レーダー問題は韓国が日本の低空飛行を非難するという展開。なんてか最初からそうやん、としか思えない。一体何これ?といった話なのだが、これはやっぱり韓国と北朝鮮が南北鉄道を繋ぐ着工式の翌日に事件化されていることからも、日本政府による日本国民のためのお騒がせ情報?
あるいは、北朝鮮の人を救助しているところを接近撮影して、何か積み荷らしきものを見つけてそれを根拠にひと騒ぎ起こそうとした、みたいな感じ?
ところが、韓国がマジで受け止めて反応した。今ここ、みたいな?
どうでもいいが、そんなことより、この程度のことで国交断交だの宣戦布告に等しいだの馬鹿が束になって登場していることが嘆かわしい。
日本国内には日本を永遠の大陸に向けた狂犬にしておきたい、工作員みたいななのがいるんですよ。バルト三国あたりとそっくりだなって感じ。
それ以外の一般国民は、まずそこを認識したらいいと思う。その人たちは到底真面目でも到底誠実でもない。目先のことしか見えない人たち。
そんな日本をさておいて、1日には北の金さんがトランプにいつでも会えるよといい、翌日トランプは、金さんからのレターを受け取った、近く会うだろう、と返事していた。
Trump says he will meet Kim soon, receives letter from him
https://www.rt.com/news/447954-trump-meeting-kim-letter/
北朝鮮問題は戦後体制そのものでもあるから簡単に話がまわるとは思わないけど、一般的な国際状況として、偽の対立、対立のための対立にみんな疲れてるって感じがする。
アメリカでも、シリアからの撤兵を支持する国民に対して、永続戦争論者が頑張ってるけど、国民の支持が減るとは思えない状況なのもそれでしょう。もういい加減その嘘だらけの「オフィシャル」だの主要メディアの言辞に飽きてる人が多い。
そこで永続戦争論者がたとえ事件を起こしても不審感が来るし、事件のアラを探し回って暴露しようとするアメリカ国民をはじめとする各国民は鵜の目鷹の目なので、この傾向をひっくり返すのは大変。
■ アフガンはソビエトの隣だったし
そんな中、嘘に飽きてる大物がここに一人。
トランプが、なぜアメリカはアフガニスタンを撤退すべきなのかを説明する下りで、それってほとんどソビエトのアフガン「侵攻」もやむなしみたいに聞こえるわけだが、ということを言ったというのがチラリと話題になっている。
Did Trump endorse Soviet intervention in Afghanistan… or disavow US backing of jihad there?
https://www.rt.com/news/447968-trump-afghanistan-soviet-jihad/
https://twitter.com/kylegriffin1/status/1080549357232025601
こんなことを言ってる。
ロシアはかつてソビエト連邦だった。アフガンがロシアを作った。なぜならアフガニスタンで戦ってソ連は破産したから。
このへんはまぁ普通。
さらに、ロシア、インド、パキンスタンはみんなアフガニスタンの近隣諸国だから米国に期待するんじゃなくて、そこにあるテロリズムと戦うしかない、といい、
「ロシアがアフガニスタンにいた理由は、テロリストがロシアに入ろうとしていたから。彼らがそこにいったのは正しい」
「問題は戦いが大変だったということ。だから文字通り破産した」
“The reason Russia was in Afghanistan was because terrorists were going into Russia. They were right to be there,” he said. “The problem is, it was a tough fight. And literally, they went bankrupt.”
