国民民主党・玉木雄一郎「改憲」への危険な野望! 日本会議に尻尾を振り、憲法調査会では愛人を動員
2025.05.03 リテラ 編集部
金子勝@masaru_kaneko
【アベノミクス残党の亡国タマキ】国民民主は消費税5%減税を打ち出すが、15兆円の赤字国債でまかなう。年5兆円の赤字国債を発行して子育てと教育科学技術を出す。少なくとも年20兆円の国債を日銀で支えて円安インフレに突進する。アベノミクスの大失敗を反省しないクズ。
【消費税減税】立憲民主の食品ゼロ税率は、食料品価格上昇率とエンゲル係数とリンクさせて一定の上昇率まで続け、平常になったら給付付き税額控除に転換すべきだろう。通常では金持ちは松坂牛、貧困者は豚小間肉の金持ち優遇で、公明党のような恒常的な食品税率軽減はいけない。
【フェイクファシズムの時代】若い世代ほど、アベ政権が破壊し忖度だらけになったTVや、ファクトチェックのないSNSを頼っている。これだけ経済衰退(産業衰退、貿易赤字、一人あたりGDP急落、人口減少)が起きているのにアベノミクス残党のフェイク詐欺を信じている。
佐高信@satakamakoto
「玉木、立花、斎藤、石丸の正体」が予想外に売れている。立花は、選挙に関心のなかった50%を狙ったと言っているが、つまりは騙しやすい者たちということだろう。「騙されない力」を持たない者たちが狙われた。ホリエモンを含めて玉木雄一郎、立花孝志、斎藤元彦、石丸伸二への処方薬は旬報社から。
「玉木、立花、斎藤、石丸の正体」佐高信、2025年5月刊。(「おわりに」より)
『聞く力』がベストセラーになったことがあったが、いま必要なのは「だまされない力」だろう。誰にだまされてはだめなのか。玉木雄一郎であり、立花孝志であり、斎藤元彦であり、石丸伸二である。 彼らに共通するのは反省のないこと。あるいは反省を求められても受け付けないことである。不倫が発覚しても役職停止ですませたのは玉木であり、百条委員会や第三者委員会でパワハラ等を指摘されても斎藤は能面のような顔で無視する。少子化対策を問われて、一夫多妻制などと言った石丸も論外だろう。立花に至っては、絶対に信用して・・・・・。
私は、自民党をヤクザとすれば維新は半グレだと言ってきた。維新に寄って自民党のトップになった安倍晋三によって、自民党の維新化、つまりヤクザの半グレ化が進んだのだが、限りなく与党化する国民民主党は財務官僚出身者が多いことを皮肉って、インテリヤクザ党だと断罪したい。そのデタラメぶりからも玉木は同党党首にふさわしい。カタギの衆の判断力が退化して、これらのヤクザや半グレに転がされている。
彼らを疑うことから出発して、彼らのニセモノ性を見破り、それを広めていくしかない。そのネタ本として、私はこの時評集を出す。インスタントに判断しないこと、考えて判断することのために提供するのである。
◎詳細目次
はじめに――ペテン師立花孝志の介
☆玉木雄一郎、斎藤元彦、石丸伸二の解剖、「ニセ者」で「バカ者」の玉木雄一郎、ヤクザと半グレに推された斎藤元彦、兵庫県知事選から見えるメディアの敗北、石丸伸二と支持者の軽さと薄さ、背景にあるホリエモンの「成功」幻想
☆いかがわしい者たち すり寄りと排除の政治家―小池百合子、かつて「ミイラ化」計画も―池田大作、「大常識」ならぬ非常識―百田尚樹、強者に向かわない怒り―松本人志、自公も推す候補を応援―内田樹、積極的平和サギー山口那津男、大阪に咲いた徒花―吉村洋文、嘘と偽りの政治家―小池百合子、鈍感かつ無責任―豊田章男、新一万円札の渋沢を持ち上げる愚行―高橋源一郎、旧勢力に操られたピエロ―石丸伸二、三人のオンブおばけを抱えたボンボン―小泉進次郎、「反日」なれど自民党と一体化―韓鶴子
本日5月3日、日本国憲法の施行から78年となる憲法記念日を迎えた。憲法改正を党是とする自民党は昨年の衆院選で大敗を喫し憲法改正の国会発議に必要な3分の2を失ったこともあり、改憲は遠のいているようにも見える。しかし、実際には、安倍政権時よりも改憲の危険は高まっている。そのキーパーソンが、国民民主党の玉木雄一郎代表だ。
