髭)  別名:キャッツウィスカー、クミスクチン等
シソ科クミスクチン(ネコノヒゲ)属、多年草(1年草扱い)、インド原産、花期:6月~11月、
ピンとした雄しべが猫のヒゲに似ていることから、和名がネコノヒゲ。
茎先に輪散花序を出し、茎の下の節から開花します。
花は白色または紫色を帯びる長い筒状の唇形花です。


ヒガンバナ(彼岸花)   別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)沢山の別名を持つ。
ヒガンバナ科ヒハンバナ属、多年草、球根植物、中国原産、花期:9月中旬頃、
道端や田んぼのあぜなどに群生し、秋の彼岸の頃(秋分の日を含む前後3日間 -名の由来)に、
花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花だけが咲き、秋の終わりに葉が伸びて夏に枯れる。
花は1週間経つと傷みだし、花茎共々枯れてしまいます。

トケイソウ(時計草)
トケイソウ科トケイソウ(パッシフロラ)属,多年草、花期:5月~10月(種により異なる)
個性的な花の形を時計の文字盤に見立てたことから時計草の名があり、
特徴的な造形美のある美しい花が魅力の熱帯植物です。

カリガネソウ(雁草、雁金草 )   別名:ホカケソウ
シソ(クマツヅラ)科カリガネソウ属、多年草、花期:8月~9月、
葉の付け根から花茎を伸ばしその先に数輪ずつの花(1cmほどの大きさ,色は青紫糸)。
花びらは5枚で、下の一枚が大きめで白い斑点が入ります。雄しべと雌しべの姿が
非常に特徴的で、最初上向きに伸びて途中でくりっと大きく下に湾曲します。



ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:8月~10月、
花は茎の先や葉腋に1〜3個つき、上向きに咲く。花被片は紅紫色〜暗紫色の斑点があり、
上半部は平開するが、ヤマホトトギスのようにそり返ることはない。
時期も少し遅い。
花被片の反り返りだけでは先始めかもとも思われるが、花柄に毛があるのでこちらに。

ヤマホトトギス(山杜鵑草 )
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:7月~9月、
ヤマジノホトトギスとよく似ていて判別は非常に難しいが、
花被片が強く反りかえっているのでヤマホトトギスとした。


ツリフネソウ(釣船草 )
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、1年草、花期:8月~10月、
花序は、葉の上部に斜めに立ち、紅紫色の花を付ける。
距はいちじるしく後ろに突き出て渦巻状になる。
この花が咲き始めると秋が来た感がします、まだ咲き始めてたばかりで蕾状態が多い。
雄しべは5本ありますがお互いに合着して柱頭を囲んでいます。

キツリフネもありますが、夏に咲いていたので、2022/07/15投稿済参照。

ヤマウド(山独活)   別名:ウド
ウコギ科タラノキ属、多年草、花期:8月~9月、
ウドは山菜として有名で、山ウドはややアクが強い。
花は、散形花序ごとに雄性期から雌性期になり、同じ散形花序内での自家受粉を避ける仕組みになっています。
分かり難いですが雄性期の 小さい5枚の花びらと5本の雄蕊が見えます。
特に目新しいものがあるわけではありませんが、季節の風物詩的にアップしました。
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