ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

忘年会離れと言いますが

2023年12月21日 00時00分00秒 | 社会・経済

 月曜日の朝、電車に乗って仕事へ行く際にiPhoneで忘年会離れの記事を読みました。私は、若い頃から飲み会のようなものをあまり好まなかったため、「そうだよね」などと共感しながら読んでいました。紙面記事として朝日新聞2023年12月18日付朝刊15面東京四域14版△に「コロナ5類移行 街はにぎわい それでも進む 忘年会離れ」がありますが、私は2023年12月17日20時付の「進む『会社の忘年会』離れ 『ニーズ高くない』コロナ後やめた企業も」(https://digital.asahi.com/articles/ASRDK5KGPRDHOXIE01P.html)に目を通していました。書かれている内容に違いがありますが、私は神奈川県人ですのでインターネットの記事のほうを参照します。

 今年、東京の地下鉄に乗る度に「COVID-19の前より混んでいるんじゃないか?」と思えるほどに乗客が増えたことを実感します。2020年春の状況などを身をもって体験した者として、あまりの違い戸惑いを覚えたほどです。

 しかし、飲み屋さんなどの場合は違うようです。

 上記インターネット記事に東京商工リサーチによるアンケート調査(10月実施)のことが書かれています。何社を対象にしたのかはわかりませんが、回答は4747社から得られたようです。

 この年末年始に忘年会や新年会を予定していると回答した企業は54.4%、予定していないと回答した企業は21.8%でした。

 まだまだ多いと言えますし、忘年会離れという表現が妥当なのかなと疑いたくなるかもしれませんが、2019年以前よりは減少しているのでしょう。

 予定していないという回答の理由が気になるところでしょう。私も気になったので目を通すと、開催ニーズが高くないという答えが最も多くて53.8%、続いて「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」という答えが42.2%とのことです。この両方の答えには共通する部分が多いと思われますが、別の回答としておきましょう。一方、中小企業については費用の問題をあげるところが多かったようです。

 一方、実施予定の企業では、従業員の親睦を図るという回答が最も多くて87.0%、続いて従業員の士気向上を図るという回答が53.2%であったとのことです(明らかに複数回答です。一つだけを選択するというのは趣旨に合わないからでしょう)。ただ、親睦なり士気向上なりにつながるかどうかは個別事情に左右されるのではないでしょうか。

 労働者はどう考えるのか。これも千差万別でしょう。記事にも賛成派と反対派の双方の意見が書かれていました。かなりの部分は企業の事情に左右されるような気もしますが、「上司にお酌させられるんじゃないかと心配」という意見は多くの企業に共通するでしょうか。今でもこういう上司はたくさんいるのでしょうか。私のように、お酌も何もいらないから自分で加減を合わせて飲んだりしたいと思う人は少ないのでしょう。


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