玉木代表はSNS の駆使とともに「手取りを増やす」と喧伝したことで若者・現役世代から圧倒的な支持を集めており、7月の参院選でも大幅に議席を増やすことは必至。もし参院選で自公が過半数を割ることになれば自公と国民民主が連立を組み、玉木氏が総理大臣として担ぎ出される可能性だってある。非自民で連立政権を組んだ場合は、その可能性はもっと高まるだろう。
だが、玉木氏の台頭は、この国が一気に“危険な改憲”へなだれ込む大きなきっかけになるかもしれない。というのも、経済政策を強く打ち出す一方で玉木氏が声高に叫んできたのが「緊急事態条項の創設」だからだ。
そもそも、国民民主といえば、2019年の参院選では立憲民主党や共産党、社民党など5野党・会派で13項目の共通政策に合意、統一候補の一本化など野党共闘でたたかった。この際、玉木代表も合意の署名をおこなった市民連合と5野党・会派の「共通政策」では、安倍政権が進めようとしている改憲に反対し、改憲発議をさせないために全力を尽くすことが明記されていた。
ところが、玉木氏は選挙が終わって1週間も経たないうちにYouTube番組内で「私ね、生まれ変わりました! 安倍総理、たしかに総理の考えと私、違いますけど、憲法改正の議論はしっかり進めていきましょう!」などと発言。この時期あたりから玉木氏は保守層を取り込むべく、改憲、とりわけ緊急事態条項の創設を打ち出すようになっていった。
実際、国民民主は2023年に日本維新の会や衆院会派「有志の会」の2党1会派で緊急事態条項の条文案を公表し、昨年9月に発表した「2024年重点政策」においても〈大規模災害時などの緊急事態に国会機能を維持するための憲法改正〉と明記している。
そして、玉木氏は衆院憲法審査会の委員として緊急事態条項の創設を主張。「自民党の憲法改正は保守層をつなぎ止めるための“やるやる詐欺”になっている」「熱意と本気度が感じられない」などと自民にマウントをとったり、「私たちの緊急事態条項が成立してもナチスは出てこない。緊急事態条項=戦争国家づくりとのレッテル貼りはやめろ」と反対野党を攻撃してきた。
日本会議系集会で「櫻井よしこ先生に日本男児と認めていただけるかな」と媚を売る玉木雄一郎
しかも、玉木氏の改憲への入れ込みぶりは、自民党の穏健派のようなプラグマティックなレベルにとどまるものではない。ある時期から、極右・歴史修正主義勢力と連動するような動きまで見せるようになった。
たとえば、玉木氏は日本会議の機関誌「日本の息吹」2024年1月号の特集「今年こそ、憲法改正実現の年へ」において「肝心の自民党に覚悟が足りない」とコメント。昨年5月30日に開かれた日本会議系の改憲イベント「国民の命と生活を守る武道館1万人大会」に登壇した際にも「我々はたぶん、もっとも熱心に緊急事態条項に取り組んできた政党だと思います」とアピール。ちなみに、2023年5月3日に開催された日本会議系の改憲集会に参加したときには、いかに改憲に向けて取り組んでいるのかを強調したほか、「櫻井よしこ先生に少しでも日本男児と認めていただけるかな」などと媚を売ってみせている。
しかも、玉木氏は緊急事態条項だけでなく9条改正の野心も持っている。2022年、足立康史氏らとYouTube番組に出演した際には、9条2項の削除の本音を持っていることを示唆した上、「安全保障の議論というのは、いついかなるときに日本国民は血を流す覚悟ができるかということなんですよ」と発言している。
2019年には護憲派の憲法集会に参加していたというのに、一転して改憲を振りかざし極右にまですり寄る変節ぶり──。これだけでもいかに玉木氏が信用ならない人物なのかがよくわかるが、もっと呆れるのが、この玉木氏の改憲への策動が例の不倫関係と一体化していたことだ。
周知のように、玉木氏は昨年11月、元グラビアアイドルで高松市の観光大使を務めていた小泉みゆき氏との不倫関係を「FLASH」電子版で暴露されたが、この小泉氏が玉木氏の出席する憲法審査会に足繁く通っていた。
