日々☆そうそう

SAYの思いつき日記です。北海道美瑛への移住生活になりました

数字トリック

2010年05月31日 | 日記
土曜は、某家電店の携帯売り場で2時間近くかかってしまったが、改めて数字の言い方に注意しなくてはいけないことを勉強する機会を得た。

なにがあったかというと、携帯購入時の「金額の説明」について。
お客様に、どのように数字の魔力で安く感じさせるかに一生懸命であるということと、説明をはぐらかすことで間違いが発生したままになってしてしまうかということである。

たとえばの数字ではあるが、今までの携帯で毎月4,000円支払っているAプランに、新しい携帯に機種変更すると24カ月1,500円払うことになるとする。
しかし、このタイミングでAプランから3,200円のBプランに変更することができる。
AプランもBプランも、ちょっとした制限はあるもののだいたい似たようなものなので、Bプランにしても影響はない。

さて、この店員は上記を説明をせず「現在のAプランに24カ月"700円"足すだけで新しい携帯に変更できる。しかも、Bプランに変更できるので安くなるので払う金額はほぼ変わらない」ということを連呼した。
そういわれると、「Bプランに変更して、新しい携帯の700円を足した3,900円」を24カ月払うものだと思ってしまった。
念のために「プランを変更して、700円だけあがるの?」という質問に対しても、そのへんをぼかしながら「今とあまり変わりません」という返事にすり変えてくるから間違いないのだと思ってしまう。

たぶん店員はだまそうと思ったのではなく、「最終的にあまり変わらないよ」ということを強調したかったのだろう。
ところが、最初の金額設定について理解不十分な人に対して、いくつかの数字を言ってくるので、どれに何を足すかを不明慮なままで間違った「自分に都合のよい数字」に捕らさせられてしまったわけだ。

店員から説明してほしかったのは最初に書いたように。「Aプラン4,000円+新しい機種で24カ月1,500円で5,500円だが、Bプランにすると3,200円+24カ月1,500円で4,700円となり700円しか上がずにすむ」ということ。
「今より700円あがること」が重要なのに、「今とさほど変わらない」というのは違うでしょう。

夫婦ともに混乱してしまい、購入手続きの途中の何度目かの確認でやっと上記であることがわかったときには、すでに1時間以上すぎてしまっていたとは、なんとも情けない話である。

その後、店長より説明の仕方に問題があったことをお詫びいただいたのだが、資料破棄などの手間でさらに時間だけかかって、手にしたものは何もなし。
残ったのは、「自分でも、相手の立場に立った説明を心掛ける」という戒めです。
ホント、数字の言い方一つで勘違いすることがあるので注意せねば。^^;