画像は5月22日、円明庵公園で写す。
独吟「円明庵公園 下」
「名残の表 12句」
「春」
19句 老の身に鞦韆はよき憩ひの座
20句 ひと漕ぎすればまさに揺籃
21句 可憐なり無季扱ひのデュランタは
22句 タカラジェンヌの袴の色とぞ
「夏」
23句 洒落つ気は日傘のみなり出勤へ
「夏」
24句 青葉繁れる医院に向かふ
25句 いまも見る三角関数解けぬ夢
「恋」
26句 散歩の犬が恋の鞘当て
「恋」
27句 白き猫逢瀬にやつれ朝帰り
28句 こころの傷も舐めてゐるらし
「秋の月」
29句 天上に句会あるらん月耿々
「秋」
30句 席題「萩」に苦しみしこと
「秋」
31句 こつこつと鳩は啄む爽やかに
32句 慌てる乞食貰ひ少なし
「花」
33句 対面の養老院の花は葉に
34句 日ざしを避けて根元で読書
35句 水場あり公園は即避難所に
「挙句 春」
36句 夏隣にてひかる喫泉
「名残の表 12句」
「春」
19句 老の身に鞦韆はよき憩ひの座
20句 ひと漕ぎすればまさに揺籃
21句 可憐なり無季扱ひのデュランタは
22句 タカラジェンヌの袴の色とぞ
「夏」
23句 洒落つ気は日傘のみなり出勤へ
「夏」
24句 青葉繁れる医院に向かふ
25句 いまも見る三角関数解けぬ夢
「恋」
26句 散歩の犬が恋の鞘当て
「恋」
27句 白き猫逢瀬にやつれ朝帰り
28句 こころの傷も舐めてゐるらし
「秋の月」
29句 天上に句会あるらん月耿々
「秋」
30句 席題「萩」に苦しみしこと
「秋」
31句 こつこつと鳩は啄む爽やかに
32句 慌てる乞食貰ひ少なし
「花」
33句 対面の養老院の花は葉に
34句 日ざしを避けて根元で読書
35句 水場あり公園は即避難所に
「挙句 春」
36句 夏隣にてひかる喫泉