憲法審査会の傍聴者は、多くの場合が議員や党の関係者を通じて申請、傍聴券を得て参加しているといい、小泉氏も玉木氏を通じて傍聴に訪れていたと見られている。小泉氏が衆院憲法審査会の傍聴に訪れるようになったのは2年ほど前からで、すでに玉木氏と不倫関係にあったと言われている時期と重なる。つまり、玉木氏は不倫相手を国会に招き入れ、自らの勇姿を見せつけていた、というわけだ。
しかも、小泉氏はたんに傍聴していただけではなく、昨年に入ってからは「静かにさせて!」「黙れ!」などとヤジを飛ばすようになっていたという。
この問題を報じた「週刊文春」(文藝春秋)の取材に応じた傍聴参加者は、小泉氏の様子について、こう証言している。
「玉木氏の発言に対して傍聴席からヤジが飛ぶと、小泉さんが立ちあがってその人物を指さし、衛視に注意するよう求めるようになったのです。厳しい口調に加え背が高いこともあり、その場をコントロールしているかのような、高圧的な印象を受けました」
「国民民主党は憲法改正賛成の立場ですが、それに反対する護憲派の傍聴者らは咳をしただけでも小泉さんに睨まれるようになり、年配の方たちはすっかり委縮してしまっていた。彼女が傍聴席の空気を支配していました」
実際、小泉氏自身もこの憲法調査会での行動を「見張り」だと称し、昨年5月、自身の旧Twitterでは〈木曜の見張りに今回は参加できず。みんなしずかにお話をきけたかな? 今日もうるさいなら更にゴリゴリの直談判するつもりだったけん、行きたかったな!〉などと投稿していた(現在は削除済み)。
先の「文春」記事によると、〈委員会室に入って来た玉木氏と小泉とが、アイコンタクトを交わしているように見えたこともあった〉というから、玉木氏は、不倫相手に護憲派の傍聴者を“威嚇”する役目を担わせていたのかもしれない。
例の不倫相手を憲法審査会に動員、国民民主党から国政選挙に出馬させようとしたことも…
しかも、玉木氏にはこの不倫相手である小泉氏を国民民主党から出馬させようとしていた疑惑がある。先の「週刊文春」によれば、当初は衆院選に出そうとしたが、調整がつかず、7月の参院選で国民民主党の候補にしようとしていたフシがあるという。
実際、玉木氏は文春の取材に、党が正式に検討するには至っていないとしながらも、「小泉氏は政治への興味関心があったことから、玉木が個人的に国政に限らず何らかの選挙への立候補の可能性について話したことはあります」と認めている。
不倫が発覚したため小泉氏の出馬はなくなったが、報道がなかったら、そのまま小泉氏を参院選に小泉氏を担ぎ出し、改憲派の急先鋒として売り出していた可能性が高い。
愛人を自分が代表を務める公党の候補者に仕立てようとするとは驚きだが、この公私混同ぶりは、玉木氏が独裁者体質をもっていることの証左ともいえる。
減税や手取り増という甘い言葉に踊らされていると、その先にとてつもなく危険な事態が待ち受けていることを、国民は認識しておくべきだろう。
国民民主・玉木雄一郎の不倫に“政治活動中の公私混同”疑惑が浮上! ヤバすぎる差別体質とビジネス右翼ぶりにも懸念の声
2024.11.13 リテラ 編集部
首班指名選挙の当日に、まさかの謝罪会見──。衆院選で大幅に議席を増やし、一躍「政局のキーマン」に躍り出た国民民主党・玉木雄一郎代表だが、特別国会の招集日だった11日、スキャンダルに見舞われた。周知のとおり、元グラビアアイドルである高松市観光大使の女性との不倫デートを「SmartFLASH」にすっぱ抜かれたのだ。
玉木氏は午前に緊急会見を開き、「報道された内容についてはおおむね事実」と述べ、「妻にはすべてを話した」「叱責された」「今回の(不倫)騒動を挽回するためにも『全力で103万の(壁の)引き上げをやってこい』と、妻からも息子からも言われました」と涙目で説明。夜に有楽町でおこなわれた街頭演説では、「趣味は玉木雄一郎」と語ることでも知られ、ネット上で人気を集めている榛葉賀津也幹事長が玉木氏の肩を叩き、玉木氏が聴衆に謝罪する姿を温かく見守る様子がSNSで拡散された。
