そろそろ世間では卒業の季節、別れの季節です。
うちの会社で夜ずっとバイトしていた大学生の男の子、こーちゃんが3月で大学を卒業し、
4月から就職ということで、卒業旅行やら、就職の準備やら何かと忙しいので、
ちょっと早いけど昨日でバイトを辞めました。
約1年半のつきあいでしたけど、あっというまでした。
お別れに何かプレゼントでも・・・って考えたんだけどね。ていうか、昔の私は
けっこう熱い人間でこういう時、必ず何か餞別をあげていたんだけど・・・
でも、今回はすごく悩んだ末、何もあげずじまいで終わりました。
そして・・・、別れに際しても、悲しまないって決めていました。
感傷的な心というのは、とうの昔に捨て去ったから。人に対していろんな意味で
熱い想いを抱くのは、もう2年前のあの時から金輪際、一生涯、二度とやめよう
と誓ったし、あれ以来、人に対して、親近感を持ちたくなったりしても
心の中でその気持ちを一生懸命ぶち殺して、一切感情を持たないようにして来たから。
仲良くなって裏切られることはもういやだから。
冷たい自分を演じて来て、それがいつしか本当の自分になってきていた。
いや、冷たいっていうと、いじわるをしたりって思われるから言葉が違うな。
そうじゃなくて、決していじわるしたり、本気暴言吐いたりとかそういうことはしないん
だけど、つまり、要するに「人に対して無関心」「人と関わらない。」という
ふうにしてきたから。
こーちゃんも、きっといい人なのかもしれないけど、でも私は過去のトラウマがひどく、
何かにつけ、過去のあのシーンが脳裏をよぎるから、こーちゃんともとくに
関わらないようにしていた。仲良くしなければ傷つけられることもないから・・・
だから昨日の別れは意図的にあっけなくした。
食事をおごったり、缶ジュースをおごったりしている人もいたけど、私は考え
すぎてできなかったよ。
でも、これでよかったのかなと思ったりもしている。
でも、これでいいんだよって自分に言いきかせる。
どうせ、あんたがやさしくしたって、他人はウザイと思うだけだから、やめとけって
もう一人の自分が言うから・・・だからこれでよかったんだ。
でも、こーちゃん、アニメの「うっかりペネロペ」みたいな癒しのキャラ、今までありがとうね。
これからもがんばってください。明るい前途を祈っています。