続 ターボの薩摩ぶらり日記

ー俳句と写真の相乗効果をめざしてー 

海光

2019年08月31日 | 日記

8月29日、ベランダから写す。

海光の夜も仄とある夏木かな  火 童
「脇句」
焼酎呑みつ散骨礼賛  ターボ
「第三句」
チベットの鳥葬いまも致すらん  〃


秋の夜

2019年08月29日 | 日記

8月27日、マンションから写す。

秋の夜の俳諧燃ゆる思かな  波 郷
「脇句」
月を詠まんと舌頭千転  ターボ
「第三句」
白露の座芭蕉苦吟を叱咤して  〃


芭蕉と弟子去来が句筵に招かれたとき、
なかなか句を付けなかった去来に、芭
蕉は会が終わってから激怒したという
逸話がある。
連句の場でひとりが句を作るのに時間
をかけていたら、座が白けてしまう。

最近、俳句と連句の吟じ方の違いにつ
いて、考えることが多い。

園児

2019年08月27日 | 日記

8月26日、ベランダから写す。

水遊び水をこはがる園児ゐて  多代子
「脇句」
プールへ抛られ仔犬犬掻き  ターボ
「第三句」
雨靴でぬかるみ踏む子嬉々として  〃


青蔦

2019年08月22日 | 日記

8月21日、谷山中央で写す。

詩の新人生む青蔦の女子大学  和 生
「脇句」
教へし主婦に夏期に逆転  ターボ
「第三句」
文弱に良薬はなしひとつもなし  〃

烏瓜の花

2019年08月21日 | 日記

9月17日、谷山中央で写す。

隣より越え来て烏瓜の花  かつ子
「脇句 夏」
会話ゆき交ふ朝涼の垣  ターボ
「第三句」
夜遊びの牡猫そろそろ戻るらん  〃




「第三句の心得  社団法人日本連句協会」
第三句は変転の始まり。思い切った連想、飛躍の長句を。
第三句だけが特別に、下五を、して、 て、に、にて、らん、もなし、の語で留めること。
第三句目の季節は、発句が春・秋なら同季に。発句が新年なら春。発句が夏または冬なら無季で。

凌霄

2019年08月20日 | 日記

8月19日、ベランダから写す。

凌霄や刻を待たずに山の雨  稚 魚
「脇句」
揚羽に学ぶ木遁の術  ターボ
「第三句」
まだ呆けぬ詐欺のメールを看破して  〃


「第三句の心得  社団法人日本連句協会」
第三句は変転の始まり。思い切った連想、飛躍の長句を。
第三句だけが特別に、下五を、して、 て、に、にて、らん、もなし、の語で留めること。
第三句目の季節は、発句が春・秋なら同季に。発句が新年なら春。発句が夏または冬なら無季で。

山河

2019年08月19日 | 日記

8月17日、谷山中央で写す。

燕はやかへりて山河音もなし  楸 邨
「脇句 月」
上に三日月下にその影  ターボ
「第三句」
露の世に老いて得し友対岸に  〃
 



「第三句の心得  社団法人日本連句協会」
第三句は変転の始まり。思い切った連想、飛躍の長句を。
第三句だけが特別に、下五を、して、 て、に、にて、らん、もなし、の語で留めること。
第三句目の季節は、発句が春・秋なら同季に。発句が新年なら春。発句が夏または冬なら無季で。