この一連の対応に、支持者らを中心に「対応早い!」「辞任より減税」「国民にとってよい政治をしてくれると信じてるので、プライベートがどうだろうと関係ないです」などと玉木氏擁護が殺到し、会見や街宣での言動にも「政治家の妻の鑑やな」「榛葉さんに泣ける」「なんかこの2人かっけぇ」といったコメントが相次いだ。同様に、12日放送の『めざまし8』(フジテレビ)でも、MCの谷原章介が「その日の夕方にすぐに街頭に打って出て、みなさんに訴えて謝罪をしたのは『やるな』ってちょっと思ってしまった」と語り、元NHK解説委員の岩田明子氏も「勇気あるなと感じました」と評価していた。
公党の代表にふさわしいか否かの問題なのに「妻からの叱責」を免罪符にし、代表続投という甘すぎる党内の対応を批判もせずに、“男の絆”の物語で消費したり「勇気ある」と称える……。かたや、相手の女性は高松市観光大使の職を「解職も含め検討」されていることを考えれば、あまりにも不均衡としか言いようがないが、その上、ネット上では擁護論のみならず「玉木氏は財務省にハメられた」という陰謀論まで飛び交う始末となっている。
まったく何を言っているのだか。そもそも玉木氏といえば、「週刊文春」に「パパ活不倫」をスクープされて衆院議員を辞職した宮澤博行氏のスキャンダルに際し、〈宮澤博行氏のケースは、政務三役にもセキュリティクリアランスが必要なことを示している〉とし、国会で審議中だったセキュリティクリアランス法案について〈性的行動をチェックする国民民主党の修正案を取り入れてもらいたい〉とSNSに投稿していた。その張本人がゆるゆるの「性的行動」をとっていたとは、とんだお笑い種だ。
だいたい、報道から会見までの対応の早さを評価する声も大きいが、「FLASH」が玉木氏に不倫疑惑の質問状を送付したのは先週木曜の7日だ。会見中に手にしていた想定問答のペーパーからも明白なように、会見に向けて入念な準備を進めてきたことは想像に難くない。しかも、首班指名選挙では党の全会一致で玉木氏に投票することを決定しておきながら、会見を無事に済ませた安心感からか、国会での選挙中には居眠りする様子がカメラに捉えられていた。さっきまで涙を浮かべて謝罪していたのに、あまりにも不遜すぎやしないか。
だが、もっとも問題になるべきは、「政治活動のために宿泊したホテルに不倫相手を泊めた」という疑惑だ。
「FLASH」によると、玉木氏は7月25日から28日に香川県内で政治活動をおこない、26日17時半に高級ホテル「JRホテルクレメント高松」にチェックイン。一方、相手の女性は16時すぎに同ホテルに到着しており、玉木氏が14階の客室に入室した直後にチェックインしないままエレベーターに乗り、玉木氏と同じ14階で降りて客室へ。〈2人とも、この日は同ホテルに宿泊した〉という。
このホテルは玉木氏が政治資金パーティを開催してきた場所なのだが、こうして報道されてしまった以上、この日の宿泊費を政治資金や文通費で落とすことはないだろう。だが、香川の政界関係者は、玉木氏と不倫相手の女性が時間差でホテルに入る様子を2022年後半以降「2回、目撃」していると証言。果たして、過去の逢瀬で使用したホテル代が政治資金で賄われた可能性はないのだろうか。
医療費削減のために尊厳死を法制化、同性愛差別発言…玉木雄一郎の弱者切り捨て思想
今回の一件で、熱心な支持者以外からは党代表としての振る舞いを疑問視する声も上がりつつある玉木氏。しかし、不倫の是非以前に、玉木氏は公党のトップにふさわしい人物ではない。それは、玉木氏が差別主義者だからだ。
その一例が、先の衆院選中に露呈させた高齢者差別だ。玉木氏は日本記者クラブ主催の党首討論において「若者をつぶすな」と主張するなかで、こう述べた。
「社会保障の保険料を下げるために、我々は高齢者医療、とくに終末期医療の見直しにも踏み込みました。尊厳死の法制化も含めて。こういったことも含めて医療給付を抑えて若い人の社会保険料給付を抑えることが、じつは消費を活性化して次の好循環と賃金上昇を生み出すと思っています」
医療費削減のために尊厳死を法制化する──。この主張には「姥捨て山か」「優生思想にほかならない」と批判が噴出し、玉木氏も〈1分間の中ですべて説明しなくてはならなかったので雑な説明になったことはお詫びします〉〈尊厳死は自己決定権の問題として捉えています〉と釈明した。だが、国民民主党の政策パンフレットでは「現役世代・次世代の負担の適正化に向けた社会保障制度の確立」という項目のなかに「尊厳死の法制化」は位置づけられており、財政論の一環で尊厳死を捉えていることは疑いようもない事実だ。
