しかし本当に異常な政治世界になっておるな、という毎日ですが、なんといっても、アメリカと西側諸国が2014年のウクライナにおける暴力クーデターを8年間無視してそのまま来ているというのが、本当は大問題。
そんな中、クーデターの前、2014年2月4日に、駐ウクライナの米大使(パイアット)とアメリカ合衆国国務次官補 (ヌーランド)がウクライナを次に誰にまかせるかを電話で話して、ヤッツェにしようとか言ってる名高い動画がyoutubeから消えるという事件があって、抗議の結果なのかなんなのか、戻ってた。何でなのか現時点では不明。
しかし、良い機会なので貼っておこう。この動画以外にも多数あるけどこれはスクリプトが入っているので見やすいバージョン。その他ロシア語版などいくつもの言語で存在しているようだ。
Nuland-Pyatt leaked phone conversation _COMPLETE with SUBTITLES
で、こういう、あまりにもあさましい、あまりにもそれそのもののリアルすぎる話のリークがあっても、それでもマイダン広場の出来事は進行したわけで、これこそメディアが結託していなかったら絶対できない話だったなとあらためて思う。
(こういう景色が素晴らしいと思うのなら、今後はデンマークとかオランダ、イギリス、日本etc.で開催されたらいいのではないかと思う)
リークの会話のスクリプトは何度も出てきたことがあるけど、あらためて貼っておこう。このConsortium Newsの記事の後ろの方に入っている。
Nuland-Pyatt Tape Removed From YouTube After 8 Years
左ヌーランド、真ん中パイアット大使、右がポロシェンコ
どれだけ憎らしくてもソロスは政府職員ではないが、ヌーランド、パイアットは公務員なので、成り行き次第では逮捕、収監され裁判にかけられる可能性がないわけではないと思う。そんなことがアメリカで可能だとは今のところ信じられないが、しかし、ソロスよりは事件化の可能性があるので、楽しみにしたいものだ。
そして、つい先頃の世界経済フォーラムで、ソロスが、バイデンに言及していた。
WEF 2022, Davos - George Soros about Ukraine... pic.twitter.com/MT6BcdYOwl
— Wittgenstein (@backtolife_2022) May 28, 2022
ウクライナにとても深く関係していた1人についても話したいと思います、それはバイデンです、実際私はウクライナがらみでバイデンと知り合いになりました
ウクライナに関していえば、彼は私よりもずっと忍耐強かった
ポロシェンコをデモクラティック・リーダーにコンバートした
私はうんざりしていたが、バイデンがやりとげた
と、うれしそうに話してる。
これはつまり、オリバー・ストーンとロバート・ペリーによる、「ウクライナ・オン・ファイアー」の中での見解とほぼ同じで、それを当事者が認めた格好か。
追い出されたヤヌコビッチの行動をコントロールしていたのもバイデンとオバマで、その反対側のポロシェンコも同じ人々がコントロールしていた。
2014年のクーデターの時、これは革命だ、ウクライナはこれで永遠に変わったのだ、といったセリフがよく聞かれたけど、実際その「ウクライナ」はウクライナ地方に住む人々の人生とは何の関係もない、西側指導者層がほしがる場としてのウクライナだった。
つまりそれは、ナチとまったく同じ。ナチはロシア欧州部が欲しかった。共存するのではなくドイツ人を入植させるために欲しかった。だから現地民はいらない。だから行く先々がジェノサイドの連発だった。
21世紀に同じことをし始めた人々は、ナチのヒトラーと同じように、今度こそ違うと思ったのだろうが、同じように惨めな終わり方をするでしょう。
ただ、卑怯者の度合いが違うので、ナチよりも卑怯でくだらない時間が長く続く。その間、この手法のために多くの人々が意味のない不幸と意味のない不安を押し付けられる。
政治はどこまで行っても面倒で汚いものだとしても、何もここまで不潔でふざけたものになることはなかったろうに、と思う。
将に!と思いました。