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国民民主党・玉木雄一郎「改憲」への危険な野望! 日本会議に尻尾を振り、憲法調査会では愛人を動員

2025年05月04日 10時44分54秒 | 社会

国民民主党・玉木雄一郎「改憲」への危険な野望! 日本会議に尻尾を振り、憲法調査会では愛人を動員

2025.05.03 リテラ 編集部

金子勝@masaru_kaneko

【アベノミクス残党の亡国タマキ国民民主は消費税5%減税を打ち出すが、15兆円の赤字国債でまかなう。年5兆円の赤字国債を発行して子育てと教育科学技術を出す。少なくとも年20兆円の国債を日銀で支えて円安インフレに突進するアベノミクスの大失敗を反省しないクズ

【消費税減税】立憲民主の食品ゼロ税率は、食料品価格上昇率とエンゲル係数とリンクさせて一定の上昇率まで続け、平常になったら給付付き税額控除に転換すべきだろう。通常では金持ちは松坂牛、貧困者は豚小間肉の金持ち優遇で、公明党のような恒常的な食品税率軽減はいけない。

【フェイクファシズムの時代若い世代ほど、アベ政権が破壊し忖度だらけになったTVや、ファクトチェックのないSNSを頼っている。これだけ経済衰退(産業衰退、貿易赤字、一人あたりGDP急落、人口減少)が起きているのにアベノミクス残党のフェイク詐欺を信じている

佐高信@satakamakoto

「玉木、立花、斎藤、石丸の正体」が予想外に売れている。立花は、選挙に関心のなかった50%を狙ったと言っているが、つまりは騙しやすい者たちということだろう。「騙されない力」を持たない者たちが狙われた。ホリエモンを含めて玉木雄一郎、立花孝志、斎藤元彦、石丸伸二への処方薬は旬報社から。

「玉木、立花、斎藤、石丸の正体」佐高信、2025年5月刊。(「おわりに」より)

『聞く力』がベストセラーになったことがあったが、いま必要なのは「だまされない力」だろう。誰にだまされてはだめなのか玉木雄一郎であり、立花孝志であり、斎藤元彦であり、石丸伸二である。 彼らに共通するのは反省のないこと。あるいは反省を求められても受け付けないことである。不倫が発覚しても役職停止ですませたのは玉木であり、百条委員会や第三者委員会でパワハラ等を指摘されても斎藤は能面のような顔で無視する。少子化対策を問われて、一夫多妻制などと言った石丸も論外だろう。立花に至っては、絶対に信用して・・・・・。

私は、自民党をヤクザとすれば維新は半グレだと言ってきた。維新に寄って自民党のトップになった安倍晋三によって、自民党の維新化、つまりヤクザの半グレ化が進んだのだが、限りなく与党化する国民民主党は財務官僚出身者が多いことを皮肉って、インテリヤクザ党だと断罪したい。そのデタラメぶりからも玉木は同党党首にふさわしい。カタギの衆の判断力が退化して、これらのヤクザや半グレに転がされている。

彼らを疑うことから出発して、彼らのニセモノ性を見破り、それを広めていくしかない。そのネタ本として、私はこの時評集を出す。インスタントに判断しないこと、考えて判断することのために提供するのである。

◎詳細目次

はじめに――ペテン師立花孝志の介

玉木雄一郎、斎藤元彦、石丸伸二の解剖、「ニセ者」で「バカ者」の玉木雄一郎ヤクザと半グレに推された斎藤元彦、兵庫県知事選から見えるメディアの敗北、石丸伸二と支持者の軽さと薄さ、背景にあるホリエモンの「成功」幻想

☆いかがわしい者たち すり寄りと排除の政治家―小池百合子、かつて「ミイラ化」計画も―池田大作、「大常識」ならぬ非常識―百田尚樹、強者に向かわない怒り―松本人志、自公も推す候補を応援―内田樹、積極的平和サギー山口那津男、大阪に咲いた徒花―吉村洋文、嘘と偽りの政治家―小池百合子、鈍感かつ無責任―豊田章男、新一万円札の渋沢を持ち上げる愚行―高橋源一郎、旧勢力に操られたピエロ―石丸伸二、三人のオンブおばけを抱えたボンボン―小泉進次郎、「反日」なれど自民党と一体化―韓鶴子

 

本日5月3日、日本国憲法の施行から78年となる憲法記念日を迎えた。憲法改正を党是とする自民党は昨年の衆院選で大敗を喫し憲法改正の国会発議に必要な3分の2を失ったこともあり、改憲は遠のいているようにも見える。しかし、実際には、安倍政権時よりも改憲の危険は高まっている。そのキーパーソンが、国民民主党の玉木雄一郎代表だ。

 玉木代表はSNS の駆使とともに「手取りを増やす」と喧伝したことで若者・現役世代から圧倒的な支持を集めており、7月の参院選でも大幅に議席を増やすことは必至。もし参院選で自公が過半数を割ることになれば自公と国民民主が連立を組み、玉木氏が総理大臣として担ぎ出される可能性だってある。非自民で連立政権を組んだ場合は、その可能性はもっと高まるだろう。

 だが、玉木氏の台頭は、この国が一気に“危険な改憲”へなだれ込む大きなきっかけになるかもしれない。というのも、経済政策を強く打ち出す一方で玉木氏が声高に叫んできたのが「緊急事態条項の創設」だからだ。

