水鳥 2016年02月29日 | 日記 軽鳧の子は孵ったばかりのときは、母親のあとに従順にならぶが、長ずるにつれて親を追い越しも する。 しかし、画像の先を行く2羽は目がときどき金色に光るので、軽鳧の子ではないかもしれなかった。 28日、谷山中央で撮影。 水鳥の何かさがしに離れゆく 真 菜 便利なせいか、歳時記には水鳥の項に多くの例句が載っている。
松竹梅 2016年02月28日 | 日記 梅が咲いて松の芯が伸びはじめた植込みの対面に、竹垣が結ってあった。 整い過ぎているので、触ってみると無機質だった。画像は26日、谷山中央で撮影。 松竹梅活けて天皇誕生日 たけ子 梅の花は臘月に咲く臘梅と思う。
根分 2016年02月27日 | 日記 みごとな銀髪の女の人が庭の隅で根分けしていた。画像は26日、谷山中央で撮影。 根分せるもの何々ぞ百花園 虚 子 かつて百花園で、大きな三脚に骨董品のようなカメラをすえた同年輩の人と話を交わしたことを思い出した。 カメラ道楽の度がすぎて、結婚しそこなったそうだ。 カメラをよく見ると、Contaxの銘が打ってある。富士山と月見草の組合せを撮ることが夢だというので、これ なら簡単に夢が叶うと手持ちのコンデジを見せると、相手は絶句した。
緑蕚梅 2016年02月25日 | 日記 住宅街の廃屋跡に緑蕚梅が咲いていた。画像は23日、谷山中央で撮影。 のびのびと廃屋跡の緑蕚梅 ターボ だれも剪定する者がいなくなったのであろう。「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」というが、好きな諺ではない。
木瓜の花 2016年02月24日 | 日記 民家の庭に木瓜の花が咲いていた。画像は21日、谷山中央で撮影。 古木瓜を咲かせて陶師沈寿官 敏 郎 14代沈寿官をモデルにした司馬遼太郎著「故郷忘じがたく候」が愛読書なので、当地に移り住むとすぐに沈寿官工房を見学した。 そのおり寒木瓜が咲いていたと記憶している。
鵯と椿 2016年02月23日 | 日記 鵯が赤いものを咥えて大樹にとまり、啄みはじめた。赤いものは椿の花弁らしかった。画像は22日、谷山中央で撮影。 不受不施の大寺にして鵯多し 土筆坊 鎌倉五山が頭に浮かんだが、久しぶりに一昨年訪ねたときは、拝観料をとられた。
霞む桜島 2016年02月22日 | 日記 桜島が霞み、噴煙しているのかどうか、はっきりしなかった。画像は21日、谷山中央で撮影。 数珠さげて訪ふふるさとの山霞 和 子 春の彼岸に墓参のため帰郷したのだろうか。
黄水仙 2016年02月21日 | 日記 民家の庭先に黄色い水仙が咲いていた。画像は18日、谷山中央で撮影。 日暮れまで日は遊びをり黄水仙 美 秋 遅日。歳時記には水仙は冬季、黄水仙は春季の部に載っている。
紅梅と白梅 2016年02月19日 | 日記 住宅街の空き地に、紅梅と白梅が一緒に咲いていた。画像は17日、谷山中央で撮影。 咲きわけて紅白淡し冬の梅 碧 郎 歳時記には紅梅は冬期、白梅は春期に載っている。探しているが、ことしはまだ濃い紅梅にお目にかかっていない。
ロケット 2016年02月18日 | 日記 晩酌しながら観ていたテレビが、種子島からロケットが打ち上げられたと報じた。窓外へ目を移すと先頭の光った白 い筋が上空へ伸びている。 あわててカメラをひっぱり出してピントを合わせたものの、酔眼ではままならず、ふやけた白い筋しか撮れなかった。 画像は17日、谷山中央で撮影。 地虫出づ人は宇宙へ飛びたてり まゆみ 歳時記によると「地虫出づ」は三月五日頃。待ち遠しい。
年金支給日 2016年02月16日 | 日記 年金支給日。銀行のシャッターがまだ閉じたままなのに、行列ができていた。 画像は15日、谷山中央で撮影。 湯豆腐や年金少し使ひすぎ 至 風 せめて鍋にタラの切り身を加えたいが、年金が減ったので、がまん、がまん。
鳥怒る 2016年02月15日 | 日記 連写しながら白腹に迫っていくと、逃げないで怒った。画像は11日、谷山中央で撮影。 冬座敷剥製の鷹怒りをり ターボ 恐竜のいまの姿は鳥だという説があるが、鳥は怒ると恐ろしい。