種子法復活法案がともあれ提出、審議のところまでは来た模様。
この続き。
種子法復活へ法案 6野党が共同提出
一回でダメでもあきらめる必要なんかまるでないので、何度でもトライするべき。いやしてください、志ある野党の人たち。
しかしほんと、安倍時代というのは実質的に完全なクーデター政権だわなとこういうテーマでもそう思う。いろいろもう遅いんだけど、安保法制で倒すべきだった。あそこが分水嶺。このへんは昨日のお二人と同じ(白井聡×片山杜秀 日本は破局的状況に突入した)
しかししかし、狂った要素が出そろうための網だと考えてみれば、こうならないための何かをここからくみ取れるのであれば無にはならないだろと無理やり言ってみる。
私としてはこんなことを言う経団連は一般人の敵だという認識をはっきり持つべきだと思う。ほんと恐ろしい。
経団連会長、「痛み伴う改革を」
どこの世界にこんなことを言うリーダーがいるだろうとあきれる。あのアメリカでさえ、どこの会長でも、一般人を痛める改革を断行すべきだ、とは言わないでしょう。もっと別の理由を持ってくる。
前にも同趣旨のことを書いてると思うけど
- 閉鎖系の経済以外では、大企業または大資本の利益とそれ以外の人の利益は合致しない
- したがって合致させるためにはその接線のようなところで政府がコントロールを強めにする以外にない
- であれば規制緩和だの改革、改革というのはこれらに反している
といったことを普通に認識できる人があまりにも少ないことが日本の混乱を招いた最たる原因でしょうね。だから、ウォールストリートは批判できても、自分んところの財界も一緒だという視点がない。そしてこの傾向を支えるのが実は悪性(インチキ)ナショナリズムでしょう。同じ日本人だからという枠でものを見せようとする。
と、このへんを片山先生は非常によく言い当ててらっしゃる。だからこそ、もうダメポと思ってらっしゃる。
『近代天皇論—「神聖」か、「象徴」か』by 片山杜秀×島薗進