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花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

ショッピング合間の昆虫観察、カラスウリの葉を食い荒らしたのは何(?)

2021-10-15 | 昆虫
週に1回ないし2回はショッピングセンター等に食料品中心の買い物日です。
運転手として行きますが、できるだけ密を避けるため(?)に、近くの児童公園で時間を潰す。
児童公園とは名ばかり只々空き地に草があるだけで子供がいるのは見たことがない。
しかし歩道の草刈りはされています。


柵があるも、ご覧の様にカラスウリの蔓に覆われています。
葉もボロボロに虫に喰われています。
しかし喰われた後ですので、何が喰ったのか近くに虫は見当たりません。
犯人捜しの気分になり1枚1枚葉の裏側をめくって見てみました。
⑨??後述
大小様々の大きさのこの幼虫がいました。何の幼虫か分かりませんでした。

これらの虫でこの被害になるのかなと、捜索範囲を広げて探してみました。
下の①~⑧およびカタツムリの大きいのや小さいものがいました。

①クロウリハムシ            ②ニレハムシ

③セスジツユムシ            ④シマサシガメの若齢幼虫

⑤キマダラカメムシ  いつも見るのより黒っぽいし、腹側も白過ぎるが、

⑦??不明  ウスチャヤガ? オオバコヤガ?

⑧カマキリ  虫を捕食中。

先ずカラスウリなのか、似たものにキカラスウリがあります。
実がなっていて赤い実ならカラスウリ、黄色い実ならキカラスウリですが、
これだけ沢山の蔓があるのに実は一つも見つけることが出来ませんでした。
雌雄異株ですので、全て雄株か? 葉の形からカラスウリと判断しました。

カラスウリの花は夜だけ咲くので、白く明るい色と良い香りで誘い、
スズメガの仲間が花粉を運んでくれるようです。
花期は7月~8月で、秋に赤い実を付ける。

ウリ科の葉を食餌にしている昆虫は、ウリハムシ類やトホシテントウ、ニジュウヤホシテントウ等の昆虫が集まるようです。


ウリハムシは、「トレンチ行動」という習性があり、かじる範囲を予め決めておくようです。
これはカラスウリが、葉をかじられると、妨害成分を出し、かじられた場所を咀嚼しずらくする為です。
こんなに所にも虫と植物の駆け引きがあるんですね。

結果として主犯は、クロウリハムシだと思います。一時期ウリ科の葉でいつも
見ていました。
次に葉の裏に居た⑨のトホシテントウの幼虫が挙げられます。
⑨トホシテントウの幼虫 テントウムシ科 6-9mm、5‐9月、
成虫も幼虫もアマチャヅルなどのカラスウリ類の葉を食べる。

セスジツユムシは、キリギリス科の仲間は肉食系だがセスジツユムシは草食系、
少し関係あるかも。 

シマサシガメの幼虫は、肉食系、以下その他も濡れ衣で葉を食い荒らしたとは、
断定できませんでした。

買い物合間の観察でした、分からないことだらけで暇老人とは言っていられませんでした。
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