ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

話題性はあるけれど

2015年02月15日 15時13分26秒 | 音楽

 たしか先月、タワーレコードかHMVのサイトで発売を知ったのですが、今日(2月15日)入手しました。

 新垣隆&吉田隆一「N/Y」(アポロサウンズ、APLS1505)

 昨年のあのゴーストライター問題で一気に名が知れ渡った作曲家とバリトン・サックス奏者の共演です。元々、新垣氏は現代音楽系の作曲家ですが、ジャズ・ファンでもあったということで、吉田氏との共演が実現した訳です。

 どのくらい売れているのかわかりませんが、話題性には富んでいます。武満徹「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」、Embraceable You、Sophisticated Ladyなどが収録される一方で、フリー・ジャズとも現代音楽ともとりうるオリジナルの曲も含まれています。また、ボーナスCDも付いており、3曲収録されていました。

 ただ、通しで聴いていると、タスキにある「優雅で、過激」という言葉はよいとして、驚愕という言葉が生じさせるイメージには程遠い気もします。1970年代のFMPなど、ヨーロッパのフリー・ミュージック(特にドイツとオランダ)を思い起こさせるのです。その傾向は、特にボーナスCDに収録されている3曲に強く表れています。生演奏であれば違う印象を受けたかもしれませんが、CDでは既視感(déjà vu)を覚えさせられるのです。


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