 そもそも、国民民主といえば、2019年の参院選では立憲民主党や共産党、社民党など5野党・会派で13項目の共通政策に合意、統一候補の一本化など野党共闘でたたかった。この際、玉木代表も合意の署名をおこなった市民連合と5野党・会派の「共通政策」では、安倍政権が進めようとしている改憲に反対し、改憲発議をさせないために全力を尽くすことが明記されていた。

 ところが、玉木氏は選挙が終わって1週間も経たないうちにYouTube番組内で「私ね、生まれ変わりました! 安倍総理、たしかに総理の考えと私、違いますけど、憲法改正の議論はしっかり進めていきましょう!」などと発言。この時期あたりから玉木氏は保守層を取り込むべく、改憲、とりわけ緊急事態条項の創設を打ち出すようになっていった。

実際、国民民主は2023年に日本維新の会や衆院会派「有志の会」の2党1会派で緊急事態条項の条文案を公表し、昨年9月に発表した「2024年重点政策」においても〈大規模災害時などの緊急事態に国会機能を維持するための憲法改正〉と明記している。

そして、玉木氏は衆院憲法審査会の委員として緊急事態条項の創設を主張。「自民党の憲法改正は保守層をつなぎ止めるための“やるやる詐欺”になっている」「熱意と本気度が感じられない」などと自民にマウントをとったり、「私たちの緊急事態条項が成立してもナチスは出てこない。緊急事態条項=戦争国家づくりとのレッテル貼りはやめろ」と反対野党を攻撃してきた。

日本会議系集会で「櫻井よしこ先生に日本男児と認めていただけるかな」と媚を売る玉木雄一郎

しかも、玉木氏の改憲への入れ込みぶりは、自民党の穏健派のようなプラグマティックなレベルにとどまるものではない。ある時期から、極右・歴史修正主義勢力と連動するような動きまで見せるようになった。

たとえば、玉木氏は日本会議の機関誌「日本の息吹」2024年1月号の特集「今年こそ、憲法改正実現の年へ」において「肝心の自民党に覚悟が足りない」とコメント。昨年5月30日に開かれた日本会議系の改憲イベント「国民の命と生活を守る武道館1万人大会」に登壇した際にも「我々はたぶん、もっとも熱心に緊急事態条項に取り組んできた政党だと思います」とアピール。ちなみに、2023年5月3日に開催された日本会議系の改憲集会に参加したときには、いかに改憲に向けて取り組んでいるのかを強調したほか、「櫻井よしこ先生に少しでも日本男児と認めていただけるかな」などと媚を売ってみせている。

しかも、玉木氏は緊急事態条項だけでなく9条改正の野心も持っている。2022年、足立康史氏らとYouTube番組に出演した際には、9条2項の削除の本音を持っていることを示唆した上、「安全保障の議論というのは、いついかなるときに日本国民は血を流す覚悟ができるかということなんですよ」と発言している。

 2019年には護憲派の憲法集会に参加していたというのに、一転して改憲を振りかざし極右にまですり寄る変節ぶり──。これだけでもいかに玉木氏が信用ならない人物なのかがよくわかるが、もっと呆れるのが、この玉木氏の改憲への策動が例の不倫関係と一体化していたことだ。

 周知のように、玉木氏は昨年11月、元グラビアアイドルで高松市の観光大使を務めていた小泉みゆき氏との不倫関係を「FLASH」電子版で暴露されたが、この小泉氏が玉木氏の出席する憲法審査会に足繁く通っていた。

憲法審査会の傍聴者は、多くの場合が議員や党の関係者を通じて申請、傍聴券を得て参加しているといい、小泉氏も玉木氏を通じて傍聴に訪れていたと見られている。小泉氏が衆院憲法審査会の傍聴に訪れるようになったのは2年ほど前からで、すでに玉木氏と不倫関係にあったと言われている時期と重なる。つまり、玉木氏は不倫相手を国会に招き入れ、自らの勇姿を見せつけていた、というわけだ。

 しかも、小泉氏はたんに傍聴していただけではなく、昨年に入ってからは「静かにさせて!」「黙れ!」などとヤジを飛ばすようになっていたという。

この問題を報じた「週刊文春」(文藝春秋)の取材に応じた傍聴参加者は、小泉氏の様子について、こう証言している。

「玉木氏の発言に対して傍聴席からヤジが飛ぶと、小泉さんが立ちあがってその人物を指さし、衛視に注意するよう求めるようになったのです。厳しい口調に加え背が高いこともあり、その場をコントロールしているかのような、高圧的な印象を受けました」

「国民民主党は憲法改正賛成の立場ですが、それに反対する護憲派の傍聴者らは咳をしただけでも小泉さんに睨まれるようになり、年配の方たちはすっかり委縮してしまっていた。彼女が傍聴席の空気を支配していました」

実際、小泉氏自身もこの憲法調査会での行動を「見張り」だと称し、昨年5月、自身の旧Twitterでは〈木曜の見張りに今回は参加できず。みんなしずかにお話をきけたかな? 今日もうるさいなら更にゴリゴリの直談判するつもりだったけん、行きたかったな!〉などと投稿していた(現在は削除済み)。

