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青森県八戸市 世界遺産・是川遺跡・是川縄文館⑦八戸の歴史と縄文土器

2024年05月23日 09時15分03秒 | 青森県

八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館。八戸市是川字横山。

2022年10月1日(土)。

八戸の歴史と縄文土器

深鉢形土器。縄文時代早期。牛ヶ沢(4)遺跡。法量43.8cm。

縄文時代早期中葉物見台式土器である。底部が乳房状で、口縁部が内反している。文様は貝殻の腹縁部分を用いた刺突や、棒状工具を用いた押し引きによるもので、器面全体に幾何学的できれいな文様が施されている。

狩猟文土器(深鉢形土器)。縄文時代後期。市子林遺跡。法量31.5cm。

縄文時代後期初頭に位置づけられる土器である。土器の縁が波状になっている深鉢形土器で、表面に弓矢や動物などのモチーフがみられることから、狩猟の場を描いたものと考えられる。この土器は東北地方にのみ点在して出土例が少なく、貴重な資料である。

 

是川縄文館と是川一王子遺跡、風張1遺跡を見学後、太平洋岸へ向かい、八戸市の蕪嶋(かぶしま)神社、葦毛崎展望台、国名勝・種差海岸(たねさしかいがん)を見学した。

青森県八戸市 蕪嶋(かぶしま)神社 葦毛崎展望台 国名勝・種差海岸(たねさしかいがん)


青森県八戸市 世界遺産・是川遺跡・是川縄文館⑥中居遺跡出土の土器・土製品・石製品など

2024年05月22日 09時51分28秒 | 青森県

八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館。八戸市是川字横山。

2022年10月1日(土)。

②「是川の美」展示品:是川中居遺跡出土の土器・土製品・石製品など。

中居遺跡の調査を行った結果、低湿地や台地の遺跡の様子が分かってきた。中居遺跡では、縄文時代晩期初頭(約3000年前)の土器を中心とした捨て場から、櫛や腕輪、木製朱漆塗鉢や柱材などが出土し、沢跡に水辺の作業場が見つかった。また北側の長田沢では、晩期中葉(約2600年前)の土器を中心とした捨て場から岩版や玉、石斧の柄や編布などが出土している。

 


青森県八戸市 世界遺産・是川遺跡・是川縄文館⑤縄文土偶 縄文晩期の中居遺跡

2024年05月21日 09時39分57秒 | 青森県

八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館。八戸市是川字横山。

2022年10月1日(土)。

②「是川の美」展示品:是川中居遺跡出土の土器・土製品・石製品など。

中居遺跡の調査を行った結果、低湿地や台地の遺跡の様子が分かってきた。中居遺跡では、縄文時代晩期初頭(約3000年前)の土器を中心とした捨て場から、櫛や腕輪、木製朱漆塗鉢や柱材などが出土し、沢跡に水辺の作業場が見つかった。また北側の長田沢では、晩期中葉(約2600年前)の土器を中心とした捨て場から岩版や玉、石斧の柄や編布などが出土している。

 


青森県八戸市 世界遺産・是川遺跡・是川縄文館③うるしの美 櫛・耳飾り・腕輪 木胎漆器・籃胎漆器

2024年05月19日 09時22分55秒 | 青森県

八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館。八戸市是川字横山。

2022年10月1日(土)。

是川縄文館では、「うるしの美」「是川の美」「風張の美」をテーマに、出土品の美の世界を紹介している。

漆製品は、退色や劣化を防ぐため、温湿度・光量等を適切に管理し、定期的な展示替えを行っている。

①「うるしの美」展示品:是川中居遺跡出土の木胎漆器・籃胎漆器・漆塗り土器など。

②「是川の美」展示品:是川中居遺跡出土の土器・土製品・石製品など。

③「風張の美」展示品:風張1遺跡出土の土器・石器・土製品・石製品など。

最後に、国宝展示室があり、国宝「合掌土偶」が展示されている。

重要文化財・青森県是川遺跡出土品963点の内訳は、土器・土製品502点、木器・木製品91点、漆製品101点、石器・石製品261点、骨角製品8点である。

遺物の多くは中居遺跡の特殊泥炭層・低湿地層から出土し、中でも木器類に優れた彫刻が見られ、また土器のなかには漆塗りのものも多く、中には漆にベンガラを混ぜて塗装した赤色漆塗りの土器も見られる。

漆製品は遺存状態が良好なもの多数を含み、容器・狩猟具・装身具など多種多様であり、黒漆の上に赤漆を重ね塗りする技術は、その水準も極めて高いといえる。

是川遺跡は、大正9年から昭和の初めにかけ泉山岩次郎・斐次郎氏により発掘が行われ、その約5,000点の出土品は、昭和36年に八戸市へ寄贈された。

①「うるしの美」展示品:是川中居遺跡出土の木胎漆器・籃胎漆器・漆塗り土器など。

青森県八戸市 世界遺産・是川遺跡・是川縄文館②国史跡・是川石器時代遺跡の概要