続 ターボの薩摩ぶらり日記

ー俳句と写真の相乗効果をめざしてー 

磯鶫

2017年07月31日 | 日記

小鳥の声で昼寝から覚めた。
そのまま横になって声を聞いていたかったが、ブログに載せる写真が逼迫している。
億劫だったがカメラを持ってドアをあけると、通路の隅に磯鵯♀がとまっていた。
画像は29日撮影。

    砂取り節うたへば応ふ磯鶫          欣一

磯鶫は磯鵯の別名で夏の季語。
砂取り節は石川県の無形民俗文化財に指定されているそうだ。

一茶の俳句

2017年07月30日 | 日記

民家の庭に親子だろうか、二匹の猫が寄り添っていた。
画像は28日、谷山中央で撮影。

    嗅いで見てよしにする也猫の恋          一茶

広辞苑で「よし」の漢字を引くと「良し・善し・好し」と、
その対義語のような「止し」が載っていた。
一茶宗匠は意地悪くも、わざと仮名遣いにしたのではないか、と疑った。

道教え

2017年07月28日 | 日記


裏道に斑猫がいた。
慈眼寺などの渓流ではよく見かけるが、住宅街では珍しい。
画像は今朝、谷山中央で撮影。

    斑猫よふるさとだものわかつてる          志津子

斑猫の別名は道教へ。
山などで道に迷ったときに現れて、導いてくれるから名付けられたそうだ。

筒井筒

2017年07月27日 | 日記

ラジオ体操を終えて、男の子と女の子が朝日を浴びながら、一緒に帰途についた。
画像は24日、谷山中央で撮影。

    筒井筒ともに十八風の盆          貞雄

男の子と女の子は十八歳になると、一緒に盆踊りに加わるだろうか。


ラジオ体操

2017年07月25日 | 日記

夏休みになって、朝のラジオ体操がはじまった。
画像は今朝、谷山中央で撮影。

    伸びきらぬ手足の体操小鳥来る          うめ子

東京オリンピックへ向けて、ラジオ体操でムードを盛り上げようとする動きが
あるそうだが、参加する気にならなかった。

ハイビスカス

2017年07月24日 | 日記

民家の庭にハイビスカスが咲いていた。
画像は23日、谷山中央で撮影。

    ハイビスカス一と日の色を咲き尽す          日出子

先日、ハイビスカスが咲いていたので、翌日カメラをもって再訪すると、散っていた。

青柿

2017年07月21日 | 日記

まだ柿若葉の時期だと思っていたのに、民家の庭の柿の木にはもう実がついていた。
画像は16日、谷山中央で撮影。

    青柿や医師の偽り妻と聞く          亜川

映画「生きる」が上映された頃の作句だろうか。
今は余命いくばくか、偽りなく知らせてもらえるようだ。

浜木綿

2017年07月20日 | 日記


民家の玄関の脇に、浜木綿の花が咲いていた。
画像は18日、谷山中央で撮影。

    浜木綿やこの潮騒の太古より          真木子

谷山中央はかつて海の近くだったらしく、谷山漁業組合の看板を掲げた建物がある。人影はないが。

夕顔

2017年07月19日 | 日記


公共施設の一角に夕顔が咲き残っていた。
名札が添えてあったので識別できた。
画像は18日朝、谷山中央で撮影。

    夕顔に病み臥す人と物語          つや女

源氏物語をふまえているらしいが、
読んでいないので判らない。

梅雨明け

2017年07月18日 | 日記


やまなみの上、入道雲と雨雲がせめぎあっていた。
気象庁は梅雨が明けたとみられると発表したが、まだ自信をもって宣言できないようだ。
画像は今朝、谷山中央で撮影。

    梅雨明くる雲の饗宴賑かに          梧逸

気象庁と違って、俳人は断定する。まちがえれば「戻り梅雨」という便利な季語がある。