「ん゜」という世界観

「ん゜」vol.14、無事終了いたしました。今後は細々とレコーディングっす。

君がカンイチ、僕がジュリエット

2005年11月30日 | 「ん゜」関連のネタ
ここ最近、俺の車のカーステでは「ユニコーン」がずっとかかっています。っていうか車内で熱唱しています(笑)。ユニコーンの曲って、歌うと物凄く気持ちいいんですよ。高校の時、カラオケに行ってはみんなでユニコーンを大合唱していたこともあり、よほどマニアックな曲じゃない限りほとんど歌えてしまいます。

奥田民生手島いさむ、堀内一史(EBI)、阿部義晴、川西幸一という豪華な面々によって、ユニコーンという偉大なバンドは形成されていました(ちなみに阿部加入前のキーボードは向井美登里)。ここまで違うタイプの音楽人が集まるバンドは、今までもこれからもいないのではないでしょうか。テッシーは最初から最後までハードロッカーだったし、アベBはボーカルよりも目立ちたがり屋なエンターテイナーだったし。そして演奏スタイルも他のメンバーに合わせることなく、それぞれがやりたいようにやっている。それが一つのバンドで融合すると、他のバンドでは表現できないような、音楽ジャンルそのものが「ユニコーン」と言うような感じの曲になっていました。当時はそんなスタンスが「色物」だとか表現されたりもしましたが、どんなに批判されようがユニコーンはずっとマイペースでした。我がリザストも、メンバーそれぞれの音楽のバックボーンはバラバラです。それでも一つのモノとしてまとまって行けてるのは、ユニコーンのようなバンドがいたからなのかも知れませんね。ジャンルが違うからこそ生まれる新しいもの、そのヒントはユニコーンに与えてもらったのかも知れません。1993年9月21日、ユニコーンはライブでも音源リリースでもなく、ラジオ出演と言う普通ではありえない形で幕を閉じました。終わり方までマイペース、カッコよすぎますよね。

民生は今さら説明するまでもなく、ソロ活動、プロデュース業と大忙し。テッシーはいくつかのバンドを渡り歩き、現在は音楽活動を休業中とのこと。EBIは伝説のロックバンド「ARB」に正式加入し、黙々とベースを弾き続けています。アベBもソロ活動をしながら、「氣志團」をプロデュース。一足早くバンドを脱退した川西氏は「VANILLA」を経て、現在は元ジュンスカの宮田和弥氏と共に「ジェット機」で活動中。それぞれがユニコーン時よりも確実にパワーアップしている今、ぜひとも再結成が望まれるバンドですよね。