続 ターボの薩摩ぶらり日記

ー俳句と写真の相乗効果をめざしてー 

雨後の葉牡丹

2017年11月30日 | 日記


雨が小やみになったので、カメラを持って外に出た。
民家の門脇に葉牡丹が咲いていた。
一週間前は気がつかなかったが。
画像はさきほど谷山中央で写す。

    葉牡丹のひだひだにのる雨の粒          和子


同窓会での忖度

2017年11月29日 | 日記

同窓会には13人が集まった。
画像は25日、武蔵小山で写す。

    久闊を叙さで頷く秋灯下         ターボ

久しぶりの再会だったのに、だれも決り文句のあいさつは交わさなかった。
近況報告では一身に同情を集めたくて、オペの話をしようと予定していたが、
つぎつぎに先を越されてしまった。
写真は800万画素のガラケーで撮ったが、越後の名酒をしたたか飲んでい
たので、再生するとほとんどが暈けていた。
ブログ用はそれにさらにガウス処理したのは、被写体の面々が老体をさらし
たくないはずだとの心中を忖度したからだった。


名曲喫茶店

2017年11月28日 | 日記


あらかじめネットで営業を確かめていた道玄坂
の名曲喫茶店「ライオン」に入った。
店内にはLPレコードが所狭しと並んでいた。
画像は25日に写す。

    回り初むレコードの黙日の氷         ターボ(旧作)

いまでも家では、デジタルをアナログに変換する
USBデジタルオーディオプロセッサーという装置
をつなげて、CDや拡張子MP3のファイルを聴いて
いる。

半世紀も前になるが、ライオンのほか日本橋の
「上高地」、数寄屋橋の「ショパン」、銀座の
「エチュード」、銀座、日比谷、新宿、武蔵小山、
大井町の「らんぶる」といった名曲喫茶店に、
暇があると通ったものだった。
大井町の「らんぶる」で徹夜でベートーベンの交
響曲9曲を聴かせる企画があると、友人に誘われ
て、一睡もせずに朝を迎えたことがあった。

今回の上京では、大井町の宿に予約したので、
その店を事前に調べてみたが、ヒットしなかった。
実際に駅を降りると、半世紀前の片鱗も見あたらず、
探しようがなかった。
それで、同じ友人とよく入った渋谷のライオンま
で足を伸ばしたのだった。

    追憶や渋谷で珈琲秋惜しみ         ターボ

ことし、友人と同じオペを経験したせいか、ライオ
ンでは音楽は上の空で聴いて、海外に移住した彼
のことがしきりに思い浮かんだ。



ベランダの金柑

2017年11月15日 | 日記


ベランダの金柑が色づいてきた。
画像は今朝写す。

    金柑は咳の妙薬とて甘く         茅舎

作者はつぎの句も残している。

    咳き込めば我火の玉のごとくなり
    咳き込めば我ぬけがらのごとくなり

経験者として、身につまされる。