 先の「文春」記事によると、〈委員会室に入って来た玉木氏と小泉とが、アイコンタクトを交わしているように見えたこともあった〉というから、玉木氏は、不倫相手に護憲派の傍聴者を“威嚇”する役目を担わせていたのかもしれない。

例の不倫相手を憲法審査会に動員、国民民主党から国政選挙に出馬させようとしたことも…

 しかも、玉木氏にはこの不倫相手である小泉氏を国民民主党から出馬させようとしていた疑惑がある。先の「週刊文春」によれば、当初は衆院選に出そうとしたが、調整がつかず、7月の参院選で国民民主党の候補にしようとしていたフシがあるという。

 実際、玉木氏は文春の取材に、党が正式に検討するには至っていないとしながらも、「小泉氏は政治への興味関心があったことから、玉木が個人的に国政に限らず何らかの選挙への立候補の可能性について話したことはあります」と認めている。

不倫が発覚したため小泉氏の出馬はなくなったが、報道がなかったら、そのまま小泉氏を参院選に小泉氏を担ぎ出し、改憲派の急先鋒として売り出していた可能性が高い。

愛人を自分が代表を務める公党の候補者に仕立てようとするとは驚きだが、この公私混同ぶりは、玉木氏が独裁者体質をもっていることの証左ともいえる。

減税や手取り増という甘い言葉に踊らされていると、その先にとてつもなく危険な事態が待ち受けていることを、国民は認識しておくべきだろう。

 

国民民主・玉木雄一郎の不倫に“政治活動中の公私混同”疑惑が浮上! ヤバすぎる差別体質とビジネス右翼ぶりにも懸念の声

2024.11.13 リテラ 編集部

 

首班指名選挙の当日に、まさかの謝罪会見──。衆院選で大幅に議席を増やし、一躍「政局のキーマン」に躍り出た国民民主党・玉木雄一郎代表だが、特別国会の招集日だった11日、スキャンダルに見舞われた。周知のとおり、元グラビアアイドルである高松市観光大使の女性との不倫デートを「SmartFLASH」にすっぱ抜かれたのだ。

 玉木氏は午前に緊急会見を開き、「報道された内容についてはおおむね事実」と述べ、「妻にはすべてを話した」「叱責された」「今回の(不倫)騒動を挽回するためにも『全力で103万の(壁の)引き上げをやってこい』と、妻からも息子からも言われました」と涙目で説明。夜に有楽町でおこなわれた街頭演説では、「趣味は玉木雄一郎」と語ることでも知られ、ネット上で人気を集めている榛葉賀津也幹事長が玉木氏の肩を叩き、玉木氏が聴衆に謝罪する姿を温かく見守る様子がSNSで拡散された。

 この一連の対応に、支持者らを中心に「対応早い!」「辞任より減税」「国民にとってよい政治をしてくれると信じてるので、プライベートがどうだろうと関係ないです」などと玉木氏擁護が殺到し、会見や街宣での言動にも「政治家の妻の鑑やな」「榛葉さんに泣ける」「なんかこの2人かっけぇ」といったコメントが相次いだ。同様に、12日放送の『めざまし8』(フジテレビ)でも、MCの谷原章介が「その日の夕方にすぐに街頭に打って出て、みなさんに訴えて謝罪をしたのは『やるな』ってちょっと思ってしまった」と語り、元NHK解説委員の岩田明子氏も「勇気あるなと感じました」と評価していた。

 公党の代表にふさわしいか否かの問題なのに「妻からの叱責」を免罪符にし、代表続投という甘すぎる党内の対応を批判もせずに、“男の絆”の物語で消費したり「勇気ある」と称える……。かたや、相手の女性は高松市観光大使の職を「解職も含め検討」されていることを考えれば、あまりにも不均衡としか言いようがないが、その上、ネット上では擁護論のみならず「玉木氏は財務省にハメられた」という陰謀論まで飛び交う始末となっている。

 まったく何を言っているのだか。そもそも玉木氏といえば、「週刊文春」に「パパ活不倫」をスクープされて衆院議員を辞職した宮澤博行氏のスキャンダルに際し、〈宮澤博行氏のケースは、政務三役にもセキュリティクリアランスが必要なことを示している〉とし、国会で審議中だったセキュリティクリアランス法案について〈性的行動をチェックする国民民主党の修正案を取り入れてもらいたい〉とSNSに投稿していた。その張本人がゆるゆるの「性的行動」をとっていたとは、とんだお笑い種だ。

 だいたい、報道から会見までの対応の早さを評価する声も大きいが、「FLASH」が玉木氏に不倫疑惑の質問状を送付したのは先週木曜の7日だ。会見中に手にしていた想定問答のペーパーからも明白なように、会見に向けて入念な準備を進めてきたことは想像に難くない。しかも、首班指名選挙では党の全会一致で玉木氏に投票することを決定しておきながら、会見を無事に済ませた安心感からか、国会での選挙中には居眠りする様子がカメラに捉えられていた。さっきまで涙を浮かべて謝罪していたのに、あまりにも不遜すぎやしないか。

