先日ピアスのお話を書きましたが・・・
今日はピアス後のトラブルのお話を。
手術でもピアスでも、よく患者さんが言われることは、「夏は化膿しやすいから冬の方がいい」・・・でも、ほんとは夏でも冬でも関係ありません。気温が高くなれば果物や生ものは傷みやすくなりますが、生きている人間の体温は夏でも冬でも気温より高いわけで・・・とくに夏が化膿しやすい、ということはありません。きちんとした処置さえしておけば、ピアスホールが化膿するなんて考えにくいのですが・・・
ピアスホール作成後のトラブルとしては・・・
①不潔にしていたためのトラブル
②消毒液のトラブル
③ファーストピアスをはずす時期が早すぎるトラブル
④ケロイド
があります。
まず①不潔にしていたためのトラブル
ありがちなのは、耳たぶの前側は見ていても、後側を見ていないケース。
耳たぶの裏側とピアスのキャッチの間は滲出液や垢がたまりやすいところです。耳たぶとピアス、耳たぶとキャッチの間に隙間があくようにして、シャワーで流したり綿棒で汚れをとったりして下さい。洗うときはシャワーや普通の水道水でかまいません。洗顔や普通の石鹸を泡立ててあらっても
OK
です。
そして②消毒液のトラブル
消毒薬は皮膚への傷害性も強くて、かえってかぶれを引き起こすことが多くあります。最近は消毒薬を処方しないところが増えてきているようですね(当院もそうです)。
ところが「水道水で洗うことで十分ですよ
」とご説明しても、市販の消毒液を使ってかぶれてしまう方もいらっしゃいます
水道水で十分・・・いえ、水道水でよく流すほうがいいんですよ~
いちばん多い原因かも・・・③ファーストピアスをはずす時期が早すぎるトラブル
ピアスホールが出来上がる、ということは、ピアスホールの内側の「傷が治って」「上皮化する(皮膚ができあがる)」ということです。耳たぶでも最低1ヶ月はかかります。
ピアスをあけるときに、
耳たぶなら「最低1ヶ月以上・・・できれば3ヶ月はファーストピアスをつけておいて下さい」とお話します。軟骨ピアスやボディピアスならさらに長く、半年~1年、あるいはそれ以上の時間が必要です。
早く新しいカワイイピアスをつけたい
という気持ちはわかりますが、まだ出来上がっていないホールのピアスを入れ替えると、ホールの内側を傷つけたり、ホールの形が悪くなったり小さくなったり・・・とトラブルの原因になります
長くなってきましたので、続きはまた次回・・・
カリスクリニック
今日はピアス後のトラブルのお話を。
手術でもピアスでも、よく患者さんが言われることは、「夏は化膿しやすいから冬の方がいい」・・・でも、ほんとは夏でも冬でも関係ありません。気温が高くなれば果物や生ものは傷みやすくなりますが、生きている人間の体温は夏でも冬でも気温より高いわけで・・・とくに夏が化膿しやすい、ということはありません。きちんとした処置さえしておけば、ピアスホールが化膿するなんて考えにくいのですが・・・

ピアスホール作成後のトラブルとしては・・・
①不潔にしていたためのトラブル
②消毒液のトラブル
③ファーストピアスをはずす時期が早すぎるトラブル
④ケロイド
があります。
まず①不潔にしていたためのトラブル
ありがちなのは、耳たぶの前側は見ていても、後側を見ていないケース。
耳たぶの裏側とピアスのキャッチの間は滲出液や垢がたまりやすいところです。耳たぶとピアス、耳たぶとキャッチの間に隙間があくようにして、シャワーで流したり綿棒で汚れをとったりして下さい。洗うときはシャワーや普通の水道水でかまいません。洗顔や普通の石鹸を泡立ててあらっても


そして②消毒液のトラブル
消毒薬は皮膚への傷害性も強くて、かえってかぶれを引き起こすことが多くあります。最近は消毒薬を処方しないところが増えてきているようですね(当院もそうです)。
ところが「水道水で洗うことで十分ですよ


水道水で十分・・・いえ、水道水でよく流すほうがいいんですよ~

いちばん多い原因かも・・・③ファーストピアスをはずす時期が早すぎるトラブル
ピアスホールが出来上がる、ということは、ピアスホールの内側の「傷が治って」「上皮化する(皮膚ができあがる)」ということです。耳たぶでも最低1ヶ月はかかります。
ピアスをあけるときに、
耳たぶなら「最低1ヶ月以上・・・できれば3ヶ月はファーストピアスをつけておいて下さい」とお話します。軟骨ピアスやボディピアスならさらに長く、半年~1年、あるいはそれ以上の時間が必要です。
早く新しいカワイイピアスをつけたい


長くなってきましたので、続きはまた次回・・・


