アクアマリンふくしま。福島県いわき市小名浜字辰巳町。
2024年5月24日(金)。
白水阿弥陀堂を見学後、いわき湯本温泉へ向かい、「ゆったり館」(障害者割引220円)に入浴したのち、小名浜港にある「アクアマリンふくしま」へ向かった。入館料は1850円。障害者は無料。13時30分ごろ入館し、約1時間見学した。次の見学予定地、塩屋﨑灯台には15時30分までに入館しなければならなかったので、一通り歩いただけだが、施設は巨大で、展望台もあり、遊び場も多い。遠足の中学生団体や一般客で賑わっていた。土日は混雑するだろうと思われた。
アクアマリンふくしまの施設は福島県が所有し、県の外郭団体である公益財団法人ふくしま海洋科学館が指定管理者として運営管理を行う。東北有数の水族館である。太平洋に面した小名浜港第2号埠頭に立地する。
ゲート棟から外へ出ると、「わくわく里山・縄文の里」があり、カワウソがたたずんでいた。数分ほど歩いて本館へ入り、エスカレーターで4階に上る。
「福島の川と沿岸」コーナーがあり、上流から下流へ下っていく。植生や環境が造り込まれていて、費用をかけたものだなと思いながら、それぞれの水槽を眺めていくと、一番のテーマ展示である「潮目の海」上部コーナーの横に着いた。
福島県の沖合は、暖流の黒潮と寒流の親潮が出会う「潮目の海」である。
「北の海の海獣」水槽では、ゴマフアザラシやトドが動き回っていた。
2階に降りると、通路から東に三崎公園・いわきマリンタワー方面が見える。
「潮目の海」下部コーナーに着いて、三角形のトンネルを通り抜けていくと、黒潮水槽では、マイワシ、カタクチイワシ、カツオ、キハダ等が泳いでおり、親潮水槽では、サンマ、ウミタナゴ、チゴダラ、マボヤ等が泳いでいる。
「ふくしまの海~大陸棚への道~」の水槽群には、タカアシガニがいた。
2階から1階に降りると、レストランがあり、その先に展望室へのエレベーターが分からないように設置してある。
展望室からの眺望はいい。名古屋港水族館にはない設備と景観である。
東方向。三崎公園・いわきマリンタワー方面。
西方向。「蛇の目ビーチ」入口。対岸には石炭積出港として栄えた小名浜港のイメージが残る。
南方向。埋め立てによる新街区開発地区。
北方向。本館4階を見下ろす。
1階に降りて「蛇の目ビーチ」方向へ歩くと、唐揚げの匂いがした。「蛇の目ビーチ」で釣った魚は唐揚げで食べることができるが、有料である。家族連れが出来上がりを待っていた。
蛇の目ビーチを少し歩いてから、出口へ戻った。
次の見学予定地、塩屋﨑灯台には15時30分までに入館しなければならないので、急いで向かった。