 だが、もっとも問題になるべきは、「政治活動のために宿泊したホテルに不倫相手を泊めた」という疑惑だ。

「FLASH」によると、玉木氏は7月25日から28日に香川県内で政治活動をおこない、26日17時半に高級ホテル「JRホテルクレメント高松」にチェックイン。一方、相手の女性は16時すぎに同ホテルに到着しており、玉木氏が14階の客室に入室した直後にチェックインしないままエレベーターに乗り、玉木氏と同じ14階で降りて客室へ。〈2人とも、この日は同ホテルに宿泊した〉という。

 このホテルは玉木氏が政治資金パーティを開催してきた場所なのだが、こうして報道されてしまった以上、この日の宿泊費を政治資金や文通費で落とすことはないだろう。だが、香川の政界関係者は、玉木氏と不倫相手の女性が時間差でホテルに入る様子を2022年後半以降「2回、目撃」していると証言。果たして、過去の逢瀬で使用したホテル代が政治資金で賄われた可能性はないのだろうか。

医療費削減のために尊厳死を法制化、同性愛差別発言…玉木雄一郎の弱者切り捨て思想

 今回の一件で、熱心な支持者以外からは党代表としての振る舞いを疑問視する声も上がりつつある玉木氏。しかし、不倫の是非以前に、玉木氏は公党のトップにふさわしい人物ではない。それは、玉木氏が差別主義者だからだ。

 その一例が、先の衆院選中に露呈させた高齢者差別だ。玉木氏は日本記者クラブ主催の党首討論において「若者をつぶすな」と主張するなかで、こう述べた。

社会保障の保険料を下げるために、我々は高齢者医療、とくに終末期医療の見直しにも踏み込みました。尊厳死の法制化も含めて。こういったことも含めて医療給付を抑えて若い人の社会保険料給付を抑えることが、じつは消費を活性化して次の好循環と賃金上昇を生み出すと思っています」

 医療費削減のために尊厳死を法制化する──。この主張には「姥捨て山か」「優生思想にほかならない」と批判が噴出し、玉木氏も〈1分間の中ですべて説明しなくてはならなかったので雑な説明になったことはお詫びします〉〈尊厳死は自己決定権の問題として捉えています〉と釈明した。だが、国民民主党の政策パンフレットでは「現役世代・次世代の負担の適正化に向けた社会保障制度の確立」という項目のなかに「尊厳死の法制化」は位置づけられており、財政論の一環で尊厳死を捉えていることは疑いようもない事実だ。

 さらに、玉木氏の差別性があらわになったのが、同性愛をめぐる態度だ。

 議席を伸ばした衆院選直後である10月29日に玉木氏が生出演した『ひるおび』(TBS)では、自民党の石破茂首相と立憲民主党の野田佳彦代表が玉木氏を引っ張り合うイラストが描かれたパネルを使い、玉木氏が「モテ期」であると紹介。しかし、これに玉木氏は「嫌ですね。この男同士が(自分を)引っ張ってるって。気持ち悪い絵ですね」とコメントしたのだ。

 社会の差別を助長することにつながるという懸念ももたず、公共の電波でホモフォビアをむき出しにする。これだけでも公党の代表にふさわしくないが、たんに玉木氏個人の差別性が露呈しただけではない。というのも、国民民主党は同性婚の導入に賛成する立場をとっておらず、先の衆院選でも賛否を明確にしなかった。ようするに、党をあげて同性愛者の当然の権利に背を向けているのだ。

 そればかりか、2023年に成立した「LGBT理解増進法案」でも、国民民主党と維新が自民党に要求した修正案によって、それでなくても酷かった与党案よりも法案内容をさらに後退させたことも記憶に新しい。とくに酷かったのが、国民民主と維新が「ジェンダーアイデンティティにかかわらず、全ての国民が安心して生活することができるよう留意する」という項目を加えさせたこと。つまり、不当なトランスヘイト言説を前提にし、マジョリティであるシスジェンダーに配慮することを加えさせたのだ。

「対決より解決」と謳いながら、高齢者や外国人を敵設定し分断と対立を煽ってきた玉木雄一郎

 また、玉木氏の差別性を語るうえで外せないのが、排外主義、外国人差別だ。

 たとえば、今年5月、栃木県日光市で発生した強盗事件でベトナム人男性が逮捕された際、玉木氏はSNSにこう投稿した。

〈過疎地域での外国人による犯罪対策を強化すべきだ。不法残留は厳しく取り締まってもらいたい。そもそも、特定技能は事実上の移民につながるので、なし崩しで拡大してはならない。〉

 そもそも国内の外国人による犯罪率は日本人と変わりがないうえ、減少傾向にさえある。にもかかわらず、外国人と犯罪を結びつけて語るのはど真ん中の外国人差別だ。しかも、政治家であるならば、技能実習生がこの国の労働力を支えている実態を踏まえ、現行制度下に置かれた技能実習生の劣悪な労働環境や搾取の構造に目を向けるべきなのに、それを無視して「移民を増やすな」などと主張するのは、外国人に対する恐怖と憎悪を煽る、そのへんの極右と何が違うのか。

 玉木氏といえば2021年にも、コロナ禍で困窮する大学生を対象にした10万円の緊急給付金に留学生も含めるというニュースに対し、〈真面目に働いている月給10万円の日本人の独身世帯には1円も給付されない。明らかに不公平ではないか。ちゃんと税金を払っている日本人にこそ10万円を給付すべきだ〉と主張。本来、個別で考えるべき「真面目に働く独身日本人」と「外国人留学生」を対立させ、外国人に対する偏見を助長させようとしたことがあった。これは、「医療費のかかる高齢者」と「現役世代」を対立させることで、若年層〜現役世代の支持を得ようとする卑劣なやり口とまったく同じだ。

