THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

新田一郎&MMP&AB’S&HORN SPECTRUM

2014-08-08 02:07:08 | free form space

先述の「スペクトラム」続編です。

彼らのスペクトラム前後の代表的活動作品などを一部ピックアップ。

まずは懐かしの男性アイドル「あいざき進也(運動神経抜群でした)」デビュー2年目での初ライブアルバムでMMPが演奏しています。

MMPってミュージック・メディア・プレイヤーズの頭文字だったのですね。

ちなみに全19曲収録の「ジャンプ・オン・ステージ」というこのLP。

B面は彼のアイドルソング中心ですが、何と驚いた事にA面前半はごっつい洋楽ロックナンバーで占められています。

一部の日本語歌詞やMCが初々しい。

「クリムゾンキングの宮殿」「ハートブレイカー」「ユー・キープ・ミー・ハンギング・オン」「悪夢」「対自核」・・・物凄い選曲。ポップス系やビートルズ、ストーンズをやらずにこの路線。案外彼はこういうのが大好きなんだろうねえ・・・・親近感が沸いてきました。

そして伝説の女性アイドル3人組み、キャンディーズのあまりにも有名な「1978ファイナル・カーニバル・プラス・ワン」(LP3枚組)

ここでMMP&ホーン・スペクトラムが同じステージに立ちます。

また同事務所「アミューズ」に所属している同士の縁でデビューしたての「サザン・オール・スターズ」のアルバムにもホーン・スペクトラムは演奏&ホーンアレンジで参加(写真CDは熱い胸騒ぎ、10ナンバーズ・カラット)。

もちろん衝撃のデビューヒット曲「勝手にシンドバッド(当時のヒット曲、勝手にしやがれと渚のシンドバッドを合体させたタイトル)」でも大きく貢献。

卑猥な歌詞がユニークな「女呼んでブギ」も隠れた名曲。

お返しとしてスペクトラム解散コンサート武道館ではオープニングで桑田佳祐氏が延々MCを担当していたり、スペクトラム・メンバーのソロ作品にサザンのメンバーが客演していました。

スペクトラム解散後、リーダーだった新田よろしく一郎氏は数枚のソロ作品を発表(写真は残像2番アフター・イマージュ、KOTOBUKI3番)。

でも「スペクトラム時代」の栄光をひきずる事を良しとせず、以降はプロデュース業が仕事の中心となります。

なかでも後継者バンドとでもいえそうなTOPSのプロデュースには相当力を入れていました。

このTOPSも大所帯編成、ホーンセクションを加えた本格的ファンク歌謡ブラスロックバンド。

スペクトラムとはまた一味違った派手でコミカルかつユニークな超絶技巧派バンドでした。

スペクトラムの中では一番ルックスも良かったために女性ファンが多かったギタリスト西慎嗣(もちろんテクニックも折り紙つき)もソロ作品を発表。

私はあの日本ロック界のスーパースター矢沢永ちゃんの代々木オリンピック屋内競技場でのE’ツアーでギターを担当していた西氏の姿を確認しました。

縦横無尽に弾きまくる相変わらずの長髪姿が素晴らしかったなあ。現在は四国在住だそうです。

スペクトラムのリズム隊はギタリスト吉野藤丸氏とフュージョンバンドAB’Sを結成。メンバー5人の血液型がA2人、AB3人だということで命名。

写真下2枚はフル・アルバムと12インチ。

吉野氏は函館出身、日本が誇る大御所ミュージシャンとして藤丸バンド(西条秀樹のバックを担当)、そして海外進出も果たしたショーグンとしての活動などがあまりにも有名。

ASB’Sは後に再結成してライブも行っています。メンバーの華麗なるベーシスト渡部直樹氏は藤丸バンド、MMP,スペクトラムを経てスタジオミュージシャン、ソングライター、アレンジャーとしてアン・ルイス、山田邦子、大黒摩季、B’Zなどで見事な手腕を振るっています。

そして現在、スペクトラム、TOPSのリズム&ホーン・メンバー数人が結成した本格的ブラスロックバンドBLUFFが熱い視線を浴びています。

ライブの大半が初期シカゴの迫力ある曲目。

その中にオリジナルを取り込んで積極的に活動中。アルバムも発表しています。

ギタリストは元アイドル・バンドCCB(大ヒット曲ロマンチックがとまらない)の米川英之氏。

 

 

 

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