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EUはロシアにとって信頼できないパートナー by ラブロフ

2021-02-07 17:54:09 | WW1&2
今現在、欧州連合の外務・安全保障担当上級代表ジョセップ・ボレルさんが、モスクワにいる。



3日ぐらい滞在するという話だが、5日に初日のご挨拶みたいなのが出てきて以来音沙汰がない。

そしてその初日にロシアのラブロフ外相は、EUは現在のところロシアにとって信頼できないパートナーであると前提しないと私たちは生きられない、という外交官ラブロフらしからぬ、物凄い強いコメントをした。記録のためにエントリーしておきたい。

EU remains unreliable partner for Russia for now — Lavrov

Moscow had already got used to unilateral sanctions from the EU that have no legitimate grounds. "Therefore, we organize our life coming from the premise that the EU is not a reliable partner, at least at this stage," the minister stressed. 


もうEU各国と付き合うと気がふれるので、最小限にしたいと言ってもいいぐらいにEUの腐れ具合は酷い。

ナワリヌイとノードストリーム2が天秤にかかると思ってる、そのやり口がバカすぎる。

しかし、狡猾以外に何の得意技もないドイツなどは、財界やメルケルがノードストリームは続行だといい、外相が、ナワリヌイを釈放せよ、愚か者ロシア、といった態度でくる。

最近では、ドイツの外相はベラルーシの野党を支援するのだそうだ。

‘Genie’s out of the bottle’: German FM pledges €21 million to help Belarusian opposition, ‘oppressed people’


つまり、実を取って、ロシア中傷も取ってアメリカと並ぶ、という本人にとっては利口なやり口かもしれないけど、ロシア人にとっては踏んだり蹴ったりなことを本気でやる。これがドイツ、これがヨーロッパ人なる種族。

だがしかし、ノードストリーム2を失うことはロシアにとっては損失だが、ドイツにとってエネルギー政策の見直しなんだから、どっちにとって重要かと言うとドイツなのだが、それでもやる。

この事情が3日や3か月で解消できることはまずないのだが、なぜだかEUの外交部がモスクワに行っているので、何かお話があるんでしょう。


ラブロフとプーチンは去年から異口同音に、EUまたはEU各国に様々なウォーニングは投げている。

この間のダボス会議では、プーチンが「グレートリセット」派代表のクラウス・シュワブに、ヨーロッパ文明としてのロシアとヨーロッパについて語って聞かせていた。シュワブは何もわからないだろうと思う。そういうことを考えられる脳みその人には到底思えない。

その中で、プーチンは最後に、要するに、愛のようなもの、片方だけ愛してると言ったって愛は成り立たないでしょ、と呆れ気味に語っていた。まさにそれ。

ただ、その伝でいえば、ヨーロッパ人は、強姦して口を縛れば成り立つと発想するかもしれないから、ここでもプーチンとはかみ合わないかもしれない(笑)。

現状に即していえば、ヨーロッパ側が、ロシアから収奪した、しようとしていたそのプランをまだ続けたくて、馬鹿な話をさんざん作って、ロシアを分断しよう、プーチンを倒そうとありとあらゆる糞を投げつけておきながら、何かしてほしい時には、ロシアは当然こうするべきだと言うのが通例。

できることならするだろうが、もはややれることには限界があるとラブロフたちは主張しているのだが、それでも聞く耳を持たない。

というより、現実的には、欧州寡頭勢力、つまるところ「マスター」が言うことを聞かせないから、その間に立って欧州の官僚群(政治家を含む)はおろおろとアホなことをしている、といった感じだろうと思う。

具体的には、多分、ユコス問題のオリガルヒが、ロシア政府に対して、邦貨で言えば5兆円を払えと言ってるという、頭のおかしい裁判のこととか、2014年のマレーシア機撃墜の裁判などの問題がかなり重要な問題なのではなかろうか。

Russia slams ‘immoral’ claims from oligarchs over collapsed Yukos oil empire as final showdown around $50bn legal case begins

$60 billion court battle: Russian deputy Justice Minister says Yukos oligarchs seeking 'legal protection for illegal behavior'


どちらもロシア国は被害者なわけだが、オランダのハーグを中心に、裁判というより「ご宣託」のようなものが作られる。

マレーシア機撃墜は、オランダ人、オーストラリア人など298名が亡くなっているため、裁判をしないわけにもいかず、結果的に、裁判所はありとあらゆる妨害に加担して、マレーシア機はロシアが撃墜したという、オバマがその日のうちに結論した路線で話を作ってる。これで本当にオランダ人は納得しているんだろうかと口あんぐりだが、彼らに何かできそうな感じはない。

西側に法の支配や裁判の公正さがあると考える人たちは、強姦魔にモラルがあると思ってる人ぐらい愚かしい。

ということで、何が出てくるのか注目には違いない。実際の意味は、どんな魔法を使えばEUにメンツの立つようなことができるのだろうか?だろうと思うが。



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1 コメント

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Unknown (川口)
2021-02-08 02:42:45
珍しく誤字がおおかったですね。^^
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