 このように、世代や属性の分断を煽ることで党勢拡大を図ってきた玉木氏。同時に、日本会議系の改憲集会に登壇しては「櫻井よしこ先生に少しでも日本男児と認めていただけるかな」と媚を売ってみたり、動画内で「安全保障の議論というのは、いついかなるときに日本国民は血を流す覚悟ができるかということなんですよ」「本質ですよ、本質」などと語ったりなど、極右への目配せにも注力。そんななかで、アイヌ民族への偏見と嘲笑にまみれたYouTube番組に出演し、ネトウヨ出演者たちと一緒になって大笑いするなど、ありえない醜態を晒してきた。

 ようするに、玉木氏というのは、「手取りを増やす」「若者をつぶすな」と叫びながら差別を振りまく、「ビジネス右翼の新自由主義者」にほかならない。不倫騒動よりも、玉木氏のこの危険で有害な本質こそ、目を向けられるべきだろう。


アベノミクス検証 まだ増える迷惑外国人観光客 極度の円安が日本旅行の割安感と物価高を生む

2025年05月03日 13時45分54秒 | 社会

神社に落書き、旅館に逆ギレ…まだ増える迷惑外国人観光客 日本を守る秘策とは

Yahoo news  2025/5/3(土)  デイリー新潮 香原斗志

今年は4000万人を超えそうな勢い 旅行者の質も低下している…

 いまや全国津々浦々で外国人を見かけるようになった。京都はもちろん、東京都内の各所は外国人がぞろぞろ歩いていて、電車内にも外国人の乗客が多い。いや、欧米人のように日本人と見た目が違う人だけでも激増しているが、じつは、日本人だと思ったら外国人だったということも多い。大阪や福岡に行くと、見た目から日本人ではないかと思う人たちに囲まれながら、日本語がまったく聞こえない

 日本政府観光局の(JNTO)の発表では、今年3月の訪日外客数は349万7,600人(推計値)となり、3月として過去最高だった2024年の同月比で13・5%も増加した。また、3月までの累計は1,053万7,300人で、昨年が855万8,483人だったから200万人近くも増えている。もちろん1,000万人を超えたのは過去最速で、年間でははじめて4,000万人を超えそうなペースである。

 内訳は韓国69万1,700人、中国66万1,700人、台湾52万2,900人、アメリカ34万2,800人、香港20万8,400人、タイ14万8,200人、オーストラリア8万4,800人、カナダ6万8,100……。おそらく人波には、見た目だけでは気づかない外国人が、思いのほか多くふくまれているのだろう。

 政府は2030年には、この「訪日外客数」を6,000万人にし、消費額を15兆円にまで増やすことを目標にしている。昨年の訪日外国人旅行消費額は、国土交通省によれば過去最高の8兆1,395億円で、目標達成は現実味を増している。

 ただ、ここで忘れてはいけないのは、現在、訪日外国人がこれほど増えているのは、日本の魅力が増したからではなく、極度の円安のおかげで日本旅行の割安感が増したからだ、ということである。

日本は4割以上も割安に

 その円安を招いたのは、もとはといえば第2次安倍晋三内閣が掲げたアベノミクスだった。「三本の矢」の一つの「金融政策」として、2013年に日本銀行の黒田東彦総裁が「異次元緩和」と称されるゼロ金利政策を打ち出すと、1ドル80円程度だった円は急降下した

 それでもコロナ禍前の2019年には1ドルが110円程度だったが、昨年には160円の大台を突破するにいたった。これほど円安が進んだのは、コロナ禍が終わって日米および日欧の金利差が拡大したからである。これまで異次元緩和政策を続けるために、日銀は日本国債を無制限に買い取り、長期金利の上昇を阻止してきた。その結果、金利差が開いて円安が進んだわけだが、では、方向転換すればいいかというと簡単ではない。いまや大量の国債をかかえる日銀は、金利が上昇すればその利払いができず、債務超過になりかねない。

 そんな事情で円安が続き、外国人が値ごろ感の高い日本に押し寄せるようになった、というわけだ。なにしろ、1ドル160円なら、1ドル110円のときにくらべ、物価は3割以上も安いことになる異次元緩和導入前の1ドル80円時代とくらべたら半値である。

 ここでは余談となるが、いまの日本の物価高が、外国人にとって日本が割安であることの裏返しであることも忘れてはならない。カロリーベースの食料自給率が38%とG7諸国のなかでも極端に低く、エネルギー自給率は12%にすぎない日本では、円安になれば物価は必然的に上昇する。

外国人旅行者の質が低下している

 さて、動機は「安いから」であっても、訪日外国人が増えることを、私たちは歓迎すべきなのだろうか。必ずしもそうだとはいえないのは、外国人によるトラブルが激増しているからである。

 たとえば、日本の伝統や文化への敬意が欠如している事例が多い。神社仏閣なら、神聖な場で大声で騒ぐ、鳥居で懸垂する、落書きする、庭のコケを踏みつける、そこら中にごみを捨てる、立ち入り禁止エリアに堂々と入る……と枚挙にいとまがない。こうした行為からは、日本の文化への敬意がまったく感じられない。そもそも、日本の文化について、一定程度の下調べをしてきたとも思えない。

