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コミンテルンという慰め

2014-11-24 18:01:03 | アジア情勢複雑怪奇

特に深い考察という話じゃないけど、ふと思いついたメモ。

過去数年か10年ぐらいか、ネット上にはやたらに「コミンテルン」という語が見える。あ、田母神さんが大っぴらに言いだしたことが一つのきっかけですかね。

コミンテルンが大問題なのはまったくその通りだけど、コミンテルンはソ連と同義語ではないし、むしろボルシェビキによる革命を推進したネットワークによる活動の隠れ蓑として機能した主体ではではないのか、というのが現在の私の考え。かなり似てるのが、カラー革命やってる人たち(笑)とか「ネオコン」と言われている人たち、って感じ。

今現在も活動中よ!

アメリカ製コミンテルンを連れ戻せ

そんなことはともかく、で、なんでコミンテルンという語をそんなに多くのネット上の人々が取り上げるのか、分けても保守派という名の右派が好んで語るのか。

恐らくこれは、反共思想という名の反ロシアの流れで、なんでもいいから悪いことはとにかくソ連だったと読ませて、日本を反ロシアに引き留めたいってことなのかしらなど思っていた。

でももう一つ、というか、もうひとこえあったんだなぁと今日気がついた。

今日、たまたまリンクをたどって辿った先で、西尾幹二先生の2011年8月の記事にたどり着いた。そこには、

真珠湾攻撃70年にも思い馳せる震災下の8・15 
http://www.nishiokanji.jp/blog/?p=1091#comments

という記事があって、この記事は西尾先生によるある意味でGHQ焚書図書シリーズがもたらした価値ある発見の一つと言えるんじゃないかと私が思っているこんな文章が書かれていた。

 日本人は戦後、なぜわれわれは米国と戦争する愚かな選択をしたのかと自己反省ばかりしてきた。しかし、なぜ米国は日本と戦争するという無法を犯したのかと、むしろ問うべきだった。

実際、日本の考えや行動とは別に、アメリカにはアメリカの側のユーラシアへの欲望、野望があって、それによって日本は日露戦争後から殆ど意味不明なまでに苛められていた。そのことを思い出しましょう。そして、そこから考え直しましょうという話なので、別に感情的な反米を煽っているわけでもなんでもない、と私は思う。

で、この翌日の記事に興味深いコメントが載っている。どなたなのか存じませんが、

コミンテルンにしてやられた、日米ともども、でしょ?
日本はまだその反省が足らない、というか(一部を除いて)理解すらしていない段階。

ああそうか、と思ったわけですよ。

コミンテルンという謎の組織を独立させてしまってその影響力を巨大なものとすれば、日本もアメリカも犠牲者になるんだなと。

アメリカの過去や現在の悪事をそのまま見たくはない、だから、お互い騙されたたんだ、という話に持っていきたいという心理ドライブがかかるんだろうな、と。

つまり、日米が反目しないためには、コミンテルンが必要なんですね(笑)。

だもんで、右派の人たちがさかんにコミンテルンが悪いっていうんでしょうね。多分。でもって、ルーズベルトの陰謀こそ日米開戦の原因という話に大きくフォーカスがあたるのも、コミンテルンの陰謀だったら、一般のアメリカ人も日本人も敵対しなくてすむ、ってことなんじゃないでしょうか。(コミンテルンが全く要因でなかったとまでは思いませんが、程度問題または定義の問題でしょう)

でも、よく考えると、そのコミンテルンを大きくデビューさせることとなったソ連の共産主義体制というのは、ボルシェビキによる皇帝を含むロシアへの暴力沙汰がきっかけで、そこには一般のロシア人は全く関与していない。それどころかロシア人たちは殺害され、迫害されている側だ。

ということは、コミンテルンの犠牲者には、日本人、アメリカ人だけでなく、ロシア人も含まれる、んですよね。あはは。

いずれにしても、そもそもコミンテルンとは誰のこと言うてんねん、とりわけ、資金源だれやねん、をそろそろ考えるべき、ということでしょう。

ちなみに、ロシアの社会学者が言っていたところによれば、ボルシェビキ革命の理念部分をつかさどっていたのが、いわゆるコミンテルン ComIntern でこっちが左、資金部分を担ってたのが FinInternでこっちを右と考えるらしい。

なんか、米民主党介入主義者がComInternで、共和党のウォールストリート リパブリカンと言われるグローバル資本家傾向の人たちが FinInternと考えると辻褄が合いそうでちょっとおかしい。あはは

で、両方合わせてグローバリストと共産主義者は一緒だという話に行くわけですかね。

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