大助の駆けある記

日本共産党・木佐木大助の山口県議会通信

12月県議会が始まりました

2011年12月07日 | 記事

 12月県議会が、1130日から1216日までの17日間の日程で始まりました。

 県は874500円の補正予算を追加し、本年度の一般会計予算総額が75696300万円とする予算案を提案しています。併せて、来年331日をもって廃止する予定の3公社(土地開発・道路・住宅供給)関連議案など15議案が出されています。

 今議会の最大の焦点は、「赤字解消」を口実に、愛宕山開発跡地を空母艦載機移駐を前提とした米軍住宅建設を公言している防衛省に売却する岩国基地問題です。

 代表質問は125日。一般質問は6日から9日までの4日間です。
 
 私は、9日の午前中に一般質問を行います。主な質問項目は、以下の通りです。

(1)知事の政治姿勢
 
 ①米軍岩国基地問題
 
●極東最大の米軍基地へ大きく踏み込む愛宕山の防衛省への売却問題
 
●米兵・軍属犯罪への対応と、日米地位協定…運用改善ではなく抜本改定を

 ②上関原発問題
 
●3・11から9ヶ月、原発問題への知事の基本認識と上関原発計画への対応
 
●県振興財団の解散、借金整理と中電株売却問題、筆頭株主としての今後の対応

(2)中山間地振興問題
 
●長門・黄波戸の朝市存続決定から学ぶ中山間地振興への教訓
 
●中山間地を完全に破壊するTPP問題

(3)安心できる介護保障めざして
 
●介護保険の制度改変にともなう課題と今後の県の対応

(4)雇用問題
 
●公社廃止にともなう問題点と関係職員の雇用確保
 
●社会福祉法人「かじみつ園」での不当解雇に対する最高裁判決と職場復帰問題

 代表質問と一般質問には18人が立ち、論戦を繰り広げます。以下その日程です。

【代表質問…4会派】
 
①守田 宗治(自民党)下松、②竹本 貞夫(自民新生)山陽小野田
 
③西嶋 裕作(民主・連合の会)山口、④小泉 利治(公明党)宇部

【一般質問…14人】
 
①河村 敏夫(自民党)周南、②橋本 尚理(自民・新生)岩国
 
③加藤 寿彦(民主党)下関、④先城 憲尚(公明党)下関
 
⑤新藤 精二(県政ク)山陽小野田、⑥藤本 一規(共産党)宇部
 
⑦神田 義満(とことん)防府、⑧井原寿加子(草の根)岩国
 
⑨佐々木明美(社民党)宇部、⑩合志 栄一(新政ク)山口
 
⑪河野 亨(自民党)光、⑫戸倉多香子(民主党)周南
 
木佐木大助(共産党)下関、⑭星出 拓也(自民党)柳井

●二井知事…「不出馬」を重ねて表明、正式表明は「2月までに結論」
 
 十二月五日、第二会派・自民党新生会の竹本議員の代表質問に対する答弁で、二井知事は来年の知事選について、「基本的には今任期をもって知事の職から身を引くとの気持ちは変わっていない」と明言。「最終的な結論は来年二月までに」と正式表明は先送りしたものの、来年八月に四期目の任期が満了する県知事選には出馬しない意向を重ねて表明しました。
 
 二井知事は今期限りの引退を前提として、「県づくりの加速化プラン」や「三公社廃止を柱とする県政集中改革の総仕上げ」そして最大の焦点になっている「愛宕山開発跡地の防衛省への売却」など集中して取り組み、来年度予算案発表時期に正式に態度表明する考えを示しました。

●教育の充実求め請願書提出…7万6766筆に込められた願いの重み
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 代表質問など議会論戦が始まった初日の12月5日の昼休み、「山口県ゆきとどいた教育をすすめる会」(外山英昭代表)と、「県私学助成をすすめる会」(福本卓雄会長)は、県議会内で署名提出集会を開き、保護者負担の軽減や公私間格差是正などをもとめる県議会あての請願署名7万6766人分を、請願書とともに柳居俊学議長に手渡しました。

 外山代表は「山口県は全国にさきがけて小中学校のすべての学級で35人学級が実現しました。しかし、教職員の数は増えておらず、学校ではゆとりがありません。教職員の定数を増やしてほしい」と訴え、福本会長は「公立高校授業料無料化が実施され、私学には、就学支援金が支給されるようになったが、公私間の格差は残されたままになっています。特別就学補助金の拡充を」と私学への補助金の増額を要請しました。

 応対した柳居議長は「執行部とも連携をはかり、将来を担う子どもたちの教育環境の充実のため努力していきたい」と答えました。提出集会には、日本共産党から藤本団長と私・木佐木の2人、民主・連合の会からは加藤県議、社民党は佐々木県議、会派とことんの神田議員、草の根の井原県議などの6人の県議が同席し、それぞれ挨拶を行い、請願採択への決意も表明し参加者と交換しました。



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