 新幹線などの車内で、ほかの人が予約している場所に大量の荷物を置く、という話もよく聞く。水洗トイレになんでも流して壊してしまう、というケースも多いらしい。また、1泊2食付きだった旅館が食事の提供をやめるケースが増えているという。伝統的な和食を出されても食べられずに残す外国人が多いそうで、そこまではまだわかるが、食べていないのに金をとるな、というクレームにつながるのだという。

 いま挙げた事例は、外国人旅行者による迷惑行為の、ほんの一部にすぎない。文化的背景が異なる人たちが多方面から押し寄せれば、こうした問題は避けられないものだが、一つ指摘しておきたいのは、質の悪い外国人が増えているという点である。訪日する外国人の質を日本側が選択することはできないが、円安による割安感だけが理由で訪日する人が増えれば、外国人旅行者の質が相対的に低下するのは避けられない。

外国人観光客に応分の負担をしてもらうべき

 だから、現在のインバウンドの増加は、とてもではないが手放しではよろこべない。黙っていても外国人が押し寄せる現状では、日本側も日本の魅力をいかに増し、磨き、外国人にPRするかという努力をしない。だが、そうした努力を重ねていないと、いざ円高に振れたときに、外国人からそっぽを向かれてしまう。

 とりあえずいま必要なのは、外国人が日本を訪れるハードルを若干高くすることだろう。すでに東京都、大阪府、京都府、金沢市、福岡県、長崎市などは宿泊税を導入しており、今後、外国人に人気の温泉旅館が多い県や市も、本格的に導入するという。ただ、これらは日本人も外国人も等しく負担するものだ。加えて、外国人だけを対象にした課税を考えてもいいのではないだろうか。

 たとえば、先に挙げた寺社仏閣や城をはじめ文化財や史跡などは、維持するために多額の費用がかかり、多くの場合、そこには日本国民の税金も投入されている。それを外国人にも負担してもらうのである。外国人から多く徴収するというと、外国人差別だという議論になりがちだが、それは違う。外国人にも日本の名所を訪れる以上は、その保存や維持のための費用を応分に負担してもらう、ということにすぎない。

 昨年6月、兵庫県姫路市の清元秀泰市長が、「姫路城の入場料は外国人には30ドル(4,000円台)払ってもらう」と発言し、議論百出となった。結果的に、現行の1,000円を来年3月から姫路市民以外にかぎって2,500円に値上げする、という話に落ち着いたが、外国人だけ4,000円超にしてもよかったし、それがモデルケースになればなおよかったと思う。

 そうすることで、観光資源の維持や管理のための費用を捻出するとともに、割安だというだけの理由で日本を訪れる外国人観光客を一定程度排除する。その結果、「訪日外客数」が減るなら、むしり好都合だ。また増やしたいなら、今度こそは日本の魅力を高め、本質を理解してもらえるPRをし、高くても日本を選ぶ観光客を増やせばいい。

 簡単ではないのはわかっている。しかし、外国人観光客の質を高める努力をしないかぎり、現在のオーバーツーリズム問題が解決に向かうことはないだろう。

 

香原斗志(かはら・とし)

音楽評論家・歴史評論家。神奈川県出身。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。著書に『カラー版 東京で見つける江戸』『教養としての日本の城』(ともに平凡社新書)。音楽、美術、建築などヨーロッパ文化にも精通し、オペラを中心としたクラシック音楽の評論活動も行っている。関連する著書に『イタリア・オペラを疑え!』(アルテスパブリッシング)など。


とんねるず石橋貴明に「フジ社員に下半身露出」セクハラ報道、TBS『うたばん』で15歳アイドルを泣かせた「××××の先っぽ」最低発言

2025年04月10日 19時42分23秒 | 社会

とんねるず石橋貴明に「フジ社員に下半身露出」セクハラ報道、TBS『うたばん』で15歳アイドルを泣かせた「××××の先っぽ」最低発言

2025/4/10 週刊女性PRIME

 

4月3日に自身のYouTubeチャンネルで食道がんを公表、治療のため芸能活動休止を発表したばかりの「とんねるず」石橋貴明。ところが『文春オンライン』報道で風向きは変わってーー

 フジテレビが設置した第三者委員会の調査報告書で公表されていた、元SMAP中居正広と女性アナとの性暴力トラブルのほか、局内で起きていた「有力な番組出演者」による女性社員への【重要な類似事案<2>】とするセクハラ行為

 なんでも10年以上前、「有力な番組出演者」との会合に参加した女性は、いつの間にか途中で2人きりにさせられて別の店に移動。地下の一室に通されると、番組出演者が突如としてズボンと下着を脱いで下半身を露出。身の危険を感じた女性は、その場から逃げるように店を後にしたとの報告だ。

文春によると、この「有力な番組出演者」こそが石橋で、第三者委員会からヒアリングの打診があったにも関わらず拒否。のちに石橋の事務所は「病気療養の準備のため対応できなかった」と説明している。

「“下半身露出”の犯人が石橋さんと聞いて然もありなん『みなさんのおかげです』(フジ)では、デビュー間もない若手女優や女性タレントに散々セクハラまがいの言動をしてきただけに、“あぁ、やりそうだな”と驚きはありませんね。

