今年も79回目の原爆の日を迎えた。広島市中区の平和記念公園では、市主催の平和記念式典が開かれ、被爆者や遺族、岸田文雄首相ら約5万人が参列した。
松井一実市長は平和宣言で、「国際問題を解決するために武力に頼らざるを得ないという考えが強まっていないか」と危機感を表明。東西冷戦の終結を例に、「為政者が断固とした決意で対話すれば、危機的状況は打破できる」として、核抑止力に依存する政策からの転換を訴えた。
国政にタッチできない市長が実現不可能な空論を述べても仕方がない。しかし79回も原爆の日を迎えその都度核廃絶を唱えながら未だに実現できてないどころか、核は拡散し核戦争の危機がより差し迫ってきているという現実を日本人は理解すべきである。
日本と敵対する要素の多いロシア・中国・北朝鮮が日本を破壊できる核兵器を保有する中で、日本の安全保証はますますアメリカの核への依存を高めているというのが世界の常識である。
残念ながらロシアや中国、北朝鮮の指導者の善意に日本の安全を任せるという選択はどうみても理性的な選択ではない。
自衛隊をどんなに増強しても核兵器を使用されたら太刀打ちできない。理想論として核廃絶を唱えても、現実の政治情勢と軍事バランスを考慮し理性的に判断すれば、日本はアメリカの核廃絶を主張することはできない。
松井一実市長は平和宣言で、「国際問題を解決するために武力に頼らざるを得ないという考えが強まっていないか」と危機感を表明。東西冷戦の終結を例に、「為政者が断固とした決意で対話すれば、危機的状況は打破できる」として、核抑止力に依存する政策からの転換を訴えた。
国政にタッチできない市長が実現不可能な空論を述べても仕方がない。しかし79回も原爆の日を迎えその都度核廃絶を唱えながら未だに実現できてないどころか、核は拡散し核戦争の危機がより差し迫ってきているという現実を日本人は理解すべきである。
日本と敵対する要素の多いロシア・中国・北朝鮮が日本を破壊できる核兵器を保有する中で、日本の安全保証はますますアメリカの核への依存を高めているというのが世界の常識である。
残念ながらロシアや中国、北朝鮮の指導者の善意に日本の安全を任せるという選択はどうみても理性的な選択ではない。
自衛隊をどんなに増強しても核兵器を使用されたら太刀打ちできない。理想論として核廃絶を唱えても、現実の政治情勢と軍事バランスを考慮し理性的に判断すれば、日本はアメリカの核廃絶を主張することはできない。