
今回は、浸出油(しんしゅつゆ) Infused Oil の作り方。
こちらはカレンデュラの花びら(ドライ)をホホバオイルに漬けたものです。
緑色じゃなくても「緑のお薬」って言います。「緑の」っていうのは、
つまり「植物の」っていう意味ですのでね。
作り方は、ウォッカ漬けと同じです。ウォッカをオイルに変えただけです。
こちらも2週間放置してから、ガーゼなどで漉してオイルだけを取り出します。
こちらは、チンキ(ウォッカ漬け)のように1日1回振らなくても良い。
出来上がったら、保存期間は約3箇月。軟膏やクリームとして使用します。
内用では使用できません。
外用のみ。
さて、このカレンデュラ、なんの花かと思えば、なんと金盞花。(キンセンカ)

園芸でよく目にしていたこの花は、私的には、なんかあまり好きじゃなかった。
なんか目玉みたいで、仏花っぽくもあり、ちょっと気持ち悪っぽいと思ったことも
ある。
イヤ、ごめんさない。
「Calendula Officinalis」(カレンデュラ オフィキナリス)という学名が
ついてるほどで、薬効効果が素晴らしい。「オフィキナリス」とは「薬効の」
という意味なんだって、こないだ習ったね。
有効成分は、カロテノイド(ルテイン、リコピン)、フィトステロール(タラキサ
ステロール)、フラボノイド(クエルセチン)、苦味質、多糖類、精油。
作用としては・・・
皮膚、粘膜の修復、消炎、抗菌、抗真菌、抗ウィルス、鎮痒。
こんなにすごい効果があったんですね。
しかも花びらだけにするとすごくキレイ

2週間後が楽しみです。
※ちなみに、これを「マリーゴールド」と言う呼び名で言われる場合も
ありますが、園芸のこれ↓ではありませんので、間違いのないようにね。

リンク先のウィキペディアで見ると、学名が全然違うのね・・・。なるほど。
植物療法で「マリーゴールド」と言ったら、カレンデュラ(金盞花)のことと
覚えておこう。