ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

南足柄市といえば

2024年05月12日 00時00分00秒 | まち歩き

 神奈川県にある市町村で、私が唯一足を踏み入れたことのなかった市がありました。南足柄市です。神奈川県内の市では最も人口が少ない所でもあります。

 この市には伊豆箱根鉄道大雄山線という鉄道路線が通っています。JR東海道新幹線・東海道本線、小田急小田原線、箱根登山鉄道線の小田原駅を起点とし、名前の通り大雄山駅まで向かう路線です。大雄山線の相模沼田駅、岩原駅、塚原駅、和田河原駅、富士フイルム前駅および大雄山駅が、南足柄市にあります。

 南足柄市の代表駅が、大雄山線の終点である大雄山駅です。市役所もこの駅の近くにあります。なお、大雄山駅の名は、ここから3キロメートルほど離れた最乗寺の山号にちなんでいます。

 駅の構内には車庫があり、大雄山線の全車両が所属しています。上の写真でもかすかに電車が見えますが、これが5000系で、同線の営業車両は5000系3両編成に統一されています。ただ、編成によって色が異なります。また、コデ165も見ることができます。

 「足柄山の金太郎」ということで、南足柄市は「金太郎のふる里」を名乗っています。

 このように書いておいて水を差すような形になりますが、この金太郎の伝説は、足柄ということで、静岡県の小山町にもあります。南足柄市とは県境で隣接しているだけでなく、足柄峠が小山町と南足柄市に跨がっています。また、JR御殿場線の足柄駅が小山町にあります。南足柄市は相模国、小山町は駿河国に属していますが、どちらに由来してもおかしくないでしょう。

 そうかと思えば、金太郎の伝説は日本のあちらこちらにあるようで、例えば滋賀県の長浜市です。同市には足柄神社があります。他にも伝説のある場所は日本に点在しています。伝説とはそういうものである、と言いうるかもしれません。私は神奈川県民ですので、南足柄市、または静岡県の小山町を採りたいと思っています。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 再び、マーラーの交響曲第9... | トップ | 2024年5月10日の六本木交差点 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

まち歩き」カテゴリの最新記事