続 ターボの薩摩ぶらり日記

ー俳句と写真の相乗効果をめざしてー 

運動会  

2019年09月30日 | 日記

9月29日、谷山中央で写す。

遠目にはどの子も孫似運動会  いそ子
「脇句」
ともに乳色雲と昼月  ターボ
「第三句」
学校の兎肥えゆく秋が来て  〃

柘榴

2019年09月26日 | 日記

9月21日、谷山中央で写す。

ジヨギングの柘榴を仰ぐみな仰ぐ  六弥太
「脇句」
カクテル掲げ月へ乾杯  ターボ
「第三句」
土蹴つて履く運動靴秋晴れて  〃

紫式部

2019年09月23日 | 日記

9月21日、谷山中央で写す。

渡されし紫式部淋しき実  立 子
「脇句」
手つなぎ歩む宵闇の道  ターボ
「第三句」
合唱へ育つハミング芒照り  〃


<表現の幅を広げることにした>
日本連句協会は脇句と第三句について、次のよう
に解説している。

脇句は発句と必ず同季・同場・同時の短句。体言
止めのほうが納まりがよい。
発句と脇句で短歌のような世界を作ること。

第三句は変転の始まり。思い切った連想、飛躍の
長句を。
第三句だけが特別に、下五を、して、て、に、に
て、らん、もなし、の語で留めること。
(以下略)

これまでなるべく解説にそって作句してきたが、
いろいろと実例を調べているうちに、解説は規定
というよりも、文体から推して初心者への入門手
引ではないかと思えてきた。
規定に類する表現はどこにもなく、昔からの慣用
句は許容範囲がもっと広いからである。

秋季の脇句では月を詠み込まなければならないが、
○有明、○玉兎、桂影、常娥、○既望、桂男、盃
の光、ささらへ男、○弓張、○宵闇なども月の句
として扱っている。
このうち広辞苑に載っているのは○印のみ。連句
の世界に誘う初心者向けの用語としては、ハード
ルが高すぎる。

第三句の留めは慣用句では、用言連用形も許容し
ているが、文法は手引の惹句として適していない
ので、省略したのだと解釈した。

本日から表現の幅を広げた。
始めて半年、ビギナー脱出をめざしたい。