続 ターボの薩摩ぶらり日記

ー俳句と写真の相乗効果をめざしてー 

烏瓜の花

2017年07月16日 | 日記


住宅街の空地で、烏瓜の花が咲いていた。
画像は今朝、谷山中央で撮影。

    花見せてゆめのけしきや烏瓜           青畝


夜咲いて朝しぼむ。花粉を媒介するのは、蝶ではなく蛾だそうだ。
妖しい夜の饗応の世界を撮ってみたい。

黒揚羽と地震

2017年07月14日 | 日記


クロアゲハかナガサキアゲハか識別できないほど素早く、黒っぽい蝶が飛びまわっていた。
画像は12日、谷山中央で撮影。

    地震のあと乱舞をやめぬ黒揚羽           ターボ

アゲハは吸蜜する花のないところを飛びまわっていた。

地震のあと

2017年07月12日 | 日記


アサギマダラだろうか、マンションのエントランスの天井にとまっていた。
画像は今朝撮影。

    館内に迷ひ込む蝶地震のあと         ターボ

地震の古語読みはナヰ。当地には90年ぶりの震度5だった。

千日草

2017年07月11日 | 日記


センジツソウの花にキタテハがとまっていた。
画像は9日、谷山小学校で撮影。

    越して来て垣根つくらず千日紅          ちか子

千日紅は千日草の別名。三年も花がもつのは垣代わりにいいだろうが、
季感がないせいか俳句は少ない。

生垣の手入れ

2017年07月10日 | 日記

梅雨晴間、主婦が生垣の手入れをしていた。
この家の文人風のあるじと、あいさつを交わしたことがある。
画像は9日、谷山中央で撮影。

    生垣の丈かり揃へ晴るる秋          漱石

生垣の手入れをしている文豪を想像できない。


蝸牛

2017年07月08日 | 日記


豪雨のあと、蝸牛がいきいきと這っていた。
画像は7日、谷山中央で撮影。

    泣きし子に神父の見せし蝸牛          力

男の子だろうか、ぴたっと泣きやんだにちがいない。

七夕竹

2017年07月07日 | 日記

登園した母親が七夕竹を指さしたが、
男の子はまだ眠いのか、反応を示さなかった。
画像は6日、ベランダから撮影。

    女の子七夕竹をうち担ぎ         素十

七夕に対する関心は、男の子より女の子の方が強そうだ。

咲き切った薔薇

2017年07月06日 | 日記

薔薇が咲き切っていた。
画像は5日、ベランダで写す。

    咲き切つて薔薇の容を超えけるも          草田男

容は「かたち」とルビ。
生前の作者は難解派と呼ばれたが、リルケの詩「薔薇の内部」を踏まえた一句と思う。





桜蘭

2017年07月05日 | 日記

奄美大島の名花、桜蘭が咲いた。
画像は4日、ベランダで撮影。

    温室一歩曇る眼鏡に蘭百種         希水

蘭には2、500種があるそうだが、指折り数えるのに片手で足りる。

颱風の余波

2017年07月04日 | 日記
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台風が逸れて晴れたので、散歩に出かけた。
蔦に覆われてむさくるしかった倉庫が雨に洗われて、さっぱりとしていた。
画像は今朝、谷山中央で撮影。

    颱風の余波時なしの雨が降る          立子

倉庫を撮っていると、いきなり強い雨に襲われた。



匂蕃茉莉返り咲く

2017年07月01日 | 日記

5月に知覧武家屋敷街の案内所に咲いていて、匂蕃茉莉とわかった花が翌日、花屋にいくとあったので買った。
間もなく散ってしまったが、昨日、二輪が返り咲いていた。
画像は1日、室内で撮影。

    茉莉花の香指につく指を見る            利一

作者の姓は横光。