gooニュースの一行ニュースに出ていて知った。
<辺野古承認取り消し>「やっとこの日が」県民、期待と不安
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20151013k0000e040062000c.html
沖縄・翁長知事、辺野古埋め立て承認取り消し
産経新聞 10月13日(火)8時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00000503-san-pol
沖縄県の翁長雄志知事は13日午前、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設で、公有水面埋立法に基づく辺野古の埋め立て承認に瑕疵(欠陥)があったとして承認を取り消す手続きを行った。午前10時からの記者会見で正式表明する見通し。
防衛省は同日中にも同法を所管する国土交通相に取り消し処分の効力停止と処分の取り消しを求める行政不服審査を申し立てる。1週間程度で効力停止は認められる見通しで、防衛省は移設作業を進め、工事にも着手する。
また妙なことを・・・という気がした。
春先の話と同じではないの、これという感じ。
上のニュースの、「防衛省は同日中にも同法を所管する国土交通相に取り消し処分の効力停止と処分の取り消しを求める」という部分が、う~んと私は思うわけです。
今回は、防衛省が、公有水面埋立法の所轄官庁であるところの国交省に対し処分の取り消しを求めた。
前回は、防衛省が、水産資源保護法の所轄官庁であるところの農水省に対し処分の取り消しを求めた。
これって、適格な法の運用なのだろうか?
まったく不適格というのではないのだろうが、行政不服審査法ってこういうことを想定した法なのだろうかという疑念が残るわけです。
つまり、国の機関内で処分の取り消しを求めあうような制度ではないでしょ、これということ。
想定されている運営は、沖縄県と国との間で、なんだったか国・地方の係争を処理するなんちゃらかんちゃらで審議する、ではなかろうか。
話がごちゃこちゃしているけど、何がいいたいかというと、防衛省が各適用法の所轄官庁に処分の取り消しを求める行為というのは、実は法的にはなんの意味もない行動ではないの、これ?と思えるということ。
つまりつまり、報道的に騒いでいるだけ。
実際には、国と沖縄県という地方自治体が話し合う機会を持とうとしない、持っても折り合わないというのが肝要なんでしょう、多分。
でもそこを見たくないので、各適用可能法の所轄官庁をたらいまわしして、国側が法的にあたかもなにかできるかのような演出をしているだけなのではなかろうか?
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究極の「保守」政権ですね。自己保守にしか興味がない、と言う感じ。