まぁその、あんまり適切な語り口ではないし、ソ連も別にこれで破産はしてないだろうが、しかしこれで国内的にも疲弊しまくって、だんだんまとまりがなくなったことは事実でしょう。
あの時も今のシリアと同様、アフガニスタンの政権がソビエトに支援を頼んだからソ連が軍事作戦を展開してムジャヒディーンと戦いだした。
そして、このイスラム教徒の集団は、ソ連が来たからそれに反抗したという人もいるが、もっと前からアフガニスタンに入り込んでいた人もいた。シリアやチェチェンと同様のパターン。
で、アフガニスタンを不安定化させていたことは、既に、その作戦を書いたブレジンスキーが、何が悪いっていうんだ、ソ連を倒すより重要なことはないと悪びれずに語ったことが知られている。
言質を取ったのは1998年のフランスのLe Nouvel Observateur誌。これも有名ですね。
Brzezinski : « Oui, la CIA est entrée en Afghanistan avant les Russes … »
http://www.voltairenet.org/article165889.html
で、ムジャヒディーン作戦などという野放図なことを始めなければ、ビン・ラーディンもないから「テロとの戦い」とかいうアホな自作自演・自爆で大量の人間が死ぬことも、その過程で無軌道に反米感情がもりあがって米兵が死に、アメリカがこれほど嫌われることもなかったと言えますね。
だから一般に、アメリカのリバータリアンなんかは、一見すると自由の戦士のランボーを好みそうだけど、実はムジャヒディーン作戦には批判的。だから、トランプの言辞は、基本的にOK。
ただ、そうすると、みんなして、ソ連は悪い奴~~と大声で騒いだ過去が問われる(笑)。だってこれでモスクワオリンピックをボイコットしたわけでしょ、みんなして。バカみたいな話。
自作自演でムジャヒディーンを作って、困ったアフガニスタンの政権が、親ソ政権だから当然ソ連に支援を求める、軍事作戦になる、そしたら、それ!!!! ソ連は侵略者~の大合唱にし、他方でみんなしてムジャヒディーンを支援しよう、自由のための戦いだ、とかやってた、と。
個人的に、ソ連がアフガニスタンに軍を進めた直後の新聞を、正確にいえばそのインパクトを私は覚えている。朝日新聞の朝刊に、横組みの大きな文字で、ソ連アフガン侵攻、と書いてあったと思う。
考えてみれば、アフガンスタンに武装集団が入り込んで政情不安になって、そこにアフガニスタン政府が求める軍事支援をするソ連の行動は、ソ連アフガン「侵攻」ではない。侵攻というのは、ナチがソビエトに侵攻する、みたいな話。
また、アフガン問題が長期化したからこそソ連の失敗となったけど、当初は、事件の大きさすら未定のはずでしょ?
にもかかわらず、最初からでかでかとこれは大事件だと扱ったということは、既にこれはソ連の侵略とするという絵図が規定路線として世界中のネットワークを従えて出来上がってたということなんでしょうね。911とか、ウクライナのマレーシア機事件みたいだ。
私はソ連というのはある日突然アフガニスタンに侵略していく国、という印象を持ちましたし、その印象は次の20年、別に一貫してそんなこと考えてるほど政治的な子供でもなかったので概ね忘れてたけど、心には残っていたと思う。
それが、えええ??となったのは、上のブレジンスキーの話。世の中そんなことってあるの?と最初は信じなかった。こういうのってガセ?みたいな反応と共に、しかし記憶し、その後の事件や成り行きの中でだんだんと確信していった。
ヌーヴェル・オプセルヴァトゥールの記事が出た頃は、ユーゴスラビア解体が終末に差し掛かり、コソボ解放軍の糞っぷりが少なくとも関心のある向きには知られてて騒ぎになっていた頃ではなかったかと思う。
前にも書いたけど、私がアメリカというのは私が考えているより遥かにトンデモナイ国であるようだと得心していったのはユーゴスラビア解体がきっかけ。
パソコン通信からインターネットの走りのようなものが出来上がってきていた時代で、それが面白くて、随分と課金を使って、辞書引きながら外国の記事を読みだした。懐かしい。
ということで、そんなアメリカの大統領が、テロリストがいたからソ連はアフガニスタンに出て行ったと言い出すとは!! 世の中面白いが、主流メディアというのはなんと罪深い存在なんだろうかとの思いひとしおでもある。
