続 ターボの薩摩ぶらり日記

ー俳句と写真の相乗効果をめざしてー 

水草生ふ

2020年04月30日 | 日記

4月26日、谷山中央で写す。

「発句」  ぴちぴちと川魚がはねて水草生ふ
「脇句」  春禽来ると葉陰に避難
「第三」  若芝に人と自転車仰向けに

 


袋掛

2020年04月29日 | 日記

4月26日、慈眼寺で写す。

「発句」  枇杷色の袋を掛ける枇杷の郷
「脇句」  はや日に灼けて鍬打つ農夫
「第三」  道訊くと里人は地に地図描きて

袋掛=夏季

 

 


柿の花

2020年04月26日 | 日記

4月24日、谷山中央で写す。

「発句」  花の身を隠して咲けり柿の花
「脇句」  地に墜ちて知る春去りしこと
「第三」  古本を再読蟄居に馴れなくて

柿の花:夏季

 

 

 

 

 


外厠

2020年04月19日 | 日記

4月17日、谷山中央で写す。

「発句」
濃く肥ゆる周りの春草外厠
「脇句」
たれの躾か仔猫の作法
「第三」
転生の叶へば来世ひこばえに

首輪をつけた仔猫が空き地にしゃがんでいた。かねて猫の生態を観察しているので、目的がわかった。犬も見習ってほしい。

花壇の蝶

2020年04月17日 | 日記

4月14日、谷山中央で写す。

花壇にて目移りの蝶よかにせどん
「脇句」
朧夜に去りおごじょを泣かす
「第三」
春の歌固い絆に乾杯し
       (以上ターボ)

よかにせどん=良い二世殿の薩摩弁。イケメンさんと同義。
おごじょ=漢字は御々女の説が有力。秋田のおばこと姉妹語か。