 それとセクハラで思い出すのが大問題になった、TBSでの当時15歳だったアイドルグループのメンバーへの発言です。スタジオ内は爆笑していましたが、少女にとって心に傷を負いかねない最低のセクハラでした」

紅白にも出場した4人組アイドルバンド

 かつてバラエティー番組を担当した放送作家が話す問題のTBS番組とは、石橋と中居がMCを務めた歌番組『うたばん』2002年3月28日に放送された特番仕様の『とくばん』で、ゲスト出演したのが4人組アイドルバンド『ZONE』だった。

 2001年2月にメジャーデビューしたZONEは、同年8月にリリースした『secret base〜君がくれたもの〜』の大ヒットで一躍人気グループに。この日は2度目の番組出演になったわけだが……、

「当時は出演者を広く認知させるため、石橋さんがゲストに“あだ名”をつけるのが恒例でした。実際、『モーニング娘。』のように、メンバーのあだ名が番組を通して浸透したことで、さらに人気が出たケースがあったのも確かです」(前出・放送作家、以下同)

 しかしZONE初期メンバーで、当時は最年少の15歳だったドラム担当・MIZUHOにつけられたあだ名は、

「彼女の顔をじっくり見た石橋さんは、“なんか××××(男性器)の先っぽみてぇだな”と大笑い。“ふざけないでください!4月から高校行けなくなるじゃないですか”と顔を真っ赤にして抗議するMIZUHOに対して、涼しい顔で“いいじゃん”と言い放ったのです」

 15歳の少女につけられた「××××の先」という不名誉なあだ名。その後もことあるたびに「パクパクすんな」「先っちょがビチョビチョ」などと、しつこくイジり倒す石橋に「バカにしないでください!」と対抗するMIZUHOだが、その目に涙を溜めているようにも見えた。

石橋発言を「セクハラ」と認めたTBS

 石橋によるイジりを“セクハラ・いじめ”と受け取った視聴者は多く、番組終了後にはTBSに抗議が殺到。BPO(放送倫理・番組向上機構)の青少年委員会でも審議され、石橋の発言について

《あきらかにセクハラにあたり、いじめにもつながりかねない行為でした。番組スタッフ一同、ZONEのメンバーおよび視聴者の皆様に対して深くおわびいたします》

 TBSはセクハラと認めて謝罪し、再発防止の徹底に務めるとした。

「SNS全盛の現代においては間違いなく炎上案件であり、TBSだけでなく石橋さんも厳しく追求されたのは間違いない。というよりも視聴率を稼ぎ倒した彼の笑いは、今のテレビではほぼ放送できないでしょう。

 公共の電波でさえセクハラが罷り通っていた石橋さんですが、テレビには映らないプライベートではどれだけの女性を泣かせたことやら」

とんねるずの番組出演を経て、人気女優やアーティストになった女性も多い。その分だけセクハラ被害は起きていたのだろうか。


″性被害″を受けた元女性ADが告白「フジテレビ・Bさんはテレビ業界が産んだモンスターです」

2025年04月10日 19時05分56秒 | 社会

″性被害″を受けた元女性ADが告白「フジテレビ・Bさんはテレビ業界が産んだモンスターです」

Yahoo news  2025/4/10(木)  FRIDAY

 

取材に応じた美穂さん(仮名)。前回の報道の際はほとんど答えなかったが、第三者委員会の発表を受け、決意を固めたという

「私はずっと彼の都合で振り回されてきました。」

「フジテレビの第三者委員会による発表を見て、Bさんの自分勝手な対応に辟易しました。私が受けた被害を伝えることで、今後の被害者が一人でも減るのなら、短い時間でよければお話しします」

こう語るのは、FRIDAYが1月31日発売号でフジ元編成幹部・B氏との不倫と法的トラブルを報じた佐藤美穂さん(仮名)である。第三者委員会による調査報告書において、B氏は中居正広氏(52)への弁護士の紹介や見舞金100万円の仲介役を務めていたことが発覚した。またB氏が、証拠となるLINE等の325件のやり取りを削除するなどの隠蔽工作を行っていたことも明らかとなっている。

彼女の告白の前にまず、前回のFRIDAY報道を振り返っておきたい。美穂さんの知人によると、二人は’21年〜’23年初旬にかけて不倫関係にあったという。美穂さんは当時、番組制作会社に勤めており、フジの番組を担当した際には局内でB氏と顔を合わせることもあった。もちろんB氏は妻子ある身である。

第三者委員会の発表を受け、美穂さんは今、何を思うのか。仕事先から帰路に就く美穂さんに声を掛けると、最初こそ無視したものの、呼びかけ続けると足を止め、10分ほど話を聞かせてくれた。

Bさんに強引に迫られたとはいえ、不倫関係になってしまったことは後悔し、反省しています。ただ、私はずっと彼の都合で振り回されてきました。彼からはいつもいきなり当日に連絡があり、断っても自宅まで押しかけてきます。『晩御飯が食べたいから準備して』と、有名イタリアンの1万円のディナーを買いに行かされたこともありました」