いやほんと、アホな時代でした。
でもって、もうムリって感じになるのも無理はないでしょう。だってず~っと嘘をつくって大変だもの。
傭兵を雇うにはお金がかかる、傭兵をやめるにはもっとお金がかかる by プーチン
を敷衍すれば、
傭兵シナリオを作るにはお金がかかる、傭兵シナリオを継続するには壮大なリソースが必要だ、
って感じ。みんなで嘘を共有しないとならないですから。
北の漁船と 韓国海軍 と日本海軍 という構図にして
やれ 何だかんだ やってるんじゃない
米が 放置してるのも 黙認してるように思える
民主的といえばそうだが、チリでもそうだったように、CIAの餌食になりやすい、革命はリーダーシップのある有能な人物が必要。でもそう人物は独裁だと攻撃されますね。
それに対抗する宣伝技術も稚拙で、圧倒的なブルジョアジャーナリズムにやられた。
ネットなどない時代でフツーの人間は新聞・テレビ・雑誌からの情報しか取れなかった。
でも今の日本は、30年前より井の中の蛙で悪くなっているようです。
日本が、北朝鮮は悪い奴と大声で騒いだ過去が問われるターンが回ってきますね。北朝鮮の政体はどうなのよみたいなのはまだ言い訳の余地があるけど、飢えろ凍えろ言ってた愚か者やそれを現実に実行する経済封鎖やら圧力やらは言い訳無理でしょ。そこに生活が有る限り、飢えろ凍えろはダメ絶対。
なお、怪しい人が怪しげな人を助けたみたいな話で、籠池さんがゴーン容疑者に毛布差し入れたみたいですね。経験者が後輩のためにノウハウと必要なものを提供すると言うのは至極当然であり、寒さが心理状態に与える影響を考えれば容疑の事実関係がどうであろうとも籠池さんのこの行為は正しい。
ほんとですよ。経済制裁で一般人を植えさせる主義はネオコン(というよりUK)の得意技ですが、日本も、北朝鮮の国民を植えさせろと言ったに等しい石川県知事がいるわけで、このメンタリティーをなんとかせんといかんばい、と思います。
遅くなりました。アフガニスタンの当時の政権は普通に開明的で、インフラも整備されつつあり、女性が大学行ったり、ミニスカートはいてたりという話や写真は私も聞いたり見たりします。
だけど、おっしゃるように維持できなかった。それはやっぱり今いろんなところで見るように要路にある人が西側(必ずしも米英でないかもしれない)のトラップに乗っちゃった、ということなんでしょう。
みんな、まさかこんなに悪辣だとも思わなかったでしょう。
多くの人が西側のあくなきレジームチェンジ志向に気づくことが、混乱を防止する大きな力だと思います。
P-1機は日本海の海域の中から韓国海軍の艦艇が「何かやってる」と感づいたから接近した。考えられるのは、無線傍受でSAR(捜索救難)を探知したか、FCSレーダーの波長を受信したかのどっちか。たぶん後者だ。海自の現場レベルはSAR(捜索救難)の危険性を知っているし、人命救助中に何の協力も呼びかけずに低空接近するほどクソではないはず。韓国語で交わされている無線を傍受してリアルタイムに状況を理解できるとも思えないので、FCS系のレーダー波長を感知して「ん?なんだ??」と現場を確認しようとしたと考える方が自然。防衛省が発表した動画でも「この音(FCS系だから)覚えておいてねー」ってパイの音声が拾われてるけど、FCS系のレーダー波を出しているところに自分で近づいていってるのだから、P-1側に電波が届いてしまうのは当たり前のこと。MW-08を水上モードで使用したってことだけど、レーダー波は水平線を指向して射たれてるから、ビームを拾うために低空接近したとも裏読みできるかもしれない。安倍ちゃんチームは国民の軍事知識の無知に漬け込んで、レーダー照射=ロックオンだと混同させるような印象操作をしているが、海自の哨戒機は外洋パトロール飛行で周辺国軍の電磁波を収集するのが主要任務の1つだからこんなことは日常茶飯事に起きていて、現場レベルでは問題になるような事象ではない。パイも「離隔した方がいいかなー」って程度の反応しかしてないでしょ。
これは現場はまぁそんなものという問題でしょう。
問題はそこではなくて、その状況を岩屋が大変だ大変だにしていったところ。一方、この人が現場に張り付いてみているわけではないのだから、自衛隊の現場の出来事を事件化した人がいるということ。