ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

2006年5月24日、洗足駅

2020年04月26日 00時16分30秒 | まち歩き

 考えてみれば、今年の4月25日はゴールデンウィークの初日とも言える日でした。しかし、皆様御承知の、このような状況です。私は、中原区宮内のライフへ一人で買い物に行ったくらいでして(うちでは、私が食料品などを買いに行くことが多いのです)、地元では府中街道と言われる国道409号も驚くほどに空いていました。それでも、報道によれば一部のパチンコ屋では人が多かったとか。

 さて、今回は、タイトルに示した通り、2006年5月24日に東急目黒線奥沢駅の周辺を歩いた時の様子を取り上げます。基本的に「待合室」の第171回「東急目黒線途中下車(3)」(2006年6月7日〜19日掲載)の再掲載ですが、大幅な修正を施しました。

 

 2004年4月から2010年4月8日まで、板橋校舎への通勤で使っていた東急目黒線ですが、「待合室」での途中下車シリーズとして取り上げるのは、ようやく3回目、しかも1年3ヶ月ぶりとなりました。2006年5月24日、目黒線の不動前から洗足まで立体化工事が行われていたので、少々取り上げにくいと感じる部分があったのです。また、途中下車をする時間帯が夕方から夜になるため、撮影しにくいということもありました。

 私は「待合室」で「東急目黒線途中下車」の他、「都営三田線途中下車」、「東急池上線途中下車」、「東急多摩川線途中下車」、「東急田園都市線途中下車」および「東急大井町線途中下車」というシリーズの記事をあげていました。これらの特徴として、駅の順番などに関係なく、ランダムに取り上げるという点がありました。しかも、「都営三田線途中下車」、「東急池上線途中下車」および「東急多摩川線途中下車」は完結していません。

 「東急目黒線途中下車」シリーズにしても、本当は、田園調布、奥沢、大岡山というような順番か、目黒、不動前、武蔵小山というような順番で取り上げたかったのですが、撮影日などの関係もあり、1回目が奥沢、2回目が田園調布となりました。

 なお、ここでお断りしておきます。目黒線は目黒から日吉までとして営業中ですが、正式の区間は目黒から田園調布までであり、田園調布から日吉までは東横線複々線区間への乗り入れという形です。そのため、多摩川、新丸子、武蔵小杉、元住吉および日吉については「東急目黒線途中下車」シリーズにおいて扱わないこととしました。

 上の写真をみれば、今回は目黒線の洗足駅を取り上げることが一目瞭然です。現在の皇后様の御出身地が、この洗足駅周辺なのです。珈琲を飲みたくなって駅を降り、改札を出ようとした瞬間に横断幕が目に飛び込んできたので、カメラを取り出し、撮影してみました。

 洗足駅は、目黒蒲田鉄道の開業当初からある駅ですが、昭和40年代に地下化されました。改札口を入り、階段を下りるとホームがあります。幼少時から、目蒲線を使うことは時々ありましたが、洗足駅を初めて使ったのは、大東文化大学法学部に着任してからのことで、しかも、この駅の近所に用があったからではなく、目黒線の車内にいた時に携帯電話の呼び出し音がなったために降りざるをえなくなったからです。

 目黒蒲田鉄道は、名前の通り、山手線の目黒駅から京浜東北線の蒲田駅までの路線で、現在の東京急行電鉄の母体でもあります。2000年に、目蒲線は目黒線と多摩川線に分割されます。現在は目黒駅も地下化されていますが、長らく、目蒲線では洗足駅のみが地下駅でした。

 目蒲線、目黒線といいますが、起点の目黒駅は目黒区になく、品川区にあります。次の不動前駅は、目黒不動尊に近いことから名づけられていますが、この駅も品川区にあります。武蔵小山駅、西小山駅も品川区にありますので、洗足駅付近で、ようやく線名にふさわしい目黒区に入ります。しかし、大岡山駅が(微妙な所ですが)大田区にありますので、目黒線という名称にもかかわらず、唯一の目黒区内の駅が洗足駅であるということになります。ちなみに、池上線の洗足池駅は大田区にあります。

 洗足駅から渋谷駅までのバス路線があります。左側にバス停があります。

 駅の裏側です。道幅が狭いのがおわかりになると思います。私は、東京都23区部の南半分であればほとんどを車で通っているのですが、この洗足駅付近を通ったことはありません。目黒線の駅は、自動車では行きにくい所ばかりで、洗足はその一つではないかと思います(あとは不動前、西小山、大岡山 。この3つの駅前にはバス停がありません。但し、不動前駅から少し離れた所に、目黒不動尊の中を抜けるという、渋谷から五反田までのバス路線が通っています)。少なくとも、私にとってはわかりにくいのです。

 駅前を通る表通りの商店街です。 この日は妙な天気で、雨が降り出したと思ったら程なくしてやみ、晴れてきました。このあたりの道路事情をよく知らないのですが、おそらく、奥のほうへ行けば環状7号線の大岡山か碑文谷のほうに出られるはずです。ただ、地図を見ると、結構入り組んでいるようです。

 

 洗足駅を正面(?)から撮影してみました。

 洗足駅は既に地下化されていますが、当時、不動前駅から洗足駅まで立体化工事が行われていました。完成すると、武蔵小山駅と西小山駅が地下化される、という訳です。2006年秋に、 目黒線に急行が走り始めましたが、洗足駅は通過します。急行の停車駅は目黒、武蔵小山、大岡山、田園調布、多摩川、武蔵小杉、そして日吉です。妥当なところでしょう。

 洗足も有名な住宅地で、この奥にも住宅地が広がっています。さらに進めば、品川区の旗の台か荏原のほうに行けるようです。地図を見た限りでは、荏原警察署の近くに出るようです。中原街道であれば、何度でも通っていますのですぐにわかるのですが。

 洗足駅の改札口から目黒線で帰ります。次は大岡山で、駅を出るとすぐに掘り割りのような所を走り、いったん地上に出たと思うとすぐに地下に入り、大岡山に到着します。大岡山もかつては地上駅でして、子どもの頃、友達と行ったことがありました。今の大井町線が田園都市線の一部で、目黒線がまだ目蒲線といっていた頃、3両編成の緑色の電車が走っていた頃です。


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