ADとして勤務していた美穂さんに、こんな甘言を囁いたこともあったという。

『好きな芸能人いる? 今度、その人との飲み会に呼んであげようか?』『企画書、書いてよ。会議に掛けてやるから』など、仕事の口利きの提案もされていました。こうやって立場を使う人なんだと思いました。私だってプライドがあるので、お願いしたことはありませんが……。

港元社長(浩一・72)との関係も深かったようです。よく『″港さん案件″をまた任されちゃったよ〜』と自慢を聞かされました。あと、中居さんと松本人志さん(61)のことは″マブ″と呼んで、月に2〜3回のペースで会っていましたね」

 

4月11日発売の『FRIDAY4月25日・5月2日合併号』と、有料版『FRIDAY GOLD』では、B氏の不倫の実態や、佐藤さんに放った衝撃の提案、さらにテレビ業界自体に残る人権軽視の風土について詳細を掲載している。

 

『FRIDAY』2025年4月25日・5月2日合併号より

 


大阪万博はメタンガス、大混雑、熱中症と問題山積みも…テレビ局がネガティブ報道を控える「意外理由」

2025年04月10日 13時27分01秒 | 社会

大阪万博はメタンガス、大混雑、熱中症と問題山積みも…テレビ局がネガティブ報道を控える「意外理由」

Yahoo  news   2025/4/8(火)  FRIDAY

 

「いろいろ心配する声もあったが開幕には間に合う」大阪万博を必死にPRする石破茂首相だが……

大阪・関西万博の開幕まで1週間を切った。“維新色”が非常に強いが万博は国家事業だ。

4月5日にはテストランに石破茂首相(68)が訪れ、会場内の様子や海外パビリオンの準備状況を視察した。石破首相は視察をしたうえで、「いろいろ心配する声もあったが開幕には間に合う」と太鼓判を押した。

盛り上がり具合をニュースでは報道し、“機運醸成はばっちり”と言いたいところだが現状はネガティブ要素が山積みしている。

まず5日のテストランで判明したのは、抽選で選ばれた大阪府民ら計約3万人という限られた人数が来場しただけでも、会場に入るまでに1時間半以上かかったということ。期間中は1日最大22万7000人の来場者を想定している。

「駅から入場口までの距離が短すぎて、逃げ場がない。駅の階段などでパンクを起こし“雑踏事故の危険性があるのではないか”という声が上がったようです。入場口で手荷物検査などがあるため、予約していてもスムーズには入れず、テストランの状態でもパビリオンの予約時間に間に合わなかったケースが発生していましたね」(全国紙記者)

そんなグダグダなテストランをしている真っただ中の6日、爆発する恐れのあるメタンガスが検知されたと万博協会が発表。午後4時ごろ会場の西側「グリーンワールド」工区で、着火すれば爆発の可能性があるとされる濃度の基準値を超えるメタンガスが検知された。

SNSで消防隊員が作業に当たっている映像が拡散されたが、警告音のようなブザーが鳴り響いていた。自然換気を行い、約1時間後に基準値を下回ったことを確認し規制を解除したようだ。

◆局内の万博担当から「そろそろネガティブな報道はやめて」

少し前の3月10日には、万博会場となる目玉の大屋根リングの土台部分の盛り土が海水で浸食されていると発表されました。『つながりの海』と『ウォータープラザ』の護岸あわせて約1100メートルのうち、半分以上の約600メートルの護岸が海水に浸食されてしまったのです」(前出・全国紙記者)

写真を見ても土台のすぐ近くの砂が侵食されている。なぜこのようなことが予測できなかったのか理解に苦しむ。“棒倒し”のように大屋根リングが崩壊しなければいいが

しかし、在阪のテレビ局スタッフからは「ネガティブ要素は山ほどあるが、報道しづらくなってきている」と複雑な心境を明かす。

「テレビ局はこれまで万博のニュースを扱ううえで、パビリオンの遅れやチケットの売れ行きが悪いなどネガティブ要素もしっかり報道してきました。しかし来週からは万博本番。実はテレビ各局は万博に協賛・参画しているため、局内に担当の事務局のような部署が存在する。本番になれば、どんどん現場から中継したりロケしたりして盛り上げなければならない。局内の万博担当からは“そろそろネガティブな報道はやめて盛り上げるほうへ切り替えてもらえると助かる”とお願いされていますよ。メタンガスなどはストレートニュースで短めに扱っていますが、大々的には扱いにくい雰囲気ですね」

バラエティーや情報番組などは、キー局から独自のクルーを出して取材する場合もあるが、基本的には関西のニュースは在阪局が取材したものをキー局が全国へ放送する。大阪のテレビ局がネガティブな情報を出さなければ、おのずと全国に向け放送される機会も少なくなる。

「大屋根リングの一番上は1周ぐるっと歩けるようになっているのですが、名前に反して“屋根がない”。夏になれば入場口、パビリオンの行列、大屋根リング上などで熱中症が続出するでしょう。おまけにメタンガスがいつ、どこから発生するかわからない。もしルールを守らない人がその辺でタバコに火をつけたら爆発する危険性もあります。万博には大阪府内の小学生などもたくさん招待でやってくる。大きな事故が起こらなければいいのですが……」(同・在阪テレビ局スタッフ)

真実を報じるはずのテレビ局が、協賛しているため、ポジティブな報道を恣意的に報じなければならないとは何とも皮肉なものだ