花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

珍しい花弁(萼片)の一部が葉っぱのクレマチス。他シロタエギク、スカシユリ等

2021-06-30 | 自宅の花
天候は相変わらず、はっきりしてません。
出歩いていませんので、庭の花からです。

庭の草藪の中に赤い花が、かき分けて見たらクレマチスが1輪咲いていました。
バランスが悪いと思ったら花弁の一部が葉っぱに変異していました。
クレマチスの花弁は退化して、花弁に見えるのは萼片とは知っていましたが、
一部が葉になっているのは初めて見ました。

クレマチス (ビチセラ系)  
キンポウゲ科センニンソウ属、多年草、花期:5月~10月、
ビチセラ系クレマチスはイタリアンクレマチスとも呼ばれます。
四季咲きなので一年に何度も花を楽しめるのが魅力ですね。
新枝咲きです、その年に伸びた枝に花を咲かせることです。
古いツルから花を咲かせることはありません。
後ろから見ると途中から立派な葉になっている。
葉はこの形、つる性の木には一輪も咲いていません。(古い枝を剪定しなくてはならない)
変なことで管理不行き届きがバレましたね。旧枝咲きクレマチスの一部は既に投稿済です。

キンポウゲ科の花には、萼片が色づいて花弁状に見えるものが多いですね。
もともとは、萼片は緑色が多く、葉と同様に考えられていましたので、
一部だけが色が付くのはイヤだと思ったとしても、考えられなくもないですね。
自分一人の勝手な解釈です。

以下は、その他の庭の花からです。

シロタエギク(白妙菊)   別名:ダスティーミラー、セネシオ・シネラリア
キク科セネシオ属、多年草、地中海沿岸原産、花期:6月~7月
シルバーリーフといえば、必ずといっても良いほど名前があがる植物です。

スカシユリ(透百合 )   別名:ハマユリ、イワユリ(野生種)
ユリ科ユリ属、多年草、花期:6月~8月、
杯状の花を上向きにつけることが特徴。
花びらの付け根部分が細く、茎の基部が透かして見えることが名前の由来です。  
スカシユリは寒さに強いですが、暑さには弱い植物です。


キクイモモドキ(菊芋擬き)   別名:宿根ヒメヒマワリ
キク科ヘリオプシス(キクイモモドキ)属、多年草、北米原産、花期:7月~10月、
葉は対生する単葉で、卵形~卵状楕円形で、先が鋭くとがり、基部は次第に狭くなって葉柄に流れ、狭い翼となります。 

似た花のキクイモはヒマワリ属で、咲く時期もやや遅い。

ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)
クマツヅラ科イワダレソウ属、常緑多年草、ペルー原産、花期:6月~9月、
芝生に次いで、踏んでも丈夫なグランドカバーとして人気のあるヒメイワダレソウ。 
白もしくはピンクの3㎜ほどの花が10前後密集し丸みを帯びた花となり咲きます。 
未だ咲き始めたばかりですが、もうしばらくすると沢山咲き揃うかと。

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