どうなるもんでしょうね。
EUは、米がかけたイランと付き合ったらお前を孤児にしてやるという制裁に従うな、従ったら罰則だ、という対抗措置を導入。
EU、イラン関連の米制裁を遮断する規則導入
https://jp.sputniknews.com/politics/201808075201216/
欧州連合(EU)が、米国による対イラン制裁をEU領域内で無効と宣言するブロッキング規則を発動した。7日、欧州委員会が発表した。
措置は導入したものの、各企業が今後の対米ビジネスを恐れて自主的にイランから撤退する、というのはありでしょう。それはそのビジネスの問題だしね。つまり、対米ビジネスへのエクスポ―ジャーが大きければそっちを取るし、ユーラシアへのエクスポージャーが大きければEU規制をたてに、いやウチはEUも怖いわけでして、とかいって様子見もできる、といったところか。
明確な規制を導入してくれるのは各ビジネスにとってはやりやすいと思う。
基本的にはしかし、現状はトタル(フランス)が撤退するらしいところを見ても、米主導に従う傾向が強いようではある。
が、しかし、よーく考えれば、フランス、ドイツあたりのいわゆるグローバリスト企業が手をこまねいて、はいはいトランプさんの言う通りという体制を取るのもよく考えるとおかしい。
これは、トランプ粉砕を意図して、一回かく乱するつもりとか?
グローバリスト極東代理人の日経のこのトーンも、用心して見ておくべきかも。
欧州企業、イラン撤退・縮小の動き止まらず
原油取引停止なら日本企業にも影響不可避
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3390989007082018EA2000/
グローバリストが現在最も心配しているのは、米の中間選挙。ここで共和党がトランプを支援しつつ勝つ、みたいな恰好になるとトランプ2期目が見えてくる。
グローバリストとしては何としてもこれを粉砕したい。だからこそFacebookだのyoutubeが、アホみたいに規制をふりかざして、自分たちの偽ニュースには知らん顔で、反グローバリストっぽい人たちを狙い撃ちしてる。
アレックス・ジョーンズがメジャーなソーシャルメディアから締め出されたのもその一例でしょう。この人たちは確かに怪しい、へんなことを言うことも事実だし、イスラム嫌い、チャイナ嫌いを伴うという点で、ヘイトと言われりゃそうかなというところもある。
でも、トランプを応援し、ジュリアン・アサンジュを応援し、クリントン(妻)はおかしな婆だ、メルケルは狂ってる、といったところを世に広めるにあたって結構大きな働きをしているのも事実。
特に、アサンジュを応援するグループとしてはかなり大きいかもしれない。
というわけで、イランものは用心して見ている必要があるんでないかと思う。