アメリカのマケイン上院議員がなくなった。
興味深いのは、米民主党支持者がマケインを共和党の良心などといってほめそやしている姿が散見できること。
これは、トランプを敵視しているからこうなるんでしょう。しかし、15年前、20年前の米民主党の支持者の中でマケインを良心などと呼ぶ人たちは相対的にいえば少数だったと思う。
中東やロシアを見ている側からすれば、マケインとはテロリストのお友だち以外の何物でもない。テロリストあるところマケインありといった写真が多数ネット上にもあがってる。ずっとそうだった。
そう、マケインはテロリスト側の強い味方だった。これが意味するところは、「テロリスト」とタグを付けられている人たちは、アメリカの傭兵だったということでしょう。
で、総じて考えれば、ステルス帝国支配とは、別の言い方をすれば二重支配と考えればいいんでしょう。
いわゆるディープステートなる人々が後ろで決める、その実行部隊は「テロリスト」(またはアルカイダ=人員の名簿)、正規軍の行動もここをフォーカスしながら動いている。
それに対して「表世界」というのが、私たちが知らされてる西側の支配体制というやつ。ここはだから、ここでけが世界であるかのような演技をしていた、と。(稀に、裏世界が見えてる人たちがいて、その人たちが多分、極右だの極左だのと言われ異端視されてきた、と言えるかもしれない。場合によっては、だが)
で、アメリカの軍事予算がどうしてあんなに大きいのかの理由もここにあるんだろうと私は思ってる。また、NSAというつい最近まで存在しないと表世界が主張していた機関もあるし、そもそも情報機関が17もあって分けわかめになってるこの混乱も同じ話の一端。
米軍の予算の使い道についてはたまに数字が出て来るが、総じていえば、若干の監査してみても膨大な使途不明金が出て来るばかりで、何がなんだわからない状態。
どうしてこうなるのか。それは何十万、何百万もの「テロリスト(アルカイダ)」およびその支援部隊を抱えているからではなかろうか、と思うわけですよ。
会社経営だって、1万人の従業員の給与計算、福利厚生、出張・宿泊・旅費交通費の清算 etc.って大変でしょ。それが10万人ぐらいいたとして、その人たちは隠れた存在なわけだから、あちこちで隠す必要も出て来る。ここに賄賂が必要になる。それも一時しのぎならともなく、恒常的になったらその賄賂、口止め料をずっと給与台帳に載せとかないとならない。
10万人どころか、最低でもブレジンスキー時代からとすると40年、延べ400万人とかそういうオーダーで該当者がいるかもしれない。そして、まさか米やNATOが直接雇うわけにもいかないから、そこに間接的な組織がいくつも入って、そこが下請け、孫請けみたいになってるでしょう。民間軍事会社などは、むしろこれを合理化するための彼らなりに「前向き」な再建策だったんじゃないかとさえ思う(笑)。
また、直近25年は、イラクやらリビア、イエメン etc.でなんの理由もなく民間人を100万のオーダ―で殺害し、インフラをぶち壊している。
思うに、この中からは米国またはNATO関係諸国を相手取り、損害賠償訴訟をやってみる価値のある案件は多数あるだろうと思う。もちろん米国またはNATO関係諸国は拒否するわけだが、そのためにはなんらかの書類の廃棄とか、大物ジャーナリスト、弁護士etcを抑え込まないとならないから、ここでもまた資金が要る。
紛争地から米国への政治的に特別な入国枠というのは常に存在しているものと思えるが、これも、元テロリストおよびその関係者に米で新しいアイデンティティを作ってやって、いい暮らしをさせてやる、といった仕組みがあったればこそだと思う。これもまた、ステルスプロジェクトの暴露や批判を抑えていた策の1つでしょう。
また、そんなことを誰にも思い起こさせないようにするために、恒常的にプロパガンダをぶち込まないとならない。ここでもまた金が要る。
ということを考えると、この「経営プロジェクト」は大変だとしかいいようがないのではあるまいか。しかも、そうやって殺人と破壊を行っても、それに見合った便益があるのかというとそれも怪しい。むしろ、シリア人の独立心に火をつけ、イラク人にもそれが伝播していく始末。そうなるとそれを糊塗するためにさらに傭兵が必要になる。
なんら前向きの要素のない、隠ぺいのためだけのために話を作り、金を払い続ける。
見合った便益として軍産が儲かる、と一般に言われるし部分的にはそれも真実だろうが、軍産にとって好都合なのは、トロトロ、ぐつぐついつまでも火種が尽きないというもの。が、ロシアが俺が相手だと正面から出て来たので、ここで天井を付けられたも同然。では代理戦争だ、と言いたかったわけだが、ロシア・イラン・トルコが結託した中東とか、中国とロシアが結託した中央アジアでできることには限界がありすぎる。なのでこれもできなかった(まだ油断はできないが)。
で、ここに、これもそれもドルが基軸通貨であるために刷り放題だからこそ出来る話という面も加わる。ユーラシア側のドル離れはこの「不採算・不道徳プロジェクト」と無縁ではまったくないでしょう。ということは、それを抑えるためにまた金が要る。
まさに、2014年にプーチンがISは傭兵だと縷々説明した時に、傭兵を雇うには金がかかる、傭兵を終わりにするにはもっと金がかかると言った、まさにその通りでしょう。
これは1年前の記事。ってことは、現在は3.5年目。
テロリストは傭兵なんだよ by プーチンから2.5年
この時、俺らは傭兵にいくら払ってるのかも知ってる、傭兵は金で動く人たちだから高い方に動く、などとも言っていた。要するに、かなり追跡データある、という意味なんだろうから、ここを抑えるために、ロシアを抑えにかからないとならない、ってのもあるんだろうなぁ。笑えるけど。
で、トランプも、NATOを時代遅れだ、などといいながら、総じていえば、こんなものは金がかかってどうしようもない、みたいなトーンを作って来た。
だけどNATO諸国は自前で結構な金を使ってるからアメリカだけが一方的な持ち出しとは言えないはずなわけですよ。
だから、問題はそこではなくてこの傭兵プロジェクト、二重行政、ステルス帝国の支配構造の生産性の無さ、将来性の無さを鑑み、このへんで一旦やめたいと思っている人々が米の中にも、西側の中にもいるということなのではなかろうか、など思う。
というわけで、テロリストの友マケインは、葬儀にはブッシュ、オバマは来てもいいが、トランプはお断りだと遺言してるらしいんだが、これはまぁ帝国側で立身した親子(マケインは結局海軍のエライ人の息子という位置取りですから)らしい、忠誠の立て方だと思えばいいんでしょう。
思わず笑ってしまいました。確かになんでヤバい人たちって記念写真撮るんでしょう。いや、やばいと思ってないから撮るんでしょうね。堂々と。
そのわりには、いろいろコソコソしてるんですが(笑)
またここにきて、突然メディアがロヒンギャを騒ぎ出した。五月蠅い。ステルスの巧妙な分断戦略。
オマエの葬式なんか、頼まれたって誰が行くもんか。