ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

溝口三丁目散歩(6)

2015年02月16日 07時35分34秒 | まち歩き

国道409号から脇道に入り、三丁目の住宅街を歩いて行きます。ただ、もうすぐ昼の食事時です。ちょうどよいことに、この辺りにもいくつかの飲食店がありますので、入ることとします。

 私は、関東人だからという訳でもないのですが、よく蕎麦を食べます。立ち食い蕎麦屋でも駅ナカの蕎麦屋でも、よく入ります。ラーメン屋と蕎麦屋が並んでいたら、多くの人はラーメン屋へ入るでしょうが、私は蕎麦屋を選びます。ラーメンは1年に1回食べるかどうかでして、あまり好きではありません(そのため、街歩きではラーメン屋を無視しますし、中華料理店なら定食を注文します)。まして、夜食にラーメンというのは、私にとっては理解できません。受験生時代以来、夜の9時以降には食事をとらないようにしていますし、夜食が脳の働きを鈍らせるという気がするのです。

 溝口で蕎麦屋というと、私がすぐに思い浮かぶのは高津駅付近、溝口四丁目の山中屋で、少なくとも一ヶ月に一回は入りますが、三丁目ですと更科です。以前から存在は知っていましたが、今回、初めて入りました。お客は多いようです。蕎麦は勿論、天丼もなかなかの美味でした。

 ごちそうさまでした。また訪れることとします。

 すぐ近くにバードランド・カフェがあります。2010年4月に開店しました。

 休業日だったのが惜しいのですが、開いていれば、ジャズを聴くことができます。しかも、月に1回、生演奏を聴くこともできます。一度だけ、生演奏の日でない時に入ったことがありますが、それほど広くない店で、ステージと言えるほどのスペースもないため、演奏者は入口付近に立って演奏を繰り広げることとなります。サックス奏者の山口真文さん、ギター奏者の中牟礼貞則さん(渡辺香津美さんの師匠の一人でもあります)などが来られ、演奏されたとのことでした。

 私が学部生の頃だったか、国道246号沿いでジャズの生演奏が行われている店があり、時々、ビラが電柱などに貼られていました。ジャズファンなら一度は名前を耳にしたことがあるはずの奏者が来店していたようですが、どこにあったのかはわからずじまいです。

 高津区で喫茶店と言えば、溝口三丁目の名店、珈琲の詩を忘れてはなりません。帝京大学溝口病院の並び、高津警察署の真向かいにあります。クラシック音楽専門で、やはり時々生演奏が行われるようです。学部生時代に通っていたことがあり、最近も時折入ってはコーヒーを飲んだりします。コーヒーは勿論、サンドウィッチも安くて美味です。壁にはぎっしりとLPが詰められた棚があり、それを見ているだけでも楽しめます。

 次にあげるとすれば、二子新地駅の近く、諏訪一丁目の甍(いらか)です。商店街からはずれた所にあるので、ややわかりにくいのですが、宮城県は岩沼市に建っていた蔵を移築したという店の空間は、なかなかの居心地のよさです。

 もう一店、高津駅の近くということで、二子五丁目、府中街道の裏通りにあるみずさわ珈琲店をあげておきましょう。一度しか入ったことがないのですが、妻と一緒に行き、コーヒーとケーキで短いながらも楽しい一時を過ごしました。 

 三丁目の二ヶ領用水沿いには、JR東日本の社宅がありました。現在でもインターネットの地図には載っていますが、既に閉鎖されており、居住者はいません。今後、建て替えられるのか、既に土地が売却されているのか、などの事情はわかりません。

 ここは溝口ですが、JRの武蔵溝ノ口駅から離れています。実際に歩けば10分以上はかかるでしょう。少し歩いて二丁目に出れば、駅から伸びる道路があるのですが、バス停などはなく、東急バスの回送車が通るだけです。

 二ヶ領用水にはいくつもの橋がありますが、人名からとられた名称の橋はいくつあるのでしょうか。その一つ、濱田橋です。このブログでも何度か取り上げていますが、溝口は著名な陶芸家である濱田庄司の生誕地です。

かなり読みにくくなっていますが、名称の由来について記されている石板が置かれています。

もう一度、JR東日本の社宅です。御覧の通り、出入口などは完全に封鎖されています。案内板なども撤去されました。


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