さらに、玉木氏の差別性があらわになったのが、同性愛をめぐる態度だ。
議席を伸ばした衆院選直後である10月29日に玉木氏が生出演した『ひるおび』(TBS)では、自民党の石破茂首相と立憲民主党の野田佳彦代表が玉木氏を引っ張り合うイラストが描かれたパネルを使い、玉木氏が「モテ期」であると紹介。しかし、これに玉木氏は「嫌ですね。この男同士が(自分を)引っ張ってるって。気持ち悪い絵ですね」とコメントしたのだ。
社会の差別を助長することにつながるという懸念ももたず、公共の電波でホモフォビアをむき出しにする。これだけでも公党の代表にふさわしくないが、たんに玉木氏個人の差別性が露呈しただけではない。というのも、国民民主党は同性婚の導入に賛成する立場をとっておらず、先の衆院選でも賛否を明確にしなかった。ようするに、党をあげて同性愛者の当然の権利に背を向けているのだ。
そればかりか、2023年に成立した「LGBT理解増進法案」でも、国民民主党と維新が自民党に要求した修正案によって、それでなくても酷かった与党案よりも法案内容をさらに後退させたことも記憶に新しい。とくに酷かったのが、国民民主と維新が「ジェンダーアイデンティティにかかわらず、全ての国民が安心して生活することができるよう留意する」という項目を加えさせたこと。つまり、不当なトランスヘイト言説を前提にし、マジョリティであるシスジェンダーに配慮することを加えさせたのだ。
「対決より解決」と謳いながら、高齢者や外国人を敵設定し分断と対立を煽ってきた玉木雄一郎
また、玉木氏の差別性を語るうえで外せないのが、排外主義、外国人差別だ。
たとえば、今年5月、栃木県日光市で発生した強盗事件でベトナム人男性が逮捕された際、玉木氏はSNSにこう投稿した。
〈過疎地域での外国人による犯罪対策を強化すべきだ。不法残留は厳しく取り締まってもらいたい。そもそも、特定技能は事実上の移民につながるので、なし崩しで拡大してはならない。〉
そもそも国内の外国人による犯罪率は日本人と変わりがないうえ、減少傾向にさえある。にもかかわらず、外国人と犯罪を結びつけて語るのはど真ん中の外国人差別だ。しかも、政治家であるならば、技能実習生がこの国の労働力を支えている実態を踏まえ、現行制度下に置かれた技能実習生の劣悪な労働環境や搾取の構造に目を向けるべきなのに、それを無視して「移民を増やすな」などと主張するのは、外国人に対する恐怖と憎悪を煽る、そのへんの極右と何が違うのか。
玉木氏といえば2021年にも、コロナ禍で困窮する大学生を対象にした10万円の緊急給付金に留学生も含めるというニュースに対し、〈真面目に働いている月給10万円の日本人の独身世帯には1円も給付されない。明らかに不公平ではないか。ちゃんと税金を払っている日本人にこそ10万円を給付すべきだ〉と主張。本来、個別で考えるべき「真面目に働く独身日本人」と「外国人留学生」を対立させ、外国人に対する偏見を助長させようとしたことがあった。これは、「医療費のかかる高齢者」と「現役世代」を対立させることで、若年層〜現役世代の支持を得ようとする卑劣なやり口とまったく同じだ。
このように、世代や属性の分断を煽ることで党勢拡大を図ってきた玉木氏。同時に、日本会議系の改憲集会に登壇しては「櫻井よしこ先生に少しでも日本男児と認めていただけるかな」と媚を売ってみたり、動画内で「安全保障の議論というのは、いついかなるときに日本国民は血を流す覚悟ができるかということなんですよ」「本質ですよ、本質」などと語ったりなど、極右への目配せにも注力。そんななかで、アイヌ民族への偏見と嘲笑にまみれたYouTube番組に出演し、ネトウヨ出演者たちと一緒になって大笑いするなど、ありえない醜態を晒してきた。
ようするに、玉木氏というのは、「手取りを増やす」「若者をつぶすな」と叫びながら差別を振りまく、「ビジネス右翼の新自由主義者」にほかならない。不倫騒動よりも、玉木氏のこの危険で有害な本質こそ、目を向けられるべきだろう。