続 ターボの薩摩ぶらり日記

ー俳句と写真の相乗効果をめざしてー 

返り花

2019年10月31日 | 日記

10月29日、谷山中央で写す。

返り花そは一輪がよかりけり  恭 子
「脇句」
稜線冴えて浮出る弧峰  ターボ
「第三句」
風来坊絆を厭ふ次男にて  〃

秋の蝶

2019年10月30日 | 日記

画像のキタテハ属の蝶は10月29日、谷山中央で写す。

秋の蝶模様を見せて止りけり  渚 男
「脇句」
高階にゐて全き玉兎  ターボ
「第三句」
拡声器テレビにつなぎ歌澄みて  〃



2019年10月28日 | 日記

10月27日、谷山中央で写す。

肘白き君が踊の手ぶりかな  子 規
「脇句」
雲に月消え艶めける闇  ターボ
「第三句」
在祭久闊を叙す世辞をもて  〃

冬瓜

2019年10月27日 | 日記

10月25日、谷山中央で写す。

うつし世の冬瓜を煮て透きとほる  美奈子
「脇句」
忘れものめく薄き有明  ターボ
「第三」
交りの淡きマンション露消えて  〃

*冬瓜=秋の季語


色鳥

2019年10月26日 | 日記


画像の磯鵯は10月23日、谷山中央で写す。

色鳥や淋しからねど昼の酒  五千石
「脇句」
ちびちびやれば玻璃越しに月  ターボ
「第三」
霧深し李白の転句まねてみて  〃

刈田

2019年10月23日 | 日記

10月18日、上福元町で写す。

夕刈田ふはりと鷺を浮かせたる  執
「脇句」
月より小さく去りゆく飛鳥  ターボ
「第三句」
落下傘花野に着地転がって  〃

藤袴

2019年10月18日 | 日記

10月16日、谷山中央で写す。

藤袴色と見つつも淡かりし  汀 子
「脇句」
カーテンに透く月光の波  ターボ
「第三句」
青信号つづくドライブ山澄みて  〃

文旦

2019年10月17日 | 日記

10月16日、谷山中央で写す。

庇より文旦垂るる書斎かな  数
「脇句」
月を視て詠み避けん月並み  ターボ
「第三句」
爽やぐや助詞の問題ほぼ解けて  〃